面舵いっぱい
本日の行き先は聖地・小川山。
コバ・フォレスタ号に乗り込むクルーは以下4名、1000氏、コバ氏(船主)、ミケ氏、僕。いずれも屈強なセーラー(水夫)達である。
夜明けと共に池袋を出航、航路上(中央道)の暗礁(渋滞)をかいくぐり、大きなロスはなく須玉を通過。最寄りのローソンに寄港し補給をすませて09:00には目標の海域に到達。
天候は微風、曇り時々晴れ。絶好のコンディションが大漁を予感させる。
ヨーソロー
と言うわけで、無駄に船乗りライクな単語を連発しているのは当然「あの課題」をゲットしたからなんですが、まあ順を追って書かせてください。ちなみに小川山ってほとんど初めてみたいなもんなので皆について行くだけ。いつもありがとうございます。
目薬パチパチ 1級
まずはRock&Snow 2013 sept. に掲載された話題の新エリアでアップ。「素晴らしいカンテ 4級」を登る。確かに良い課題。もうちょっと手数があればモアベターなんですが贅沢ってもんでしょう。
お次は「目薬パチパチ1級」。1級でアップとか強がり言ってんじゃねーぞとお叱りを受けそうですが、全くご指摘の通り。スタートからして意味不明。フルロックでなんとかスタートは出来るようになるも、初手のデッドが止まらない。何度か繰り返すうちに止まるようになるが、次は二手目のフレーク取りで苦戦。
左手をデッドで出そうとするが方向が悪くミートできない。右手はバランスの問題で離せない。若干行き詰まっていると何気に右足が上がる雰囲気。試しにテキトーなフットホールドを見繕って提案。すると、1000さんがあっさり右手でフレークをとらえそのままRP。提案しといてなんですが意外にも絶妙の足だったようです。
続いてミケちゃんも危なげなくRP。自分の番が回ってきて若干プレッシャー感じつつも無事RP。いやーいいアップだったわ!
クジラ岩
アップという名の本気トライを終え、クジラ岩に取り舵いっぱい。駐車場から向かうと予想以上の大きさにテンションMAX。非常にかっちょいい。
早速本命である「エイハブ船長 1級」をトライ。もちろん狙いはFLASH。両手クラックからスタート。左手カチへ進みスメアを張ってスローパーへデッド。思ったより良く止まる。そして足をポッケへ上げてリップへ。更に左手もリップに上げいよいよマントル!ここ迄は初回トライとは思えないほど上出来。FLASHは目前かに思えた。
しかし、ここに来てマントルが核心って事を改めて思い知らされる。どーにも手が甘く右足が上がらない。やはり公式ムーブとでも言うべき「膝マントル」をやるしかないのかーとか考えてると手が抜けてきて粘る間も無くフォール。
うーん、持ってないすね。特にメンタル。
あそこまで行って落ちるとは我ながら情けないが、「膝マントル」を回避する手立ては無いものかと模索する。しかしリップフォールの無駄玉を打ちまくった結果、「膝マントル」しかないと覚悟を決める。
ライトスパイヤー 3級
同じ課題を連続トライすると疲労が一気に溜まるので、能動的サボリクライミングを導入。ジリジリとスラブを登って最後にデッド。割とドキドキする課題でした。
エイハブ船長 1級
リフレッシュを終え再びエイハブへ。「膝マントル」に挑む気合いも十分。更に上裸トライで気合いマシマシ。あとは時が満ちるのを待つのみ。と思っているとなんとミケちゃんがRP。さっきまでスローパーで落ちまくってたにも関わらず、一度止まるとあっという間に完登。マジですか。
これは何としても続かねばなるまいと一層集中するが、やはりマントルで手が抜ける。さらに度重なるトライによるヨレでリップ取りも怪しくなってきた頃、遂にRP。奥のポッケを取りクジラ岩の上に立つと、全然鯨の形はしてなかった(当たり前か)。
その後1000さんもRP。今日はセッション効果抜群で一人が登れると次に繋がる良い連鎖。
忘却岩
コバちゃんが「流れの中に 1級」を撃つので流れ岩へ。すると1トライ目であっさりRP。トライを見る間もなく終わってしまった。皆強えーな。その後「忘却の果て 初段」を触るが、左手人差し指と中指の爪を盛大に削って流血。そそくさと撤収。
ファンタジー岩
〆はファンタジー岩。「もるぼる 初段」の上部を1000さんと探るがスローピーすぎてなかなか解決できない。ある程度メドがたったころ、既に閉店作業完了なミケちゃんにケシかけると、なんと2トライで完登。言わなきゃよかっ……つーか強すぎだろ!!
その後1000さんもRP。本日の流れだとこのまま全員RPって感じだが、さすがにヨレでマントルでフォール。またしてもマントル!残念ながら宿題になってしまった。
とは言え、初見で1級を2つ1DAYしたので悪くはないかな。小川山、もうちょっと通います。