たまには単独行もいいんじゃないかって事で奥多摩の人気ルート「鷹ノ巣谷」へ。
ガイド本に記載されてるグレードは1級、ピッチグレードはⅢ。
バスを降りると稲村岩が青空の下にそびえている。
鷹ノ巣頂上付近はガスの中だが快適な遡行を予感させる。
入渓地点で装備を整える。LTE回線がまだ届く。さすが奥多摩。
事前情報通り、ほぼ全ての滝が水線突破で遡行可能。
河原をサクサク進んで、水線のボルダーを超え、またサクサク進む。理想的な展開。
ガイド本の参考タイムの半分ほどで核心部の大滝18mに到達。右壁の登攀を開始。ガイド本通り非常に快適。だが、あまりにも簡単過ぎるので左壁にトライしようかと考えがよぎる。しかしあくまでも単独行。自重して進む。
パートナーがいれば左壁、あるいは水線突破にトライすると面白いだろう。
大滝以降は崩壊も進んでいるが、時折現れるワサビ田跡が美しい。
奥二俣からの詰めはこれまたガイド本の通り、ザ・パワークライム。稲村尾根のノーマルルートへの合流をぎりぎりまで粘り、頂上寸前で合流、入渓から3:15で鷹ノ巣頂上に到達。スピードソロを指向している訳ではないがサブ3を狙いたい所だ。
下山は稲村尾根を下るのが一般的なようだが六つ石山への稜線が美しく、行程としてもOneWayとなるこちらをセレクト。最後の舗装路がやや長いのが辛いが、非常に充実感のある行程となった。
あ、そういえば「もえぎの湯」は今回も満員で入れなかったよ。