本日も湯河原幕岩。本当は笠間に行きたかったが、雨の影響を鑑みてリスク回避の傾向。
幕山公園でミケちゃんとストレッチをしながら、634君が細Eさんを駅まで迎えにいくのを待機。いい感じにほぐれたところで合流。みんなで正面壁エリアへアプローチ。634君は「スパイダーキッド」を狙いにいったので、ボルダー組(ミケ、1,000、細E、アンジェラ、ぼく)は亀岩でアップ。
ヒールマン 1級
湯河原には珍しいスッキリした大きなボルダー。リップラインが美しい。左から右へリップを抜けるラインが「ヒールマン 1Q」である。しかし、「あー、またリップトラバースですかー。ちょっと食傷気味」とか言ってるとミケちゃんから「最近わがままばっかじゃないすか!」と痛烈な批判が。猛省したいと存じます。
ミケちゃんと細Eさんが、のっけからヒールマンをばらしにかかるのを横目に、7Qとか8Qとか9Qで遊ぶ。気がつくとヒールマン組が核心まで手を進めているのでシレっと合流。ムーブドロボーとは私の事でございます。しかしみんなが苦戦している核心はどうやら恐怖核心。甘いリップに「怖えー」といって降りてくる展開だ。ここは一つ肝の据わった登りってやつを見せてやるかとファーストコンタクト。
快適にリップを辿り、いざ核心へ。
……
……
……確かに甘い。
しかも落ちそうな場所には大岩。
いや、やってやれない事はないんだけど、このまま一撃してしまってはミケ、細Eの両氏に申し訳が立たない。そう、大人の配慮ってやつだ。ゆったりとマットに降り立つと「うむ、進展があれば呼んでくれたまえよ」と言い残し2Qに転戦。
ほどなくして遂にミケちゃんがRP。どうやら、甘いリップをヒール寄せて固めるのが正解らしい。ハイエナのように再び「ヒールマン」に戻ると、おもむろにスタート。快適にリップを進め、核心の甘いホールドをヒールを寄せてしっかり保持。めでたくRP。
再び2Qに戻り、お次は1,000氏のムーブをハイエナする。1,000氏はサクっとRPしたが、スメアが効く靴じゃないとSDが厳しそう。スカベンジャーは諦めて細Eのガンバ係にチェンジ。苦手な恐怖核心に果敢に挑む細Eさんであったが、時間切れでサンセットへ移動。
サンセットダディ 1級
あいかわらず不案内なトポに翻弄されつつ、ルートミスしながらなんとかサンセットへ到達。
トポには「正面壁左端からフィックスロープをたどってニューエリアへ」とか書いてあるんだけど、正面壁下部の左端からはニューエリアへは行けないのだ。初めて行く場合は、正面壁にいるクライマーにニューエリアへの踏み跡を尋ねる事を強くおすすめします。ちなみにアプローチはフィックスロープでルンゼを詰める楽しいハイクです。
到着すると、目を奪われたのはサンセットボルダーではなくてイノキ岩のスラブ。非常に美しい。近いうちに必ず登ろうと心に決めて「ファンタジスタ 二段」を記念受験。
しかし当然ファンタ仲間だと思っていたミケちゃん、1,000さんがよもやのダディ宣言。一人寂しくファンタジスタを触る事に。いや、そもそも孤高の存在なのだよ、ファンタジスタとは。
だが、プアなホールドにハードなムーブ。加えてデンジャーなランディングと三重苦に早くも意気消沈。対照的に隣のダディ組は和気あいあいとセッション。それでも何となくムーブがわかってきた頃、ミケちゃんが「サンセットダディ 1Q」をRP。
ミケちゃんをファンタジスタに取り込み、ムーブ解析を進めてると今度は1,000さんがRP。「この流れ、次は俺だな」という<ファンタジスタ的>閃きに導かれ、またしてもシレっと転戦。
初手がやや悪く、いくつかのムーブがありそう。探ってみると、地ジャンでサイファーが超絶気持ちよい事を発見。「このムーブこそあるべき姿ではないか」と力説するがミケちゃんに「ちゃんとスタートしてください」と至極真っ当な意見を頂戴した結果、しっかりスタートを固めてサイファーっぽく初手どり。特に気持ちよくないが、二手目からはポジティブなホールドに導かれそのままRP。
セッション効果っていうかムーブドロボー甚だしいが、そんな日もあっていいだろう。細Eさんもムーブは固まり後一歩だったがヨレでRPならず。惜しくも宿題となった。しかしこのアプローチをこなして再びトライするかどうか、ダディ愛が問われるところだ。
結構良い時間になったので、貝殻岩に移動して634君と合流。日没までWプロジェクト時々サブウェイで今日のワークアウトは終了。WPは「ゔぉっく病」が確定しました。
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