山の中を歩いていると、いきなりカッコイイボルダーが現れて、何やら登れそうな雰囲気がするのでちょこっと掃除して登ってみるとサイコーに楽しい。
既登課題かもしれないけど、重要なのは自分でラインを見つけることなので初登・既登は気にしない。
むしろ既登なら先人クライマーと時間を超越してラインを共有できたことが尊いと思える。
ってな感じで2017年は過ごしました。
年始に掲げた「心魅かれるラインや岩を自由に登りつつ、想像力を働かせるトラッドとかマルチに取り組みたい」という抱負は概ね実現できた一年でした。
岩場での過ごし方は特定の課題に拘ってトライを重ねるより、気になった岩をトポに依らず見たまま感じたままに登ることが多くなりました。
開拓っていうより沢の遡行で「一般的には高巻きみたいだけど、この滝直登できるんじゃね?ちょっと探ってみようかな…」みたいなノリに近いと思っています。
エリアの看板課題や名クラシック、自分にとっての高難度課題に取り組むのも素晴らしいことですが、同様に自分で見出したラインを登るのも素晴らしいと確信した一年だったかと。
まあ、実際には前年比で1/4くらいしか岩場に行ってないし、高難度をガッツリ打ち込む時間がないことは事実なんですが、そういった要因を差し引いてもこのスタイルはアリだな、と。
いわゆる「エンクラ」とはちょっと違う、クリエイティビティとスパイスが効いたクライミングを2018年も指向していこうと思います。
それでは本年もよろしくお願いします。