月別アーカイブ: 2019年5月

雷帝

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超絶久しぶりに瑞牆でクライミング・キャンプをした。

ボルダーシーズンはそろそろ終盤って声も聞こえてくるが木々の緑はそれほど濃くなく、気温も15度以下。こりゃ梅雨が来るまで遊べるんじゃねと思いつつ、アップのために猫頭エリアへ行く。

猫頭ントルの右カンテを登って右隣の岩に移動。まだ雪の積もってる時期に少しだけ触った初段を打つべく前に立つと…びしょびしょ。誰だ梅雨までとか言ったやつは。カンテ挟んで左フェイスは乾いていたのでカチ課題を登ってアップ終了。

雷帝

ずいぶん前に2,3時間トライした際、なんとなくムーブはできていたので今日は最適化して繋げるだけ。まあそう考えて上手くいった試しはほぼない。加えて今日は初手のアンダーがどうも湿気っぽい。いや、前回もそうだった気もする。

トーやらヒールをかけてるとなんかいい感じになってきたので初手、二手と繋ぐ。さて、、こっからが本題。足位置をいろいろと調整してデッド。デッドの強度はまあ耐えられるんだが足さばきが辛い。あとはもう気合だな。と思ってたらトーラバーに穴。おい。

ここで上部大丈夫なんかな〜みたいな気分が湧いてきたが、普段エラソーなことを言ってるので探るのはやめて時が満ちるのを待つ。

久しぶりにがっつりシークエンスを脳内再生してスタート。穴の空いたトーラバーも問題なく自分的核心の足さばきをこなしてデッド。止まった。そして上部へ。ちょっと緊張感のあるムーブからガバを捉えてマントルは快適。スラブをゆっくりと上に抜けた。よいクライミングだった。

 

大面岩基部

思いのほか早い時間に登れてしまったので上にあがる。ちなみに完登動画を撮ろうと思って劇打ちするも登れずちょっと凹んだのは内緒だ。

まずは不可視。中間部のムーブが辛かったが探ってるうちにいい解決策を発見。だが最後のポッケが遠い。結局止められずに敗退。なんというか江戸川橋にありそうなカチカチっぷり。

sakuma

それから佐久間の塔の背後にあるケイブ。内部はかなり脆く崩壊しまくってるのでケイブ入り口のカンテ&クラックで遊ぶ。ムーブは難しくないけどヨレまくりでこれまた敗退。マルチのアップにおすすめです。

DKマントル

6時をまわって小雨がぱらついてきたので頃合いとばかりにマントル課題。ヨレっぷりに加えてこのコンディション。これなら登れなくてもしょうがないよねという敗者のメンタリティ全開で取り付くと、どうしたことか2トライで登れてしまった。こいつぁー面白い課題だと完登動画を撮ろうと思って劇打ちするも(略

夕飯はやまにのカンパーニュにカマンベールを焼いて乗せたら至福。

 

ジャイアント・ジャム・サンド

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翌朝は水墨画のような明けの月とともに起床。
朝食はセルジュ・ゲンスブールを聴きながら摂るというエレガントスタイル。
重い体を引きずってM坂マンとOkeyさんについて初めての地獄・リアス式エリアに行く。

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OSで「ジャイアント・ジャム・サンド」に取り付く。最後でちょっと焦ったけど無事完登。ハンドからフィストまで、ムーブも多彩で面白かった。このグレードをOSできる程度にはトラッド能力が残っていたことに安心。

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周囲のクラックを観光しつつ下に降りてM坂Mが「N字クラック」をトライする横で「B1フィンガー」に取り付く。11aのフィンガーなんて分相応だが何事も経験だ。当然早々にテンションが入るが普段やらないハングドック(怖くてカムになんてぶら下がれねーよ)連発でなんとかトップアウト。このグレードのトラッドルートを自分で解決してトップアウトできたことはとても大きな自信になった。まあできればハングドッグなしがいいんだけど。怖いから。

その後は杉野カンテを掃除したり下部だけノーマットでトライしたりして遊んだ。このラインは瑞牆でも屈指の曲線美だと思う。これをいつの日か、ボルダーとして登りたい。