有笠山から戻って翌朝には瑞牆。末弟・ソーメイとUEChang a.k.a スラビスタという年齢差28歳のパティー編成である。天気予報では午前中が小雨となっていたが、中央道では遠慮なく雨が降り注ぐ。こりゃー今日はまったりだなーということで、
境川でゆっくりメシ
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高嶺の湯で朝風呂するか
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開店11時じゃあ朝風呂じゃないだろ
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瑞牆の途中にある「岩屋堂」で観光するか
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発見できず。案内増やしてくれ
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植樹祭でまったりするか
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雨降っててまったりできない
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モツランドなら登れるかも
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寒いから不動沢駐車場でマショマロパーティー
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焼きマシュマロ旨い。新食感。
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コーヒーにも合う。
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重役出勤でモツランド
プラチナム 5.11c RP
というわけで昼頃にモツランド。あんなに雨が降ったというのに「ミルクミルク」も「レーザーズエッジ」も「プラチナム」もコンディションは申し分なし。というわけで塩漬け状態の「プラチナム 5.11c」にトライ。アッサリRP。
続いてスラビスタが「レーザーズエッジ 5.10d」にOSトライ。間違いなくOSだと思っていたら頭上のカンテガバを華麗にスルー、まさかのテンション。やはりロープをつけると違ってくるのか。ボルダーだと探れるホールドを容易く見落としてしまう、クライミングとは実に奥が深いアクティビティである。
姐御岩
まだ時間が早かったので、一回だけ「金のわらじ」をトライ。思ったよりコンディションいいじゃない、とかいいながらハング下で二度三度と足がスリップ。やっぱ雨後はだめみたい(あたりまえだ)。しかし悔しさだけは普段通り。全力で「っくそー」と叫ぶ。
スラビスタも「ぞうりむし 5.11a」に2tensionと迫るが日が暮れて来たので撤収。「このルート面白いわー。リードもいいなー」と久々のリードを堪能したっぽい。
夜は植樹祭で干物パーティ。赤魚にホッケと烏賊。時々ソーセージ。
阿修羅
翌日はゆっくり9時半から始動。皇帝岩で「ゔぉっく」の慢性疾患ぶりを確認して山形県エリアへ上がる。手頃なボルダーをソーメイと掃除しながら彼のトライを見守る。
ソーメイのレストの合間に阿修羅とファーストコンタクト。出だしのムーブがキツく、右手のポッケも痛い。体が重いこともあってモチベーションが上がらないが、何度かムーブを起こしていると徐々に好感触を得る。スラビスタからの助言で右手にテーピングを施し痛み対策もバッチリ。
すると、クラックマッチを一発で決め、そのまま上部クラック取りも成功。しかしそこから先を全く考えておらず手詰まりフォール。
その後は上部クラックまでは確実に到達、足位置を修正してポッケに迫る。だが、日当たりが良くなりクラックがヌメり始める。と思っていたら、ポッケ取りで左手がすっぽ抜けて盛大にフォール。マット外まで吹っ飛んだが、傾斜が衝撃を逃がしてくれて無傷。それにしても吹っ飛んだ。
スラビスタが「もう登れるじゃん、打ちなよ!」と言ってくれるが、腹が減ったので移動。
裂けた青空
午後の部は「裂けた青空」へ。ちょうど一年ぶりの邂逅。久しぶりすぎてスタートでいきなり躓くが、最近触ったばかりのスラビスタのムーブをパクってスタート。相変わらずバランシーかつ緊張感高め。
手首が痛いのであまりカンテ沿いに行きたくないね〜と話しているとナイスなムーブを発見。体勢的にも緊張感が和らぐ。なんとなくカンテから逃げている感もするが、これはこれで面白いムーブだ。
カンテの角度が変わる部分まで到達するが、見上げると上部リップはまだ遥か彼方。アレを取りに行くにはもう少しメンタルを削る必要がありそう。
おにぎりプロジェクト
一方、ソーメイは岩小屋の隣のボルダーを掃除。彼の身長だと立派なハイボルダーである。「これ、僕が登れたら名前つけれるね!」と嬉々としているが黒本に10級として記載されていることは内緒である。
中央部から右上、スラブを抜けるラインでトライを始めるが、本格的に掃除が必要そうなので左にトラバースして直上するラインに変更。初手をハイステップで抜け、踏み替えてトラバースに入る。踏み替えに苦戦しているところ、足送りに変更するとピシャリとフィット。
直上パートに入りフルリーチで左手を出すがその後も遠い。一緒にムーブを考え、左手送りを提案するが、「いいアイデアが浮かんだ!」と却下。閃きの右手デッドでガバをキャッチ。そのままトップアウトしてバラし完了。やるじゃないか。
そして繋げトライ。しかしヨレで初手が出せず。時間もないので次回に持ち越しとなった。黒本に掲載されてるとはいえこのラインは未登と思われるの是非初登してほしいもんだ。