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男鹿川 大下沢

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ミケコバと今季二度目の沢遡行。

仕事に忙殺されているミケちゃんのリクエストで「癒やしの沢」をピックアップ。前日段階ではスッカン沢に内定していた。が、当日朝になって「じつは2回行ってるんで、同じ山域のココどうすかね、癒し系っぽいし」という私のゴリ押しによって急遽変更。我々は日光へ向かった。

 

入渓

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入渓してみると水が冷たく水量も豊富。先日の白毛門がぬるかったのとはうってかわってキリっと冷たい。スッカンも冷たかったけどこの山域は水温低めなのかもしれない。

 

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序盤は小滝が続くが驚いたことに次から次に釜が出てくる。なぜかこの日に限って気温が低く、積極的に泳ぐ気に慣れない。しかし水も釜も美しい。

 

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滝はどれも快適に登れる。

 

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ナメも少しばかり出てくる。

 

ヒョングリ滝

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しばらく進むとシケイン状のゴルジュとなり6mヒョングリ滝となる。水量が多く水線突破は困難なので側壁から落口へつなぐ。蛇行具合が秀逸で自然の造形はつくづく面白い。

 

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しばらく平凡な渓相が続くが相変わらず釜は途切れない。

 

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林道が横切りさらに進むと脆そうな柱状節理が現れる。

 

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そしてミニゴルジュ。ここの地形も興味深い。柱状節理から礫礫した地層に明確に変わる。

 

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ゴルジュの奥には礫と滝。

 

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左壁を快適に登る。

 

ハング滝

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しばらく歩くとハング滝。カムがあるので左壁から突破できないか思案するが割と脆そう。リスはあるがブロックごと吹っ飛びそうなので自重。かわりといっちゃなんだけど倒木をトラバースして右岸から高巻く。なお、左岸から巻いたほうがどう考えても容易だが、この倒木をみて渡らないのはクライマーとして如何なものか…とミケが言ってました。

 

赤滝

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そして本日の核心部に到着。まずは左俣の直瀑が出迎えてくれる。

 

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赤滝へは前衛滝側壁を快適にへつりゴルジュから。

 

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ゴルジュ内には9m滝がかかる。ここも水線突破は難しそうなので側壁を登る。ホールドは豊富だが、どれもブロックごと脱落しそうで実にシブい。

中間部でテラスとなり、落口へトラバースするか直登して灌木帯へ抜けるか選択を迫られる。ひと目みてトラバースはないと悟ったので直登に活路を見出す。ちなみにプロテクションはない。探せばカムが入りそうなリスがありそうだが、荷重するとカムがブロックを押し出しそうな雰囲気。

少しでも手荒に扱うと根こそぎぶっこぬけそうな草付きを騙しつつ、5mm程度の生きのいい根っこを掘り起こして数歩進み、しっかりした根っこに到達。いやー充実…じゃなかった癒やされた。

 

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赤滝本滝は20m以上のスケールを感じさせる立派な直瀑でした。キャニオニングの対象としてラッペルすると楽しいのでは。

その後は左俣を少し詰めたところで稜線へと抜け、下山。落ち葉と腐葉土でフカフカした快適な下山ルートでした。

鼻ボルダー

theNOSE 鼻見つけた。鼻にしか見えない。多分初段くらいの鼻 #climbing_pictures_of_instagram

Ken Yamagamiさん(@gamiken_kappalab)がシェアした投稿 –

下山後は鬼怒川の名もないボルダーで遊んでると、またしても自然の造形美に震えました。登りたいなー。