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単独遡行 入川谷

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足慣らしの沢登りで奥多摩は入川谷へ行ってきた。思い立ったが吉日ってやつで単独遡行。ガイド本によれば遡行時間4-5時間、遡行グレード2級。遡行時間はともかくグレードに関しては単独ってことを考えると少し緊張感が漂った。

 

薄曇りの奥多摩

IMG_5739[入渓地点]

 
当日は薄曇り、気温もやや低め。稜線付近はガスっているが雲間から日差しが時おり差し込む。あんまり濡れたくない雰囲気でイザ入渓。

 

IMG_5745[土砂で埋まったトバ倉骨]

 
入渓直後のミニゴルジュは濡れたくない一心で右壁をヘツる。あやうくドボンしかかったが無事突破。倒木が多いと思ったら左岸が崩壊していてゴルジュはほとんど埋まっていた。悲しい。

その後、平凡な河原と伏流地帯を淡々と進み「布滝」まで。変化に乏しく、やや退屈。

 
IMG_5767[外道滝]

 
「オキの倉骨」を抜けて「外道滝 5m」に到着。可能性があれば登攀したいと考えていたが残念ながらホールドが乏しい。右岸から巻く。

 
IMG_5776[銚子滝]

 
つづいて「銚子滝 8m」が姿を見せる。こちらは左上バンドが弱点となりそう。さらに上部は凹角状になっている。プロテクションをセットする余地もありそうな雰囲気。おそらく凹角はツルッツルに間違いないがそこは気合いで突破だ。ま、もちろん単独トライなんてするわけないけど。こちらも右岸から巻く。

速滝

IMG_5780[速滝下段]

 
いかにも奥多摩的な仄暗い速滝に到着。ハイライトとなる滝だがこれも登れず。右岸から巻くが、可能な限り滝に近いラインを辿り下段の落ち口へトラバース気味に到達。

 

IMG_5793[速滝上段]

 
上段は立派な滝。巻きは右岸からルンゼ詰め岩稜を上がる。

 

IMG_5800[小滝が続く]

 
ロクな滝登攀がないまま終わってしまうのかと危惧したが小滝がチラホラ。とは言え物足りない。

 

IMG_5803[5m滝]

 
ようやく5m滝が出現。快適に水流右を抜ける。

 
IMG_5806[快適な二段滝]

 
さらに10m滝。これも快適。

 
IMG_5807[やや悪い二段滝]

 
もう終わりかなーとおもったらまだまだ。今回の滝の中で一番手応えがあった。

 

IMG_5810[ラスト多段滝]

 
駄目押しの滝。抜け口直下がハングしている。灌木にプロテクションを取ってハングを乗っこす。

 

IMG_5813[落ち口から]

 
これにて遡行終了。右岸に仕事道が続き鳩の巣方面へ抜ける。

 

IMG_5816[鳩の巣駅への登山道]

 
2級の沢ということで気合いを入れて入渓したが終わってみると登攀要素が少ない印象だった。銚子滝を直登できれば一気に遡行価値が上がる気もするが、そうすると3級くらいになるんだろうか…
鳩の巣駅への登山道は古い石垣があったり部分的に広葉樹が生えていたりとよい雰囲気だった。

 

 

御嶽神社詣で

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新春登山ってことで御嶽神社にお参りしてきました。

ことの発端は「気軽に奥多摩でバリエーションハイクでもするか」という「バリエーション舐めてんだろ」思考から。

10時台の中央線中野駅発と完全な正月気分丸出しで、登山道の付いていない尾根筋を車内で物色。(ちなみに遅延で御嶽駅に到着したのは12時過ぎであった)

「日の出山北尾根」から一般登山を経由して「御嶽神社」を巡り、「大塚山」から再びバリエーション。「越沢バットレス」上部となる北尾根を下降するルートを定める。

バリエーションルートは一般登山道と異なり、様々な困難が予想される。基本的にルートは整備されておらず、マップにも記載されない。従ってコースタイムは自らで予測し、行動中は常に読図を繰り返し、現在位置を把握しながら前進する。ルート上の危険箇所や崩落なども、行ってみなければ分からない。しかし一方で人が入らない静謐な山中を、自らの判断と発想によって切り開いていく自由と充実を得られる。…はずだった。

 

日の出山北尾根

御嶽駅からケーブル駅方面のバス道を歩き、鳥居をくぐる。想定ではこのあたりが取り付きである。昨年、前穂Ⅳ峰正面壁で取り付き敗退を喫した経験から慎重に地形を読む。

すると、おや?それっぽいところからおじさんが降りてくるではないか。

もしやと「これって日の出山北尾根ですかねー?」と尋ねると「おお、そーだよ!しっかりした道だよー!」と即答。一瞬、デッドエンドでボルダーでもしようかと考えがよぎるがおじさんにお礼を言って取り付く。せめてもと、沢床にわざわざ降りてロースタートから登攀開始。

IMG_3998[超絶明快な取り付き]

前評判(?)どおりの明確な踏み跡を辿りサクっと日の出山山頂に到着。一般登山道をたどり、宿坊に入る。

IMG_4009[お天気は見渡す限りどんより]

IMG_4012[宿坊の軒先に張られているしめ縄に風情を感じる]

IMG_4015[境内からの景色もどんより]

 

大塚山 越沢上部下降

御嶽神社を参拝して大塚山から下降に向かう。それなりに踏み跡が薄くなることを期待しつつ、大塚山頂上から北北西に進路をとる。なんとなくガスってるのがいい感じだ。

IMG_4016[人気のない山頂]

しかし、またしても克明な踏み跡。ま、御岳山ですからね。尾根という尾根、沢という沢が登り尽くされていて当然。

とは言えバットレスを上部からほんのちょっとだけ覗き込みつつ、痩せた尾根を下り、人気のないキャンプ場を抜け、林道を走って電車に飛び乗れば割と充実した一日となった。

IMG_4020[崖下はバットレス(多分)]

自分でラインを見いだし、判断しながら歩くのは楽しい。今回はバリエーションとは到底言えない踏まれっぷりだったが、そういった失敗を含めて既存の情報(トポとかガイドブックなど)と適当な距離を保ちつつ山を巡る。今年はもうちょっとそんな時間を増やそう。

奥多摩 水根沢 遡行

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毎度おなじみ、twallメイトの1000&コバ&アンジェラによる異色メンバーで沢登り。行き先は奥多摩を代表する小滝と泳ぎとゴルジュの水根沢。

ホリデー快速&バスで水根バス停に9:40到着。ゆっくりと身支度を整える。今回、沢装備を揃えた1000&アンジェラの沢靴が眩しい。

キャンプ場奥から入渓する。第一ゴルジュに入るが水量が多い。

IMG_2747[水流に押し返されるアンジェラ]

去年より水量が多いが快適に遡行を継続。そしてゴルジュに到達、果敢に登攀を挑む。

IMG_2776[へつりから突っ張りで突破]

IMG_2787[初めてだが果敢にへつる1000氏]

そして半円の滝へ。流芯の水量が前年比の倍に感じる。ここはオンサイト権を奪ってはならないとアンジェラの登攀を見守る。

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水流に足を取られないように着実に高度を稼いでいくが落ち口直下で断念。クライムダウンから右壁にエスケープ。クライムダウンの余裕があるなら間違いなく突破できると思うのだが…いや、言うまい。

続いて、1000氏のFLトライがスタート。同じく順調に高度を稼いでいくが股関節の柔軟性がボトルネックとなり右壁にエスケープ。

増水のため水線突破は困難かと思われたが、登ってみると問題無し。全員トップアウトしたところで遡行終了。雷鳴が轟く中、急いでバス停まで下山。豪雨を間一髪でかわして帰りましたとさ。

 

 

 

 

増水の逆川

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猛暑に堪え兼ね、台風11号が通過した翌日、奥多摩は川苔谷逆川を遡行してきた。
メンツはZK夫妻とsig君。

日原街道から見下ろす日原川の水量はハンパなく「これ、支流とは言えどこまで遡行可能なんだろう」ってな案配。川乗橋バス停で下車、川苔谷本流を覗き込むと奥多摩とは思えない様相。谷川で見た湯檜曽川本谷の如くうねる白泡。

とりあえず入渓地点まで上がり、遡行開始。なんだけど、本流の徒渉がシビア。流されることは許されない状況、既に核心である。やや上流まで進み、比較的穏やかな瀞から徒渉。ようやく逆川に入った頃には既に小一時間が経過。

前半のハイライトと言えるF1-F3も圧倒的水量に阻まれ容易には進めない。7m滝に至っては前衛滝の突破すら困難なうえ、滝壺は完全に洗濯機状態。トポでは右壁が登攀可能と記されているが諦めて巻く。F3を抜けた時点で入渓からおよそ2時間。まだ全行程に10分の1くらいなんですが…この時点で敗退が確定。

 
IMG_3125[中間部ゴルジュ]

 

その後、ゴーロ地帯を抜ける。何でもない小滝も水量が故に楽しい。中間部のゴルジュをへつり、ザブザブの釜から2m、7m滝を抜ける。いずれも面白い突破だった。小ゴルジュを抜けた所で仕事道と出会い遡行終了。トポにある木橋は崩壊していたがトレースは明瞭、小一時間で林道に到着。

 

IMG_3133[ゴルジュ内の釜、滝を突破する]

 

シーズン初回から予想外にハードな遡行となったが、増水による影響を実際に知る貴重な経験になりました。ちなみに逆川は1級上ですが、緊張感に関しては2級の海沢より強く感じたかな。やっぱ水量多いと良くも悪くも濃密な遡行になるようです。

海沢谷 ーキャンパと胎内くぐりー

 
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私の愛読書「東京起点沢登りルート120」によると海沢谷は遡行グレード2級、ピッチグレードⅣ+と記されている。奥多摩に於いてこれを上回るグレードは存在しない。即ち、奥多摩最難の沢である。(遡行、ピッチともに同じ三郎ノ岩窪道があるため同位最難)

さらに登攀不可能とされている大滝(20m)、不動滝(10m)、枠木滝(10m)を突破した場合、一体どれほどのグレードになるのか想像もつかない。大滝に関しては流石に現実味を感じないが、枠木滝には十分な可能性を見いだせるし、不動滝も何らかの解決策があるような気がしてならない。実際に今回の遡行では「登攀不可」とされているネジレの滝で水線突破を達成した。兎に角、この沢の可能性に思いを馳せると胸が高鳴らずにいられないのだ。

 

キャニオニングと三ツ釜の滝

さて前日、私は良く眠れなかった。理由は前述した通り、海沢への熱い思いが故である。眠い目をこすって少し遅い9:30に入渓。程なくして三ツ釜の滝に到達、登攀を開始する。しかしそこで目にしたものは..

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

(;゚д゚) ・・・

ビキニ姿の女性達であった。(これが噂に聞くキャニオニングというものかっ...)
優れた格闘家は周辺視野が常人より大幅に広いと言う。死角からの攻撃に備える為だ。何の話かって?もちろんルートファインディングに関してである。深い釜を眺めながら、左壁を注意深く抜けた。

 

ネジレの滝

 
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三ツ釜をこえると程なくしてネジレの滝に到達。海沢は全体を通して歩きが少ない。「東京起点〜」によると右岸から高捲きとなっているが、webで調べるとゴルジュ内部の右壁チムニーを抜けられるようである。とりあえずゴルジュ内部へ進む。前衛滝の左壁トラバースも面白い。

ゴルジュ内部は仄暗く神秘的というより不気味。実はオカルトチキンな私は「この中に白装束の女がいたら…」などと考えなくても良い事を思い浮かべつつ、極力ワイフの側を離れないようにした。

そして奥のCS滝をオブザベーションすると、あるではないか、ホールドが。それも比較的ポジティブな印象である。いても立ってもいられなくなり、白装束の女が居そうなゴルジュ左奥から回り込み滝直下に立つ。釜はあまり深くない。落差は6-7mといったところだが、釜の深度を考えると緊張感が増す。ロープを付けていないので軽い偵察のつもりだった。この時までは。

 
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右壁から登攀を開始すると予想通り快適なホールドが続く。しかし垂直部が終わり、上部のスラブに入ると一気にホールドが乏しくなり、突っ張り以外に有効な手だてが無い。クライムダウンも考えたがCSまで進めば終わるだろうと考え、フリーソロのまま前進、CS直下へ潜り込んだ。だが、この判断はあまり賢明ではなかった。

CS直下で一息ついた後、さてCSをマントルするかとホールドを探るが、あまり良いホールドが無い。CS直下から這い出てホールドを探したいが、僅か1m足らずのクライムダウンが容易ではない。足下はあいかわらず滑ったスラブでスリップしたら最後、6-7m下の浅い釜に落ちるだろう。乏しいホールドでマントルを返せない事も無いがあまりにリスクが高い。

上部からお助け紐を垂らしてもらうしかないかと諦めかけたとき、死中に活を見いだした。

CS奥には流木が詰まっている。初見では通れそうに見えなかったが、川床とCSの間隔は狭くない。流木を撤去する事が出来ればどうやら体が通りそうである。唯一の望みをかけ、賢明に流木を取り除いた。するともくろみ通り、人一人分のスペースが。こうしてマントルではなく胎内くぐりにより突破に成功。

改めて考えると、カムを決める余地は十分にあったので、他にも解決策は存在しただろう。しかし胎内くぐりによる突破で、非常に個性的な登攀となった。

一方で今回の登攀はリスクを取りすぎたと反省している。特にフリーソロに関しては致命的な事態を引き起こしてもおかしくはない。充実感はあったが反省点も多い登攀となった。

 

大滝と不動滝

少々ほろ苦い感傷に浸りながら大滝に至る。あり得るとしたら左壁が登攀ラインだが、あまりに現実味が無い。高捲きは右岸から、途中の灌木でピッチを切り2ピッチで越える。

 
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大滝を抜けると不動滝。登山道からは見えないため遡行者だけの特権である。下部まで偵察に行かなかったが、どうやらハングしている様子。次回、じっくりとオブザベーションしたい滝である。

 

枠木滝とキャンパで高捲き

 
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そして最後の難所にして核心である枠木滝。ここも高捲きが一般的であるが、右壁から左壁にトラバースし、左壁を登れば水線突破できそうである。いや、むしろそうあるべきだ。とワイフに力説するが、「おまえちょっと反省しろ」という意見をにより、おとなしく高捲き。だがここで、史上最高の高捲きを体験する。

まずは右岸の草付きから高捲きを開始する。ルンゼを抜け、灌木でピッチを切る。既に高度は落ち口に達しているのでここからはトラバースとなる。通常は一度懸垂下降し登り返すのだが、ダイレクトなトラバースラインが見える。薄くハングしたフェイスにガバホールドが続き、加えてランナーは信頼性十分な灌木である。このラインこそが「自然な登攀ライン」だと思えてならない。

そして、おもむろにトラバースを開始、右手に大きな棚があるが遠い。細かい足を拾うべくホールドを探すが保持しているのは10級レベルのガバホールドである。ジムでもそうそう出てこないドガバだ。次の瞬間、選択肢は三点支持ではなく「キャンパ」に変更。沢登りにあるまじきダイナミックムーブで突破を果たした。

 

再び三ツ釜の滝

枠木滝以降は水流が細くなるのでこの時点で登攀終了。軌道を辿り下山。海沢園地まで降りずに三ツ釜の滝上部に合流。目的はもちろん、「キャニオニング」である。

 
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登攀でも使わなかったゴーグルを装着していざスライダー。
最後までおいしい海沢谷であった。

単独遡行 鷹ノ巣谷

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たまには単独行もいいんじゃないかって事で奥多摩の人気ルート「鷹ノ巣谷」へ。
ガイド本に記載されてるグレードは1級、ピッチグレードはⅢ。

 
バスを降りると稲村岩が青空の下にそびえている。
鷹ノ巣頂上付近はガスの中だが快適な遡行を予感させる。

 
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入渓地点で装備を整える。LTE回線がまだ届く。さすが奥多摩。

 
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事前情報通り、ほぼ全ての滝が水線突破で遡行可能。
河原をサクサク進んで、水線のボルダーを超え、またサクサク進む。理想的な展開。

 
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ガイド本の参考タイムの半分ほどで核心部の大滝18mに到達。右壁の登攀を開始。ガイド本通り非常に快適。だが、あまりにも簡単過ぎるので左壁にトライしようかと考えがよぎる。しかしあくまでも単独行。自重して進む。

 
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パートナーがいれば左壁、あるいは水線突破にトライすると面白いだろう。

 
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大滝以降は崩壊も進んでいるが、時折現れるワサビ田跡が美しい。

 
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奥二俣からの詰めはこれまたガイド本の通り、ザ・パワークライム。稲村尾根のノーマルルートへの合流をぎりぎりまで粘り、頂上寸前で合流、入渓から3:15で鷹ノ巣頂上に到達。スピードソロを指向している訳ではないがサブ3を狙いたい所だ。

 
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下山は稲村尾根を下るのが一般的なようだが六つ石山への稜線が美しく、行程としてもOneWayとなるこちらをセレクト。最後の舗装路がやや長いのが辛いが、非常に充実感のある行程となった。

 
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あ、そういえば「もえぎの湯」は今回も満員で入れなかったよ。

水根沢

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twallマイトであり永遠のライバルたる細e氏がおしえてくれたんだけど「真夏にはビールの消費量は下がる。一年を通じて最もビールが消費されるのは初夏及び初秋である」なのだそうだ。

そう、我々は既に気付いているのだ「本当に熱い時はビールはあんまり旨くない」って事に。昨今の暑さが厳しくなればなるほど、より一層この事実は浮かび上がるだろう。
では、この渇きは何で癒すのか。実はそれも既に答えは出ている。本邦が世界に誇る冒険的アクティビティー「沢登り」である。

 

沢、冷えてます。

今シーズン初回の沢は奥多摩「水根沢」。twallマイトのK氏、M氏とワイフの4人パーティ。

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半円の滝を終了点に設定し8:30に入渓。程なく小滝に着くとヘツリから突破。うーん割と水温低いかも。

ゴーロ歩きからゴルジュに入り小滝を越える。水温が低い事を想定してプロモンテの中厚手パンツを履いてきたが股下にガゼット入ってないので足上げが辛い。(同社の製品はこれしか持ってないからエラソーなことは言えないが、股上が大きく、かつ太腿が太い。おそらくは中高齢者向けなんだが、若い人の体型には合わない気がする)

 

高巻きを舐めてはいけない

順調に遡行し二段の滝に到着。遡行図には「無理せずに巻く」と書かれているので若干悪そうな高巻きに入る。するとこいつが脆くて結構悪い。他のパーティは二段の滝をフツーに突破して行くのでどう考えてもこちらが「無理目」。貧乏くじを引かされた感が漂うが「高巻きも重要な技術」と切り替えて30mのラペルで沢にカムバック。個人的には「寒いから巻く」とか「無理せずに巻く」などネガティブな要因で巻きを選択した場合、割と高い確率でハマるきがする。

 

半円の滝

さて、今回のハイライト、半円の滝。

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遡行図ではつっぱりから左に抜けると書いてあるが無視して直登(先ほどの高捲きへの抗議もこめて)。時間に余裕があれば行程を伸ばしたかったが、高巻きによるタイムロスが大きかったので予定通り終了。下山は30分位だった。

次回はもうちょっとスムースに遡行したい。装備も見直して軽量化も考えたいところ。

 

 
IMGA0364[今年は勇気を絞って卵茸を食してみたい。もちろんビールとセットで]