鶸萌黄

瑞牆オープン前の前哨戦という事でハットエリアに行ってきた。前日が二子だった事もあり、家族連れの完全ゆるふわクライミング。コッフェルをバックパックにぶち込み、「岩場のラーメンは中華三昧一択だよね!カップラーメンとか邪道だぜ!」などとのたまう始末。

でもって往路の運転はUE様の快適なドライビングに身を任せ、むにゃむにゃとまぶたをこすれば、あららそこは須玉のローソン。万に一つゲートが開いてるなら大面岩下に突入せんと黒森からアプローチを試みるが当然の閉鎖。おとなしくみずがき山荘へ。

登山道から見える範囲にボルダーが点在し、アプローチも近い。まずは「ハイボー」と紹介されているボルダーで遊ぶ。トポには「左のカンテで抜ける」とか書かれているが、左のカンテは悪い上に苔だらけ。しかも写真は右のカンテで抜けている。だが訓練された百岩読者である我々にとってこの程度の情報撹乱は序の口。

のっけからトポは無視して、右下部からSDスタートを試みる。既に登られてそうだが、ダイナミックにランジでテラスに飛びつける好課題になった。もちろんスタティックに登る事も可能だが、是非ランジで登っていただきたい。

 

 

鶸萌黄(ひわもえぎ) V0

 

IMG_1921鶸萌黄(ひわもえぎ) FA

 

その後、突如として掃除大会が開幕。ハイボーのスラブに張りついた苔を丁寧に取り除く。すると良さそうなスラブが出現。初登権を掃除大会主催者のワイフに譲る。快適なカンテと明確なフットホールドを辿るとドガバのお出迎え、そのまま何の不安も無くリップまで。多分ノーハンドでも登れるだろう。グレードはこのエリアの慣習に習うならV0と思われる。課題名は「鶸萌黄(ひわもえぎ)」

全く想定になかった開拓を堪能した後、周辺のボルダーを触っていると、これまた予想外の雨。ハング下で雨宿り&中華三昧。

結局雨は止む事は無く、濡れながら残りのボルダーを散策。最後に雨の影響を受けないチムニーで遊び、撤収。たかねの湯に浸かって返りました。しかし開拓は楽しい。これからのエンジョイクライミングの第一選択肢になるかも。

 

IMG_1971オロチ下のチムニー

 


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