小川山トリコロール

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長い充電期間を経て、ついにボルダーシーズンが開幕。最高のフリクションで存分に指皮を削ろうと目指した先は小川山。久方ぶりのクラッシュパッドを背負いこみ、夜明けに集うはあの三人。コバ、ミケ、俺氏でいざ行かん廻り目平。

 

634、現る

快調に中央道をひた走り、須玉のセブンイレブンに到着すると、おや?見た顔が。

近年、飛ぶ鳥を落とす勢いで難課題を完登している634君である。聞けば小川山に行くとのこと、現地でセッションできるといいねーなどと談笑しつつお買い物。

しかし、我々は気づいてしまった。彼らの男女比に。その比率たるや驚愕の3:2。対する我々は純度120%のオッサントリオである。これが格差社会って奴なのだろうか…コバ号の車内はさながらお通夜の如くであった。

 

変人 一級 RP

634君からプレゼントされた予期せぬプレッシャー(予期プレ)にもめげず、石楠花エリアに向かう。とりあえず「変人 一級」のガバでアップ。

その後、トポにある通りSDでトライ。顕著なアンダーホールドからスタートするが、あまりの簡単さに一同釈然とせず。今一度トポを見直し、左端のダブルポッケからスタートを試みる。すると一転して意味不明、スタート不可に陥る。

「さっきのでいいんじゃね?」「や、でも何かいい手がある気もする」つーかんじでゴニョゴニョすること数十分。伝家の宝刀トウフックでスタートを解決、さっくりRPをキメる。トウフックでシットスタートを攻略する、個人的には強烈にツボるフェチ課題であった。初登したクライマー氏とは朝までトウフックについて語り合いたいものだ。

 

 

神の瞳 初段 2撃

首尾よく変態変人になったところで続きまして「神の瞳 初段」。既にトライを見てしまっているのでFlash狙いだ。既登のコバちゃんから恥も外聞も捨て根掘り葉掘りヒアリング。

そして1try目。順調に手を進めるが足位置が低く、リップ取りを外す。あえなくフォール、ミケちゃんとバトンタッチ。私のミスった足を確実に捉えてヒラリとリップをパーミング。危なげなくマントルを返して文句なしにFlash達成。この男、底知れず。

634君につづいてミケちゃんからもプレッシャーに晒されるなか、慎重にRP。2撃というよりFlashを逃したというほうが近い。エイハブのほうが苦労した記憶がある。ま、強くなったってことでいいんじゃないすかね。

 

 

達筆 三級 RP

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石楠花エリアでもう少し手ごたえのある初段ってことで「一筆 初段」を打ちに移動。しかし、スタートはできるが初手が取れず。手ごたえアリどころか手強すぎ。達筆に鞍替えするが、これも3Qにしては悪い。なんとか完登するがやばかった。

 

ベヒーモス 一級 RP

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最後にファンタジー岩。前回、と言っても一年以上前にマントル敗退した「モルボル 初段」を回収する構え。しかし、今回もリップのスローパーのホールディングがままならない。

一体この一年何をやってたのかと自分を責めるが、そういえばこういうホールドに嫌気がさして、石灰岩やら凝灰岩やら、どっかぶりリードに向かったんだと独り納得。

ミケ・コバ両氏からアドバイスをもらい、なんとなく保持れそうな気配になってきたが、お隣の「モルヒネ」とか「ベヒーモス」が気になって浮気。

ミケちゃんがビシバシとパワフルなパーミングを繰り出し「ベヒーモス 一級」をRP。つづいてこちらはソロ〜リ手を出してRP。いい課題だった。モルボルの回収は、派生ラインだがムーブが面白い「モルヒネ」に託そうかな!

 

 

帰りは安定の境川。この日は、肉の日ってことで豚汁がサービス。最後の最後で予期せぬプレゼントを頂戴し、シーズンインとしては十分な成果を噛みしめましたとさ〜。


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