月別アーカイブ: 2014年5月

一手一足

 
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UEちゃんが4×5で花崗岩を撮影するというので冷やかしついでに瑞牆へ。いざ撮影してみると予想以上に岩が大きく、「広角じゃないと撮れねー」とボヤいておりました。うむ、次回は8×10で撮ってくれたまえよ。

 

穴契約社員 3級

んで、今日の目的はモヤっとしているというか、ぶっちゃけエンクラなんですが童子岩でアップ。前回指皮ヒリヒリのためオアズケした「穴契約社員 3級」を登る。

登ってから気がついたけど左カンテにもチョーク跡があり、より直登に近い理想的なラインに目覚める。さっそく4級クライマーUE氏にグレード更新のチャンスとともに理想ラインを提案。

 
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スタートのカチが痛くて持ちたくないと仰るので、ムーブを練っているとヒールスタートなお洒落ムーブが出現。その後もあーだこーだとホールディングを微調整して粘りのRP。めでたくグレード更新!いやー持ってるねー(俺と違って)。

 

 

皇帝岩

お次ぎは「皇帝 二段」の記念受験のため皇帝岩。スタートからしてツラ過ぎですがなんとか腰が浮き初手は出せるように。まあ保持できないんだけどね。秋シーズンまでにカチを鍛えて出直したいと思います。

陽が当たってフリクションが悪くなってきたので「ゔぉっく」へ。左足トゥフックが効果的という噂の真偽を確かめるべくレッツスタート。すると…なんと言う事でしょう、根が生えてるのかってくらい浮かなかった腰がバッチリ浮くじゃないですか。

 

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こいつは大きな進歩だとカンドーしたのも束の間、初手がピンポイント過ぎてミートしない。浮くようにはなったけど、左手のカチにもう少し余裕がないとまだ無理ですな。秋までにやはりカチを鍛えねば。

ついでに上部のガバ取りもトライするが、こちらはかなりフィジカル不足。まだまだ手が届かない。諦めて少年と「ゔぉっく」のムーブを探る。

 
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合間にコケ絨毯を制作。

 
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コケソファー完成。

 
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3時半頃に「フリークエント」が日陰に入ったので少しだけトライ。一手というか一足進み、初手のポッケに左足in。そこから立上がりたいがやっぱ左手のスローパーが甘い。右手のポッケも痛い。しかも怖い。無理せず今日は閉店。

この課題はスローパーより左を使わない方が自然な感じなので、そこは拘りたいけどバラしの時は積極的に使おうと思います!(キリッ

大きな成果はこれと言ってなかったけど、地味〜な成果を得る事が出来てよかった。帰りは中央道が25km渋滞。んーそういう季節ですねー。

普通の日

「あとは繋げるだけ」と思ってからがホントーに長かった。通算3日、トライ回数は数知れず。核心迄のシークエンスはそもそも簡単な事もあって完全に自動化、非常に軽快。核心のヒールマントルも部分撃ちだと問題なし。ところが繋げてくると体が上がらなかったり、右手が保持できなかったり、ヒールが抜けたり。

核心ムーブを最適化すべく、あの手この手を講じて一旦はスタティックなムーブに落ち着いたかに見えたが、最終的にはデッド気味に解決。重心が低い位置から一気にマントルを返すイメージ。個人的には右足のポッケエジングも重要だった。もちろん右手のホールディングと左足のヒール位置も。思い返せばあらゆる微調整を行った。

もっと早くデッドポイントへの変更を決断していれば、或は早々に決着したかもしれない。とはいえ往々にしてハマるとこんなもんですよね。いやーとにかく登れて嬉しい。素晴らしい課題だった。次はいよいよ「美しき日」ですかね。

 

恒例の算術トライ

早朝は5月とは思えないほどの冷え込みだったけど「算術」に移動する頃にはポカポカ。計算岩の周りは誰も居らず貸し切り。と思ってるとタヌキ(?)が出現。全くこちらに気付かず餌を探しながら下流へ消えて行った。

sanjyutu

距離的には最早何の問題も無いってところまで来たようです。だけど微妙にミートせず保持できない。今日もマシンガントライをしてると、J&S中野のスタッフさんと常連さんがやってきてセッション。ちなみに「普通の日」ではJ&S恵比寿の店長と会ったり。最近J&S行ってないから行けってことかな。(あそこの課題は間違いなく外岩強くなると思うよ!)

ポカポカ陽気でいい案配になりつつ今回も宿題。次は止まるんじゃないかな。

この日はお昼には撤収。八ヶ岳山麓でBBQ喰って翌日川遊びして帰りましたとさー。
DSCF9196[白州尾白川]

Captain Ahab

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面舵いっぱい

本日の行き先は聖地・小川山。

コバ・フォレスタ号に乗り込むクルーは以下4名、1000氏、コバ氏(船主)、ミケ氏、僕。いずれも屈強なセーラー(水夫)達である。

夜明けと共に池袋を出航、航路上(中央道)の暗礁(渋滞)をかいくぐり、大きなロスはなく須玉を通過。最寄りのローソンに寄港し補給をすませて09:00には目標の海域に到達。

天候は微風、曇り時々晴れ。絶好のコンディションが大漁を予感させる。

 

ヨーソロー

と言うわけで、無駄に船乗りライクな単語を連発しているのは当然「あの課題」をゲットしたからなんですが、まあ順を追って書かせてください。ちなみに小川山ってほとんど初めてみたいなもんなので皆について行くだけ。いつもありがとうございます。

 

目薬パチパチ 1級

まずはRock&Snow 2013 sept. に掲載された話題の新エリアでアップ。「素晴らしいカンテ 4級」を登る。確かに良い課題。もうちょっと手数があればモアベターなんですが贅沢ってもんでしょう。

DSCF9132[ 写真は 狸寝入り 2級]

お次は「目薬パチパチ1級」。1級でアップとか強がり言ってんじゃねーぞとお叱りを受けそうですが、全くご指摘の通り。スタートからして意味不明。フルロックでなんとかスタートは出来るようになるも、初手のデッドが止まらない。何度か繰り返すうちに止まるようになるが、次は二手目のフレーク取りで苦戦。

左手をデッドで出そうとするが方向が悪くミートできない。右手はバランスの問題で離せない。若干行き詰まっていると何気に右足が上がる雰囲気。試しにテキトーなフットホールドを見繕って提案。すると、1000さんがあっさり右手でフレークをとらえそのままRP。提案しといてなんですが意外にも絶妙の足だったようです。

続いてミケちゃんも危なげなくRP。自分の番が回ってきて若干プレッシャー感じつつも無事RP。いやーいいアップだったわ!

 

クジラ岩

アップという名の本気トライを終え、クジラ岩に取り舵いっぱい。駐車場から向かうと予想以上の大きさにテンションMAX。非常にかっちょいい。

早速本命である「エイハブ船長 1級」をトライ。もちろん狙いはFLASH。両手クラックからスタート。左手カチへ進みスメアを張ってスローパーへデッド。思ったより良く止まる。そして足をポッケへ上げてリップへ。更に左手もリップに上げいよいよマントル!ここ迄は初回トライとは思えないほど上出来。FLASHは目前かに思えた。

しかし、ここに来てマントルが核心って事を改めて思い知らされる。どーにも手が甘く右足が上がらない。やはり公式ムーブとでも言うべき「膝マントル」をやるしかないのかーとか考えてると手が抜けてきて粘る間も無くフォール。

うーん、持ってないすね。特にメンタル。

あそこまで行って落ちるとは我ながら情けないが、「膝マントル」を回避する手立ては無いものかと模索する。しかしリップフォールの無駄玉を打ちまくった結果、「膝マントル」しかないと覚悟を決める。

 

ライトスパイヤー 3級

同じ課題を連続トライすると疲労が一気に溜まるので、能動的サボリクライミングを導入。ジリジリとスラブを登って最後にデッド。割とドキドキする課題でした。

 

エイハブ船長 1級

リフレッシュを終え再びエイハブへ。「膝マントル」に挑む気合いも十分。更に上裸トライで気合いマシマシ。あとは時が満ちるのを待つのみ。と思っているとなんとミケちゃんがRP。さっきまでスローパーで落ちまくってたにも関わらず、一度止まるとあっという間に完登。マジですか。

これは何としても続かねばなるまいと一層集中するが、やはりマントルで手が抜ける。さらに度重なるトライによるヨレでリップ取りも怪しくなってきた頃、遂にRP。奥のポッケを取りクジラ岩の上に立つと、全然鯨の形はしてなかった(当たり前か)。

その後1000さんもRP。今日はセッション効果抜群で一人が登れると次に繋がる良い連鎖。

 

 忘却岩

コバちゃんが「流れの中に 1級」を撃つので流れ岩へ。すると1トライ目であっさりRP。トライを見る間もなく終わってしまった。皆強えーな。その後「忘却の果て 初段」を触るが、左手人差し指と中指の爪を盛大に削って流血。そそくさと撤収。

 

ファンタジー岩

〆はファンタジー岩。「もるぼる 初段」の上部を1000さんと探るがスローピーすぎてなかなか解決できない。ある程度メドがたったころ、既に閉店作業完了なミケちゃんにケシかけると、なんと2トライで完登。言わなきゃよかっ……つーか強すぎだろ!!

その後1000さんもRP。本日の流れだとこのまま全員RPって感じだが、さすがにヨレでマントルでフォール。またしてもマントル!残念ながら宿題になってしまった。

とは言え、初見で1級を2つ1DAYしたので悪くはないかな。小川山、もうちょっと通います。

森のらーめん

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ーGWくらいはフツーのパパっぽく過ごさないとイクメンとは呼べないー

周囲の”意識高い系イクメン”の間でまことしやかに囁かれる風説に乗せられ、「グルメ旅」ってヤツを満喫してきました。断じてクライミングの成果が残念だったから無理矢理ネタを拾いに行った訳ではないのでございます。

行き先はご存知、「森のラーメン高須

須玉から瑞牆山へ至る道中、塩川ダムより更に奥地にはためく「ラーメン」のノボリを記憶されている方も多いはず。誰しもが「こんな所に、ラーメン屋あるの!?(だれが行くの?)」と驚嘆する立地条件だけど、我がグルメ部は遂にその実態を目と舌で確認してきたのであります。

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ハイセンスな店構えとラーメン店ではまずお目にかからないであろう「くま肉」「しし肉」「しか肉」のメニューに度肝を抜かれますが、驚くのはまだ早い。

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店内に入ると囲炉裏っぽいストーブ。スゲー。
そしてクマ
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そしてトンビ
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さらにイノシシ
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剥製が至る所に陳列。えっとらーめん屋さんだよね?

DSCF9117今日のおすすめ「しか肉」、くせがなく旨い。食べる前に写真を撮るの忘れた。

DSCF9119山菜塩ラーメン。またしても食べる前に写真を撮るの忘れた。

DSCF9122醤油ラーメン。ごめ、写真(ry

素朴で美味しいラーメンと、超絶個性派の店構えにノックアウト間違い無しの隠れスポット。皆様も是非、足を運ばれてはいかがでしょうか。

 

以上、グルメ紀行っした。
んでクライミングは冒頭でも触れたように大きな成果はなし。しかし、敗退への反省こそが強くなる最前のメソッドである事を我々は知っている。そう、痛いほどに。つーわけで以下、敗退ログ。

普通の日
もうね、GWはこの課題をサクッと登り、あわよくば「美しき日」もゴチです!と言わんばかりのイキオイだったんですが甘くないですね、世の中。
核心のマントルまでは完全に自動化。ヒール架け替え&クロス送りのコンボは非常にスムース。が、しかしマントルからの一手が取れないんだわ。どーにもこーにも。前回からの進歩も特に感じられず、どんだけヘタレなんだよと失意。けど自宅で前回のムーブ見直したら思ってたよりも重心が低く、実は今回もちゃんと進歩してたっぽい。ちょっと安心したけど登りたかった。実に登りたかった。

IMGA0099_1[あと一息?]

東雲
ムーブは面白そうなんだけど、「普通の日」の為に温存。結果はご存知の通りですが。

算術
以前かるくお触りしただけでスタートすら出来なかったわけで、今回も期待値は低め。ところが意外にもスタートは好感触。フットホールドを微調整した結果、ランジの初手に届くようになった。今回最大の収穫かな?
IMGA0087_1[あとちょっと微調整したら止まりそう]

フリークエントフライヤーズ
今回は気温がやたらに高かった上に、前回楽勝だった二手目のポッケになぜか大苦戦。自宅に帰って前回のムーブ確認すると、なんとフットホールド間違ってたことが判明。アホすぎ!

阿修羅
はい、記念受験。

小薮の細道
またしてもスラビーハイボール。しびれた。今回唯一完登した課題。6級ですが、なにか?

穴契約社員
ムーブは面白いけど指皮にインパクト大。この課題で大きく指を消耗。温存するために繋げなかったけど、繋げときゃよかった。