故障のトレンド

昨日、ホームジムに行くと「クライミングにおける故障のアンケート」的なものがあったので記入してきた。医療系団体が実施しているアンケートとのことで、期待値も高い。故障の予防や治療に関して、情報やノウハウが蓄積され共有されるとありがたい。

摂ブログのアナリティクスでも「膝」「故障」「ドロップニー」といった検索ワードに対するトラフィックは常に一定以上ある。やはり故障に悩むクライマーは多いのだろう。

ちなみに個人的な故障歴は下半身、それも左足股関節から膝に集中している。クライマーの故障と言えば「指」「肘」「肩」などが多数派と思われるが、僕自身には当てはまらない。それら部位の故障も経験しているが、いずれも軽度な故障だった。

「左足股関節および膝の故障」で診断名が付いたものは「腸腰筋炎」「膝内側側副靭帯損傷(MCL損傷)」がある。「膝内側側副靭帯損傷(MCL損傷)」に関しては明確にドロップニーで痛めたと言い切れるが、「腸腰筋炎」の原因は曖昧だ。ヒールフックやサイファーの後に受傷したような気もするが確証はない。

原因ムーブはともあれ、右足にはほぼ問題が無く左足に集中していることから、右足と左足に差異が有るのは明白だ。その差異こそが弱点であり、それを特定し克服すれば改善に繋がるだろう。そこで左足股関節の稼働域と柔軟性に注目し、クライミング前に股関節廻りのストレッチを入念に行うことにした。昨今のトレンドではクライミングのようなスポーツの前にスタティックストレッチを入念に行うのは逆効果であるとされているが、結果としてコンディションは向上したと感じている。

ちなみに股関節の改善によりドロップニーも改善することができた。経験的に、股関節の内転稼働域が狭いとドロップニー時の膝負担が大きくなると感じていたが、チバトレの千葉さんに質問したところ、概ね間違っていないようだ。

そんなわけでここ半年くらい大きな故障は起こしていませんが、皆様におかれましても末永く達者で登りつづることを切に願うのであります。


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