御前岩

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ちょっと前に御前岩に行ってきた。

花崗岩ハイシーズンに突っ込む仲間を見送り、近場の岩場でK井さんと登って「多摩の恵み」を飲むのが本日のミッション。

ちなみにどれくらい前かって言うと一ヶ月前。いやー時間が経つのは早いっすね。(*公開日時は調整してない)

もえぎ6b MOS

岩場に着くとエレファントロックの看板課題は混み合ってるので東面に回り込みアップ開始。

快適そうなコルネをサクサク登るぜ、と思っていたらおや、以外に悪い?いや、ちゃんと探せば良いホールドあるはず。あった、これか…いや、こっちか…?みたいな調子で登ってると結構なパンプ。そういやあ石灰岩ってこんな感じだったな。

落ちたらダセえなとか考えつつとりあえずオンサイト。アップになったんかなコレ。

ななめくじ6c+ MOS

南面に降りてボルダリーなやつを登る。ジムナスティックで面白かった。ちょっとだけ「DAIJA」を冷やかして移動。

ハートブレイク6b+ MOS

お昼を挟んで看板課題に戻る。計画通り午前中に一巡したらしくドローもない状態。意気揚々とマスターオンサイトを狙って取り付く。

快適に高度を挙げつつ中間部でややルートを外れる。冷静に修正してレスト。じっくりラインを読んで核心部を越える。長さ故にパンプの影響が大きいが無事に完登。よいラインをよいタイミングで登れてよかった。

ハルドラ7a MOS

続いて出だしがクラック、上部がハングという一粒で二度美味しそうなラインに取り付く。出だしのクラックはジャミングする必要一切なしだが一応試してみる。エッジが立ってて超絶痛い。

中間部は快適なアプローチという感じ。少しづつ傾斜が強くなりグイグイ登っていく。そこから先は情報無しで登ることをオススメしたいので書かない。良いラインでした。

締めに短いラインを登って終了。

帰りはバスを待つのが微妙な時間なので歩いて駅まで。30分弱くらい。駅前で「多摩の恵み」を買って電車に乗り込む。途中でトイレに行きたくなって下車したのはナイショだ。

長時間露光

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ご無沙汰です。ほそぼそと登っておりますが今年も花崗岩シーズンが到来しました。例年だと指皮のケアと体重のコントロールに苦心する季節ですが、今年はゆる〜く構えています。

クライミングに割ける時間はますます減少傾向で9月以降、ジム4回、岩場4回という感じですがそれなりにパフォーマンスも出て、何より岩は面白いです。

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登りたかった課題も登れて割と満足ですが、もうちょっと課題とがっぷり向かい合う時間も欲しい気もします。

ソーメイもよく登ってます。

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あんな人やこんな人もクラックに目覚めたり

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気になってたラインをトライしてみたり

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そう言えば岩小屋チムニー(発射台のある岩)が最高によいチムニーでした。とりとめないけど今日はこの辺で。

男鹿川 大下沢

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ミケコバと今季二度目の沢遡行。

仕事に忙殺されているミケちゃんのリクエストで「癒やしの沢」をピックアップ。前日段階ではスッカン沢に内定していた。が、当日朝になって「じつは2回行ってるんで、同じ山域のココどうすかね、癒し系っぽいし」という私のゴリ押しによって急遽変更。我々は日光へ向かった。

 

入渓

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入渓してみると水が冷たく水量も豊富。先日の白毛門がぬるかったのとはうってかわってキリっと冷たい。スッカンも冷たかったけどこの山域は水温低めなのかもしれない。

 

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序盤は小滝が続くが驚いたことに次から次に釜が出てくる。なぜかこの日に限って気温が低く、積極的に泳ぐ気に慣れない。しかし水も釜も美しい。

 

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滝はどれも快適に登れる。

 

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ナメも少しばかり出てくる。

 

ヒョングリ滝

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しばらく進むとシケイン状のゴルジュとなり6mヒョングリ滝となる。水量が多く水線突破は困難なので側壁から落口へつなぐ。蛇行具合が秀逸で自然の造形はつくづく面白い。

 

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しばらく平凡な渓相が続くが相変わらず釜は途切れない。

 

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林道が横切りさらに進むと脆そうな柱状節理が現れる。

 

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そしてミニゴルジュ。ここの地形も興味深い。柱状節理から礫礫した地層に明確に変わる。

 

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ゴルジュの奥には礫と滝。

 

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左壁を快適に登る。

 

ハング滝

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しばらく歩くとハング滝。カムがあるので左壁から突破できないか思案するが割と脆そう。リスはあるがブロックごと吹っ飛びそうなので自重。かわりといっちゃなんだけど倒木をトラバースして右岸から高巻く。なお、左岸から巻いたほうがどう考えても容易だが、この倒木をみて渡らないのはクライマーとして如何なものか…とミケが言ってました。

 

赤滝

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そして本日の核心部に到着。まずは左俣の直瀑が出迎えてくれる。

 

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赤滝へは前衛滝側壁を快適にへつりゴルジュから。

 

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ゴルジュ内には9m滝がかかる。ここも水線突破は難しそうなので側壁を登る。ホールドは豊富だが、どれもブロックごと脱落しそうで実にシブい。

中間部でテラスとなり、落口へトラバースするか直登して灌木帯へ抜けるか選択を迫られる。ひと目みてトラバースはないと悟ったので直登に活路を見出す。ちなみにプロテクションはない。探せばカムが入りそうなリスがありそうだが、荷重するとカムがブロックを押し出しそうな雰囲気。

少しでも手荒に扱うと根こそぎぶっこぬけそうな草付きを騙しつつ、5mm程度の生きのいい根っこを掘り起こして数歩進み、しっかりした根っこに到達。いやー充実…じゃなかった癒やされた。

 

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赤滝本滝は20m以上のスケールを感じさせる立派な直瀑でした。キャニオニングの対象としてラッペルすると楽しいのでは。

その後は左俣を少し詰めたところで稜線へと抜け、下山。落ち葉と腐葉土でフカフカした快適な下山ルートでした。

鼻ボルダー

theNOSE 鼻見つけた。鼻にしか見えない。多分初段くらいの鼻 #climbing_pictures_of_instagram

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下山後は鬼怒川の名もないボルダーで遊んでると、またしても自然の造形美に震えました。登りたいなー。

カサブランカ

 

というわけで3年かかってスーパークラッシク課題のひとつ、「カサブランカ」を登りました。

いやー、それにしても充実した。100%出し切ったクライミングでした。ですが嬉しい反面、3年経ってもあんまり上達してないんだなと、現実を突きつけられた気もします。

序盤に至っては濡れてる&ブランクのせいで上達どころか前回よりぎこちない有様。おかげで無駄な力が入って膝が強烈にガクブル。たしかに中間部のフレアワイドパートはこれまでのトライよりも確実に前進することができましたが、ジャミング云々より適切なサイズのシューズで挑んだことが勝因だとおもいます。まあギア選びもクライミングの一部なんですけどね。終盤では奮闘系の様相を呈しながらギリッギリの完登になりました。

ま、見てるほうは楽しかったかもね。次回はパリパリのカサブランカを快適にリピートしたいと思います。

 

ホリデー OS

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早々に充実したので快適そうなやつを登ろうと思って、ベルジュエールの大フレークをスケールダウンしたようなルートに取り付く。トポには「おそろしげなグルーブが…」とか書いてある上に初登は室井&吉川という快適とは程遠い条件が揃ってるのに何故か快適さを求めて取り付く。

果たして出だしから充実感あふれる展開だった。

フレークそのものは足を上げていけばランナウトもなんてことない、快適フレークでした。

 

シルクロード

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最後はM坂マンとスズメ氏に混ぜてもらってめっちゃ久しぶりのボルトルート。ミニマムボルトがかっこいい。ルートの展開もメリハリがあって非常に興味深い。ムーブはだいたい解決したので機会があればまた訪れたい。

天気予報は悲観的な内容だったが、結局雨は降ることなく夕方までガッツリ登って帰りましたとさ。

あ、ハイライトは以下のinstaをぜひご覧ください
 

白毛門沢

 

気が狂ったように熱い東京を抜け出して沢に浸かって来た。行き先は数年来行きたいといってた白毛門沢。メンツは昨年谷急を遡行したミケ&コバ&俺氏のトリオパーティである。

 

入渓

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駐車場から即入渓。堰堤を越えて少し行くと上越の沢らしく開けてくる。予想より水はぬるい。なにせ水上とはいえ最高気温は32度。まあしょうがない。積極的に水に飛び込むスタイルで遡行する。

 

ハナゲの滝

すっ転ぶ姿を見て爆笑するミケ&コバ

 

他のパーティやキャニオニングツアーに出会うことなく「ハナゲの滝」まで。今回はラバーソールを履いてきたのでスメアリング性能を試すには最適。と思ってたらミズゴケを踏んで盛大にすっ転ぶ。

 

優雅に釜を泳ぐミケコバ

優雅に釜を泳ぐミケコバ

「ハナゲの滝」を越えると優しい渓相が続く。釜に飛び込みながら進む。出合いをすぎると小瀧が連続する。できるだけ水線を攻めつつ、一箇所だけロープを出して左岸を登攀。

 

スラブ帯が続く

スラブ帯が続く

タラタラノのセン

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一般的には巻だが登れそうな雰囲気。まあハナから登る気全開なんだが。右壁は逆層に見える上、灌木帯が近いので却下。水流左の凹角から左壁にかけて登攀ラインを見出す。

そしてコバリードにて登攀開始。なんか出だしから悪そう。抜ければ多段テラスだから問題ないだろうと気楽に構えてるとヌメリがひどくて痺れる展開。

 

コバ、魂の登攀

コバ、魂の登攀

プロテクションはカム類を一切受け付けず残置ピトンやらRCボルト。もちろんグサグサに錆びている。

唯一乾いたハングを探るがこちらはホールドに乏しく、結局凹角に入り込む。その後も際どいクライミングで中間部の灌木帯に抜けピッチを切る。

フォローで登ってみたけど予想以上に悪い。コバ氏マジスゲーよ。ちなみに快適な2ピッチ目は私が美味しくいただきました。

 

落ち口から

落ち口から

充実の登攀のあとは癒やしのナメを登って大岩で昼休憩。

 

大岩直下のナメをゆく

大岩直下のナメをゆく

 

トップアウト

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詰めはルートファイティングを少々ミスって壮絶な藪こぎでピークに。下山はこれまた膝にくる登山道をなんとか降りきって無事終了。

帰りにみなかみホルモン亭ってとこによって補給。めっちゃコスパ良かった。大盛りごはんがどう見ても特盛サイズでした。

梅雨前に三峰

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梅雨入り前の三峰詣。ソロなので当然の電車利用。駅からは徒歩30分のアプローチだがバスの乗り継ぎが悪いので歩く。ちなみにバス通りより荒川右岸の林道を歩いたほうが快適。自信をもっておすすめしたい。

もっともこれまで駅から歩いてるクライマーを見たことはない。したがって誰の役に立つ情報かは謎だ。

そもそもエリア自体が閑散としている。いちばん多かったときでも10人に未満だったような… つまりあれだ、控えめに言って最高のエリアである。

涼しいマントル SD 初段

 

到着した時点で湿気がひどくこれっぽっちも涼しくないがトライ開始。前回ヨレて登れていなかったのでサクっと完登したいところ。取り付きは風が抜けて比較的涼しい。早々にスタートするが核心で落ちる。持ち感が悪い。何度かトライするがやはり止まらない。もしかしてとホールド位置をズラすとサクッと止まってそのまま完登。

うーん、これ、前回もヨレて登れなかったんじゃなくてムーブ解決中にホールドを間違って記憶して止まらなくなってたんだろうな。なんというか非常にショッパイ。まあ登れたからいいか。背後の岩の位置もピリリとよいスパイスになってていい課題でした。

ひも

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それから「ひも」に移動。クラックから生えてる木に蜘蛛の巣がびっしりでちょっと怯む。チャドクガの繭だとヤバイなーと思ったけど気合を入れて上裸でトライ。帰宅後背中が痒い気もしたけど多分日焼けだ。間違いない。

リップ直下のスローパーを叩くとことまで前進し、「おや、これはひょっとして今日登れるんじゃ…」とかスケベ心が出始めたあたりで一気のコンディションは下り坂。しかも12時あたりからサンサンと太陽が降り注ぐので次回に持ち越す。

上流部と対岸側とか

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上流部の小ぶりだが被った課題でテキトーに遊んで、ひも対岸にあるハングに回る。アプローチシューズのまま両足を川に突っ込んだのは内緒にしておこう。ハングは近くでみると圧倒的。うかつに手を出せる雰囲気ではないので、足元にあるボルダーの印象的なラインで遊んだ。

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涼しくなったら戻ってきたい。

一刀両断

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最近、ハングドッグやエイドに頼らないマルチピッチがやりたいなーと考えていたところ、M坂マンが「これからはグラウンドアップにこだわりたいと思います!」と高らかに宣言していたのでそれならっつうことで瑞牆の「一刀」に行ってきた。

ちなみに「一刀」はオンサイト・グラウンドアップによって初登され、終了点を含めてボルトや残置物は一切ない。フリークライミングの理念を体現したかのようなルートである。ルート上には25mの5.11aとか5.11bを含み、5.11aのクラックをまともにトライしたことのない僕には高嶺の花つーか、現実を見ろよ感抜群である。

 

アプローチ

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ゲート開放前なのでゲートから歩く。チップの駐車場まで10分前後。なんだ、近いじゃねえか。これまでゲートが開くまで指をくわえて待っていたことに激しく後悔する。

大面岩下ボルダーは誰もいない。ベシミを抜けて一気に大面岩基部まで。パノラマコースを少し歩き大面・小面間のルンゼに到着。念のため周辺を偵察、ルートミスの可能性は低そうなのでルンゼを進む。ルンゼ内でもう一度偵察を行いFIXロープを発見。チップから1時間10分前後で取り付き。

 

1P 5.9 OW

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9時45分くらいにM坂氏のリードでスタート。快適に下部を抜けてOWに突入。悶絶しつつも見事にOS。フォローは一旦空身で登り終了点から#5,6を持って下降、取り付きにデポ。すぐに登り返して2P目に備える。

 

2P 5.11a hand

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リードを交代して一本目のイレブンをOSトライ。クラックの中は少し湿っぽく、久しぶりの高度感からか動きがやや硬い。出だしのコーナーを超えてハンドサイズに突入し、カムを決めたところであっさりテンション。当たり前だけど簡単ではない。ムーブは探らずカムの効きを確認してロワーダウン。M坂氏に交代。一旦ロープを引き抜きリードでトライ開始。力強い登りでハンドクラックを前進しプロテクションをセットする、登れそうな雰囲気を放ちまくっていたが惜しくもフォール。

すぐさまロワーダウンして今度はロープを残したまま交代。ヨーヨースタイルのチームトライとでも言えばいいのか、適切な呼称がわからないがチームで高度を上げていく感じがこれまでになく楽しい。M坂氏の決めたエイリアンまで上がってムーブを起こす。しかしどうにもバランスが悪い。モカシムで来たことを後悔しつつ、せめて前進してカムを決めようと肚をくくったところでスリップしてフォール。じつにショッパイ。

ロワーダウンしてすぐさまワントライするがパンプが抜けずにフォール。交代したM坂氏は力強い登りでクラックの向こう側へ消えていった。つええ。

ちなみにトポにはナッツの記載があったが、二人揃ってどこで使えばいいのかわからずプロテクションはカムのみだった。

 

4P 5.11b

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この時点ですでにいい時間になってるので急いでハイライトピッチへ。目が覚めるような美しいクラックが威圧感のあるチョックストーンへと続いている。

チョックストーンに0ピン目をかけてM坂マンのリードトライでスタート。チョックにタイオフとか地味に楽しい。しかし出だしの凹角が思いのほか悪い。ヨレも相まってフォール。交代してトライするが確かに悪い。なんとなくそれっぽいムーブを起こそうとしたところでフォール。すでにヨレヨレ。ムーブは正解だったようでなんとか凹角は突破したが続かず。

ムーブ強度的にはボルトルートであれば問題なく登れそう、とか考えてしまったがコレが実力ってやつだ。

時間的、体力的にはもう少し前進することも可能だったが、敗退が難しくなると考えここで敗退を決断。カム回収はエイドでこなして懸垂下降を開始。後続パーティは著名なプロクラマーでサクサクと4P目を抜けていった(上の写真)。

 

グラウンドアップ

というわけで見事に一刀両断されてきました。冒頭でも触れたけどこれでもかってくらい現実を突きつけられた感じである。

しかしスタイルにこだわったクライミングは非常に充実感のあるものだった。

これまでマルチピッチでフォールした場合、レッドポイントより突破を優先してきた。まずはハングドッグでフリー解決を試み、無理ならエイドで突破する。そして次ピッチの登攀を開始する。

できることならフォールしたピッチをレッドポイントするまで次ピッチへ進みたくないという思いもあったが、後続パーティが来てるのにロワーダウンしてリトライするわけにも行かないし、ルートの屈曲次第では取り付きに戻れない場合もある。くわえてレッドポイントできたとしても、時間切れによって次ピッチへ前進できない可能性もあり、そう簡単な話ではなかった。

しかし、未解決のピッチをエイドで抜け、その先の冒険性を失ってまでトップアウトするのはあまりにも勿体無い気がしてきたとき、「やっぱ降りるのが妥当だよな」と思えるようになった。

とは言え理想とするスタイルはヨーヨースタイルでもピンクポイントでもなく、あくまでもレッドポイントなので精進したいと思います。

BREW DOG / FLYING DOG

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“Flying Dog” と呼んでいたラインが登れた。

ワンデイで登れるだろうとタカをくくっていたら、核心が予想より悪くてちょっと苦戦。いや、割と苦戦。さらに繋げてくるとリップ取りも悪くてコレまた苦戦。なんだかんだで2,3日を費やすことになった。

久しぶりにひとつの課題とじっくり向かい合った気がする。オンサイトや少ないトライ数で登るのも好きなんだけど、ムーブを練ったりラインを掃除したりするこういうスタイルも楽しすぎる。

ラインは岩の右端からSDでスタート。フック系ムーブを交えてフェイスからカンテをつないでリップに抜ける。上部スラブは草付きにキックステップを決めながら這い上がるワイルド系。ちなみに当初はカンテを使わないラインを夢想していたが、ハードすぎる上に限定臭が漂ってきたのでサラッと忘れることにした。

先人によって登られている可能性は大いにある。

だとしたら、とても嬉しい(スタートが…とか細かいことはどうでもいい)。そしてもし、先人がこのラインに名前を付けていたなら知りたい。ただそれでも、僕はFlying Dogと呼び続けてもいいんじゃないかと思っている。上手く言えないが、そういうクライミングができたんだと自負している。

先に登れたBrew Dogつながりでこの名前にしたが、日本では呑めないクラフトブルワリーの名前だ。いつか手に入れて、この岩の前で呑もう。

 

 

BREW DOG

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こちらは前回も触れたが、見栄えのするラインをダイナミックなムーブで抜けていく良課題。ノーマット、グラウンドアップ、掃除無しで完登。オンサイトとは行かなかったが、非常に良いスタイルで登ることができた。ダイナミックな序盤と、中間部のスパイシーな展開が三ツ星。グレード的にも幅広いクライマーが楽しめる。

なお、ガビガビに錆びたボルトが打たれていたので、ほぼ間違いなく登られているだろう。戌年にあやかってBrew Dogと呼んでいるが便宜的なものだ。だけどやっぱりPUNK IPAは旨い。

ちなみにBrew DogとFlying Dogの間にはまだ2,3本可能性がある。そしてこの岩の中央部、もっとも高いリップへのラインも存在している。ポテンシャルは計り知れない。

 

Alhena

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ふたご岩の足元にあるルーフ。地ジャンからはじまるオシャレ度の高いライン。ルーフ奥からハードなラインが引けそうだが自分のレベルではまだまだ。ふたご岩本体にも大きなハングがあるがフリーソロというべき高さ。ホールドも乏しくかなりの高グレードが予想される。

少し沢筋に降りると古い時代の石垣と遺鉱のような穴がいくつかある。ちょっと怖い。

 

その他

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亀岩の更に上部、針葉樹林から広葉樹林へ植生が変わったあたりのなだらかな稜線で見つけた。ロケーションは良いんだが、岩は脆い。ファーストトライはホールドが吹っ飛んで岩盤にお尻を痛打。尾てい骨割れなくてよかった。

 

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隣にはかっこいいカンテがあるのだが輪をかけて脆い。

基本的にこのエリアの岩は脆いが、稀に硬い岩が現れる。宝探しのように岩を探して、大切に登りたい。

低山バリエーションとボルダー

ここんところ忙しかったのでクライミングは控えめ。反面、お酒とご飯は控えるところ知らず。さすがに脇腹とかヤバいんじゃね?ってことで三連休の最終日、すこしだけ歩こうと思って奥武蔵へ行った。

いや、ホントに軽いハイキングのつもりだったんだ。

実際、最寄り駅に帰ってきたのは15時過ぎだったし。

ところがその短い時間の中でバリエーションルートとワールドクラスのボルダーを堪能した。

ホント山は何がおこるかわからない。

この時ほど、ザックの中にクライミングシューズがあってよかったと思ったことはないだろう。

バリエーションに関しては一般ルートが酷く凍結していたという怪我の功名だが、いい塩梅の稜線を繋いで下降。久しぶりの読図とかルートファインディングが楽しかった。

ちなみに見つけた岩は既に登られているようで、古いボルトがあったりチョーク跡があったりする。なお、今のところ詳しい位置情報は書かないつもりだ。

アクセス問題が理由の一つだが、岩を探すところから始まるクライミングが一番楽しいと思ってる。あなたの楽しみを奪いたくはない。是非探しに言ってほしい。

今回登った一本は既にスポートルートして登られている可能性が高いが、ボルダーとしては実践されていないと思う。とりあえず便宜上「BrewDog」と呼ぶことにする。今年の干支ですからね。

賀正二〇一八

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山の中を歩いていると、いきなりカッコイイボルダーが現れて、何やら登れそうな雰囲気がするのでちょこっと掃除して登ってみるとサイコーに楽しい。

既登課題かもしれないけど、重要なのは自分でラインを見つけることなので初登・既登は気にしない。

むしろ既登なら先人クライマーと時間を超越してラインを共有できたことが尊いと思える。

ってな感じで2017年は過ごしました。

年始に掲げた「心魅かれるラインや岩を自由に登りつつ、想像力を働かせるトラッドとかマルチに取り組みたい」という抱負は概ね実現できた一年でした。

岩場での過ごし方は特定の課題に拘ってトライを重ねるより、気になった岩をトポに依らず見たまま感じたままに登ることが多くなりました。

開拓っていうより沢の遡行で「一般的には高巻きみたいだけど、この滝直登できるんじゃね?ちょっと探ってみようかな…」みたいなノリに近いと思っています。

エリアの看板課題や名クラシック、自分にとっての高難度課題に取り組むのも素晴らしいことですが、同様に自分で見出したラインを登るのも素晴らしいと確信した一年だったかと。

まあ、実際には前年比で1/4くらいしか岩場に行ってないし、高難度をガッツリ打ち込む時間がないことは事実なんですが、そういった要因を差し引いてもこのスタイルはアリだな、と。

いわゆる「エンクラ」とはちょっと違う、クリエイティビティとスパイスが効いたクライミングを2018年も指向していこうと思います。

それでは本年もよろしくお願いします。

登り初めはソーメイのリードデビューでした。(1ピン目だけかけた

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