眼力

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珍しいメンバーで瑞牆ボルダー。

シーズンも佳境を迎えるところだが季節外れの春陽気。エリアによっては上裸トライになるくらいのポカポカ具合。寒くなったり暑くなったり読めない秋だよホント。

 

阿修羅

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植樹祭でSAT6師匠とKnさんとジョインしてハイキングコースから山形県エリアへ。

アップは阿修羅だ。何を言ってるのかわかんねーと思うが、M坂氏は到着するなりトライ開始。ザキ氏もミケちゃんもイソイソとシューズを履く中、ひとり周辺のボルダーで体をほぐす。

いい感じにほぐれてきた頃に阿修羅に合流。久しぶりにスタートをやってみると右薬指の皮がズル剥。幸い出血はなかったが「ちょっとまだクラックの状態が…」と呟いて即離脱。

SAT6師匠のレアトライを激写してから移動。

 

ヒドラ

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前回スラビスタとムーブを解決しているのでサクッと完登して大面岩下へ上がる構え。とりあえずミケちゃんをけしかける。ひとしきりムーブ迷子になった彼を見届けてからトライ開始。

件のフットホールドにバッチリ乗り込んで上部のポッケを捉える。やはり私の見立ては正しかったようだ。更に上部の良さげなポッケに手を伸ばす。が、やや遠い。「なんか違うなー」と言って降りる。その後同様の展開を二・三度ループしたところで「ちょっとまだポッケの状態が…」つーことで移動。

 

B岩 無名 初段 RP

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それから単身大面岩下。

なんやかんやで1年以上の付き合いだが初手が止まらないB岩をちょっとだけトライ。サンサンと照りつける日光のおかげで明らかにホールドが温まっている。今日も予定調和に終わるのかと思いきや…おや、止まった。

二手目のランジもこなし手を進めるが繋げてくると悪い。足が切れるが耐えてさらに繋ぐ。リップ直下のカチを捉えて勝利を確信したとこで滑ってフォール。安定のしょっぱさ。

気をとりなおして再トライ。初手は安定して止まるがまたもや滑ってフォール。強烈な猫パンチを見舞って流血。あまりの暑さに日が陰るのを待つか、いっそ移動しようかと迷い始めるが粘ってRP。心理戦を制したのはスーパー嬉しかった。

ちなみに初手止めの要は下半身だと思う。一見するとカチの保持力と思いがちだが、足位置、はさみ込み、腰の入れ方、重心位置など、下半身の安定感を高めることが重要だった。また、それらを十分に意識するため、スタートして下半身が安定するまでは次のホールドを見ないで視線を足元に残すと上手く行った。

意識と視線のコントロールは竜王のスタートと同じロジックだなーと思う。保持力、バランス力、ムーブ解決力など、クライミングスキルの一角に「眼力」を付け加えるべきだと申し上げたい。

 

限られた時間

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で、ようやくの本命課題。スタートから数手をリピートするが思った以上に辛い。B岩で結構消耗したのが原因だろう。非常に良くあることです。指皮の残弾も残りわずかなのでカンテ以降のムーブを解析。

強々クライマーが落ちまくってる最終局面のカチ取りが納得の悪さ。ブラインドでエッジの効いたカチにデッドを放つムーブ。迂闊に手を出すとザックリと掌を裂きそう。正対デッドやらフラッギングやら諸々を試した結果、トウフック的な何かに落ち着く。そこらで疲労と湿度上昇となり5時前に撤収。

今日も一日がっつり課題と向かい合えて幸せでした。繋がるかなー…

 


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