カテゴリー別アーカイブ: ボルダリング

ストロンブレイカー ノーグレーディング

 

ゴールデンウィークはいろいろと登った。

リハビリと称して「正面壁右岩稜線」のマルチピッチから、カサメリの「はるな」、「ストロンブレイカー」、「瑞牆大橋下ルーフクラック」など。

あらためて書き出すと4課題にすぎないが、それぞれ特色があって印象深い。

なかでも「ストロンブレイカー」は強く印象に残ってる。「はるな」を登ったあと軽い気持ちでカサE氏と取りついたのだが、「こんなところにクラック課題なかったはず」という先入観からロクに調べもせずにトライを開始する。(なお、トポにはバッチリ記載されている。山ちゃん教えてくれてありがとう)

まあ結果的にそれはよかった。自分で判断せざるを得ないし、「5.11c」とあればトライしなかった可能性は高い。

ちなみに我々の当初の読みでは5.10aから5.10cであった。

 

で、登ってみると読み通りフィンガーからハンドサイズ。右上ラインなので右足の置き場所に困る。核心のジャミングやプロテクションで試行錯誤しつつトップアウト。カムは0.4が比較的多かった。

しっかり休んでレッドポイントを狙うが核心のプロテクションで力尽きる。まあ前日マルチ登ってるし致し方なしとこの日は撤収。グレードについては疲労もあり、加えてクラック経験が足りなさすぎてなんともだが、当初の読みは大きくずれていないように思えた。

 

 

数日後、今度は家族でカサメリ。この間、ストロンブレイカーをどう登るかを考えていた。
選択肢は3つ、

  • 普通にリードする
  • ロープソロでリードする
  • ボルダーとして登る

結果的にボルダーを選択したのだが、その理由はざっと以下

  • ビレイヤーの確保が難しい
  • ロープソロは未経験
  • 斜面沿いなので山側に飛べば落差を減らせる
    • もっとも谷側にふっ飛ぶと落差は増える
  • すでにプロテクションありで全貌を知ってしまってるので冒険性をもとめるとボルダーしかない
  • フレッシュな状態なら不確実性のあるムーブはほぼない
  • ボルダーとしてギリ許容できる数少ないチャンス

他にもあった気もするが、ボルダーとして登るのがもっともクリエイティブだと思えた。

 

家族をモツランドに残してオランジュへ。クラックの状態を確かめるために中間部まで上がる。めちゃくちゃ快適。クラックの状態云々より、体の状態がよい。前回はどんだけ疲れていたのだろう。

一度クライムダウンして今度は核心直下まで。核心はやはり少々緊張する。山側に飛べば…とか言ってたけど濡れた露岩に苔が生えているのでできれば飛びたくない。着地で盛大に滑って肘をぶつけて滑落するイメージが浮かんでくる。

地上に降りて「本当にやるのか」とあらためて問い直すが、リスク的にもムーブ強度的にもできない理由は乏しい。何よりロープもカムも持たずにムーブを起こすことが思っていた以上に楽しく、この選択は間違っていないと思えた。

短いレストの後、再び取りつく。

中間部のハンドまでサクサク上がる。やはり快適。フィンガーを交え核心まで。少し甘いシンハンドを決め意を決して足を上げる。するとシンハンドがバチ効き。前回はチョークアップする余裕など皆無だったが、今は違う。余裕のチョークアップからビクトリージャムへ。ルンゼを詰めて取りつきへ戻った

とても良い課題だった。
この場を借りて初登者に敬意を表したい。

 

おそらくボルダーとしては登られていないと思うが、高さや内容を踏まえると「ノーグレーディング」とするのが良いと思っている。

 

ヒヨッコの集い

 

イノ+ミケと登りに行った。このメンツで登りに行くのはいつぶりだろう。ほんの数年前までは毎週のように岩に行ってた気がするが、思えば全員30代だった。今ではミケちゃん以外は四十を迎え、色々と変化に晒されながらもそれぞれにクライミングを続けている。

とはいえ周りを見渡せば、自分より長く登ってる強々オヤジクライマーはゴマンといる。

妙な感傷に浸ってしまったが我々など未だヒヨッコに等しい。

 

ヒヨッコ

本日、ヒヨッコどもはSSKにあった。便所横の◯臭シリーズが狙いである。朝イチで現場入りするとまあ寒い。極悪そうな左上クラックを眺めてヒヨッコにはまだ早えーなと早々に移動する。

とりあえずアップだということでお寺裏に上がる。シャーク〜夕影〜朔風〜刻一刻と岩巡り。この谷筋だけでも魅力的な岩は多い。パワフルなハングラインが見えたので今度やりたい。

 

夕影

一通り岩を愛でること小一時間、 シャーク上部のボルダーに取り付く。これぞSSKと言わんばかりのバリバリの粒子が手に刺さる。後から来たローカルさんに「夕影 初段」という課題を教えてもらったのでトライしてみる。

ハンドジャムが効きそうなのでクラックグローブをはめて取りついてみる。うむ、どうもしっくりこない。まあいつものことさ…と思ってるとなんということでしょう。

核心でバチ効きである。

イノ+ミケにもジャミンググローブを貸した上でジャミングの優位性を熱弁するが、いまいち賛同を得られず。

曰く、
「グローブがずれる」
「効いてるのかよくわからん」
「っていうかエイドですよね?」
などなど。

ちなみに私はクラックグローブはもとより、チョークやクライミングシューズもエイドギアだという論を支持しているが、その話はまた今度。

とりあえずムーブはわかったのでRPトライするが指皮の消耗激しく変なところで落ちまくり。全容がわかってしまうとどうも雑になってしまう。「わかったからもういいかな」と思わんでもなかったが、ちょっと休憩してトライ。完登することができた。

グレードは初段が妥当だと思うがジャミングしないと難しくなりそう。

ちなみに、ついでに触った「がんばれひろしくん」(ひろしじゃなかったかも)は3級とは思えぬ悪さだった。

 

 

 

朔風快晴

その後上部に移動してスラブ・カンテを登る。

すでに指皮の消耗激しく粒子を握り込んでると手汗が滲んでくる。風が吹いてるタイミングを狙って右カンテを完登。後で調べたが「朔風快晴 初段」らしい。上部でカンテに身をかわしたがフェイス側だけでもトップアウトできそうではある。その場合はワングレード上がりそう。

吉田さんのブログを読んでも上部のラインははっきりわからないが、まあこういうのは自分が見えたラインでいいと思う。

その後「韋駄天 1級」を地ジャンで登ろうとイノさんとセッションしたが止まらず。しれっとスタティックで登る。その後もイノ氏は果敢に飛び続けていた。初心貫徹の漢である。

 

 

両者ともラインが不明瞭だったりフリクション良すぎたりで正確な比較は難しいが、提唱されてるグレードよりやや簡単に感じる。そういえば「歳時機」とかも2級くらいに感じたもんな。個人的には吉田さんのスラブグレードは甘めだと感じている。

もっとも初段のマントル課題「なまはげ」に7年かかった奴が言っても説得力はないか。

最後に刻一刻に上がるが指皮が終わってて何もできなかった。また今度取り組んでみたい。

バイソンと苔

とある岩場でハイク&クライムしてきた。

 

岩質は安山岩で比較的しっかりしている。いわゆる里山って感じで日当たり良好、広葉樹の森の中からは富士山がドーンと望める好立地。地元ではハイカー、クライマーともによく知られた場所でトレイルは歩きやすく、4歳娘とゆっくり歩いて2時間くらいで周回できた。

 

そこで登った一押しの課題、「バイソン」について記しておきたい。

アプローチは駐車場から山腹コースを辿って登山道ボルダー群を抜け、頂上の手前まで登る。登山道から右手下に斜面から突き出したボルダーが現れる。(ちなみに下部にはさらにボルダーが存在する)

4m弱くらいのサイズだが下部にスペースがあり、ぱっと見で面白ムーブ間違いなしの雰囲気。前に回ってみると突進してくる牛に見える。上部の苔が毛むくじゃらにしか見えないつーことで登るまえからバイソンと呼ぶ。

課題は二つ。鼻先からスタートする「ノーズ」とSDスタートの「バイソン」。ここでいうSDとはもちろんスリープスタートのことである。シットなどヌルいことを言ってはいけない。地面に寝そべってバイソンの顎下を眺めていただきたい。(後日LD(lie down)スタートなるものがあると@senkatzさんから教わりました)

「ノーズ」に関しては既に登られている可能性は高いと思う。一方、「バイソン」に関してはひょっとすると初登かもしれない。信頼できる筋にも当たってみたが立派な苔から察するに登られてないんじゃない?というご意見だった。情報をお持ちの方がいらっしゃれば是非!

ちなみに後日改めて見ると牛より恐竜、いやヨッ○ーなんじゃね?という気がしてきたがあえて「バイソン」のままとしたい。

こだわる理由は上部の苔にある。個人的には下地や苔も含めて可能な限り手を加えないで登りたいという思いがある。だが現実には苔を落とさず登れる岩は少なく、多くの場合苔を落として登られる。

しかし、この課題に関してはそうした掃除は必要なく登れる。そういった意味からも稀有なボルダーだろう。

この先も、訪れたクライマーに立派な毛むくじゃらを愛でられる「バイソン」であってほしい。そう願っている。

 

トワイライト

前回ファンタジスタ的な何かを登ったあと、トワイライトのラインを触った。鴛鴦のスタートから右にトラバースした後、カンテをたどるラインである。サンセットダディのエクステンションということになるが、割と自然なラインに見えるし何よりムーブがおもしろい。

そう、トーフックが出てくるのだ。

初日はトーフックかな…?くらいの感触だったが2日目に足先行トーフックで解決できたので一気に沸き立つ。瑞牆のスラッシュフェイスを彷彿とさせるムーブである(もちろんまだ登れていない)。他に最適なムーブがありそうだがこのムーブにこだわってみる。

しかしつなげてくると足が届かない。結局2日目は時間切れで終了。

そして3日目、相変わらず足が届かないので足先行を諦める。儚いこだわりだった。ホールディングもかなり微調整する。カンテへの一手がリーチを要求されるためオープンで手首の可動域を広く取る。保持優先でカチッてしまうとカンテへの距離が足りず、仮に手が届いてもトーフックで落ちる。ここらへんの調整というか最適化は久しぶりだがやはり楽しい。

ムーブは最適化されたが指皮が終了を告げ、なんと3日目も登れず。

そして4日目。平日なのでよく空いている。

だが前日の雨か雪か、周辺の岩が濡れている。幸いサンセットボルダーは濡れていなかったがどうも湿っぽい。アップ後のファーストトライが抜群に好感触だったが核心の一手を失敗する。やってれば今日は登れるだろうとトライを繰り返すが気持ちが空回りしてるのかむしろ高度が下がってくる。

これは登れないパターンだな。と頭によぎるが長レストを挟んで3トライは粘ろうと気持ちを切り替える。

すると1回目で登れてしまった。

ホールディングとムーブにたくさんの要素の詰まった面白いラインだった。S兄貴に教えてもらった稚鮎の干物を土産に買って帰った。

サンセットボルダー

7年ぶりにサンセットボルダーを訪れた。前回いいところなく終わった「ファンタジスタ 二段」が狙いである。流石に7年も経てば強くなってるはず、あわよくばワンデイ(と言っていいかは当人の記憶力次第)といきたいところ。他にも課題が追加されトポにも掲載されているようだが、めんどくさくて間に合わなかったので買っていない。登るべきラインは紙ではなく岩を見て決めるのが作法(かもしれない)。

湯河原最遠のアプローチをこなしてエリアに向かう。以前より踏み跡が明瞭になってる気がする。到着すると先客が10人ほど。大人気エリアのようだ。そりゃあ歩きやすくもなるな。

よく見ると中野のシュウジ先生を発見。最近ちょいちょいお会いする。

イノキ岩で適当にアップしてファンタジスタに混ぜてもらう。7年前は限定ホールドがどうとかあったが特に気にしない。とは言え以前は存在しなかった or 使われていなかったガバカチが出現しているように見える。コレを取れば登れるだろう、という雰囲気。

下部からムーブを作っていく。カバカチはランジで解決できそうだが振られと下地を考えると思い切りが必要。中継カチはいずれも悪く、足位置を調整しながら試行錯誤する。シュウジ先生が「意外に持てるよ」というので気合入れて中継カチを握り込んでランジ。ガバカチを捉え損なって落ちるが非常に好感触。

その後、しっかりレストを入れてトライ。

中継カチを保持して足位置を微調整、ガバカチへ飛ぶ。振られを耐えて上部に目をやる、カンテ左の弱点をついてトップアウト。よいクライミングだった。(残念なことにシュウジ先生は撤収ずみであった)

さて、お気づきの方もいらっしゃるかと思うが、このラインはトポに記載されているラインとは異なるようだ。トポではカンテ左へ出ずに右面を直上するらしい。トポがどこまで初登者に裏どりして記載されているかわからないが、おそらく初登時のラインも直上だろう。そう考える理由は、核心のガバカチにある。初登時に存在しなかったとすると、カンテ左に出るのは直上より悪いと予想されるからだ。(憶測してないでトポ見ろよって指摘はごもっとも)

もちろん、登り直しという言葉が頭に浮かんだ。しかし、核心後に壁の中で判断したラインは合理的に思えたし、緊張感のあるよいクライミングをした自負もある。そう言ったもろもろを取り消してまでトポあるいは設定ラインをなぞるのはとても不自由に思えた。野暮と言い換えても良いかもしれない。したがって、このままでよいと結論づけた。

ちなみにグレードは初段くらいに感じた。よいクライミングでした。

ついでに。ジムスタッフを多く知ってるわけではないが、シュウジ先生のアドバイスの的確さは他に類を見ない。もっとも、「意外に持てるよ」と「そこはガンバっす」の情報量にどれだけの差があるのかと問われると何も言えないが、その話はまたどこかで。

In 2021

ここ2年ほど新年エントリーを書いてなかったので久しぶりに書いてみようと思う。

2020年は色々あったわけだが、下の子も3歳になり以前より岩場に行ける回数は増えた。ありがたいことにキャンプ大好きっ娘に育ってくれたので瑞牆や廻り目平に関しては非常にアクセッシブルになった。あとはビレイを習得してくれれば…

昨年最大の成果としてはベルジュエールのレッドポイントだが、その後登ったもので印象に残ってる課題を備忘録しておく。

ナーガ 1級

これは2020年で一番面白かった課題。可能な限り足先行にこだわってスタートしたかったので満足度高し。中間部もバチ効きのフットジャムとハンドジャムで構成される秀逸な構成だった。体感グレードはよくわからないけど2級でもいいのかもしれない。ちなみにチップクラック2級は登れてないぞ。

生命力

ここ数年登った中で、トップアウト後にもっともシャウトした課題。

中間部のポッケを捉えるまでムーブ解析とトライ数を要したが、ポッケを捉えてからは2トライで登れた。リップから先は完全に初見だったので脳汁がMAX。めちゃくちゃ充実した。

初日はスラビスタとセッションだったので、完登はソロが理想的と思っていた。念願叶ったわけだが、登れたら登れたで誰でもいいからグータッチをさせてくれと割と本気で思った。人とはわがままな生き物ですね…

グレードは雷帝と比較すると易しく感じた。新しいトポによると生命力 初段(V8), 雷帝 初段 (V7)とグレーディングされているが、個人的には生命力 初段(V7), 雷帝 初二段(V8)あたりが妥当に思える

Hapinnest You

これは3日ほどトライしているがまだ登れていない。春シーズンには登りたい。めちゃくちゃ面白い。

水際カンテ

年始に御岳に行ったのでかねてより気になっていた池田功の名作にトライ。

下地がかなり上がっているのでお買い得だよと居合わせたクライマーさんに教わる。せめてスタートは地面からやるかとトライ開始。思ったよりホールドはよくてそのままリップまで。

リップは予想通りツルツル。カンテと言うか稜線というかとにかく岩の形状に合わせてもがくとなんと登れてしまった。

え…!? もしかして..これって….二段フラッシュ…ってやつじゃ…

と思いながらスポットしてくださったクライマーさんに「いやでも、ちょっと左上気味でしたかね…デュフフフ」みたいに浮かれポンチな会話をかましてしまったのでかなりキモかったと思われる。

とは言え奮闘感溢れる直登マントルラインも魅力的なので再度トライを開始。だが、見事にスベスベかつ足もない。何度かトライしたのち、下手にホールドを探っても望みは薄いと判断し、リップをマッチして返しきるムーブを選択。

秋冬に緩く継続した懸垂15回3セットの真価を見せる時がきたのだ。

リップマッチから全力でプッシュするがほぼ膠着状態。やっぱムーブ間違ってるんじゃね、という思いと、諦めんな返し切れ、という思いが交錯しているとジワジワ体が上がってきてなんとか完登。期待を裏切らない奮闘系マントル課題だった。カンテ、とは…

 

今年の抱負

というわけで今年も可能な範囲で登っていこうと思います。特段大きな目標を立てるつもりはないけれど、こどもたちとマルチピッチができると楽しそうだな、と思っている。

ムーブメモ

雨月

  • 右手右足で手に足クロスヒール
  • 右手、悪いカチを刻む
  • 左手、さらに悪いフレークカチを保持って右足に乗り込んでいく
  • 左手、甘いカンテ状を抑える
  • さらに右足に乗り込めば多分リップに届く

熊岩フィンガークラック10c

  • 小ハングまではエイリアン黄、緑、ナッツ
  • 小ハングアンダーにC4#.4が決まるが回収注意
  • レイバック気味に上がる
  • ハンドサイズからはクラック右を利用
  • 上部はレイバックで快適に抜けられる(はず)

セルベッサ

下部ハング

  • テラスから左手インカットカチ、右手たるいカチでトラバース
  • 左手、薄いピンチホールド
  • 右手、やや高いサイドアンダーから足あげて左手カチへ
  • 左手、飛ばしでガバ
  • 右足、ハイステップから右手、サイドガバ
  • クリップ
  • 足位置調整して左手、ピンチポッケ
  • 左手、飛ばしてスローパ。スローパ上部の窪みに2&3番指を効かせる
  • 腰を落として右手、ピンチポッケへ寄せ(悪い。もっといいムーブあるかも)
  • 左手、ガストンカチ。右手、一気に上部ガバ
  • ハング左側の良いホールドでクリップ

上部ハング(うろ覚え)

  • ハング最下部のガバでクリップ
  • 戻ってレスト
  • 再びハング最下部のガバ
  • 左手、サイドガバ。足位置調整
  • 右手、アンダーポッケ中継(中継しないほうがいいかも
  • 右手、ガバ上部までデッド。左手マッチ。足位置調整
  • 左手、遠いリップ直下のガバへデッド
  • あとはよしなに

下部ハングは1try目にhangdogで解決。最適化の余地はあるだろうな。上部を探らずRPトライに挑むと、予想以上に遠くて撃沈。個人的には未知の要素を少しでも残したいのでこの判断は支持したい。あえて江戸川橋的な表現をしてみると下部ハングは◯ッシー課題で、上部ハングは岩◯課題な塩梅。また行きたい。

B1ハング

  • ハング下 C4#1
  • ハング上スリット Nシルバー
  • ハング上ガバ上部 エイリアン黄色
  • 確信手前のカチピンチ上スリット Nゴールド
  • 右手甘いかち、左足ハイステップ、右手クラック、右足クロスステップ、右腰つけて立ち上がる、左手カチ、右手ガバ

summer high

6月から8末にかけて、いわゆるオフシーズンにのぼったやつあれこれ。

不動沢下のハング課題

初めてトライしたのはちょうど2年前。スタートから数手がムーブがあり面白い。しかし落ちまくったのは最後の一手という辛いパターン。この日は初めてのナイトボルダーだったわけですがランタンの灯の下、ワントライ目で登れた。いい課題だった。

メメクラック

ねじねじの岩場は4年ぶり。前回来たとき、美しくかつ激ムズそうなクラックがあると思っていたら実は「ねじ式 四段」だったわけで、改めてご対面。まあスタートしかできなかったけどな。4年前は「ねじ式」の前に木が生えていた気がするが伐採されたようで切り株だけが残っていた。ちょっと悲しい気がした。

「ねじ式」を挟んで両隣のトップロープ課題をボルダーでトライする。「メメクラック 5.10b」はフィストパートが湿っていたがハンドとフットジャムをねじ込んで突破。乾いてても結構難しい気がする。充実した。

ねじねじ

「ねじねじ」は快適なフェイスからスラブ。上部にボルトが打ってあるが、設置される前に登りたかったなと。まあ上から落ちたら「イシャはどこだ!」ってなるので理解はするのですが。

ハンドジャム課題

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「私を三倉につれてって」の右となりのワンポイント課題。ハンドジャムを効かせてマッチするのが良い練習になる。濡れてなければ…だが。

瑞牆レイバック

一体何年寝かしたのがもはや不明だが、ようやく「瑞牆レイバック」を登った。ランディングにあった岩ってこんなに小さかったのかと。色々と感慨深かった。

プーシェ & 穴社員

スラビスタとkidsでクジラ岩周辺。名作3級をトライ。プーシェはいい課題だった。OSできなかったけど。穴社員はかろうじてOS。その後ウイスキーボトルの2級とか3級を登ったり…

虹の入江

そして3年ぶりの虹の入江。前日もトライしてみたがどうにも3手目が取れない。スラビスタの足ナビゲーションのおかげでなんとか完登。ありがとうございました。ただ3年は寝かしすぎた感があって、もう少し集中的にトライした方が充実するんじゃないかな。

帰りに「雨月」をトライするとこれが超絶面白い。こいつは長期熟成させずに登りたいと思いました。

瑞牆DEBUT

2歳になったひいさんを連れて瑞牆キャンプへ行った。彼女にとって初の瑞牆だが、GWのロックトリップでキャンプ生活にもロングドライブにも慣れたようで往きの車内では爆睡。

皇帝岩

テン場を設営した後、定番の皇帝岩。とりあえずヴォックのガバにぶら下がる。ソーメイは反対側のカンテラインで遊んでいたが指皮が即効で売り切れてモチベーションだだ下がり。ま、久々の花崗岩だししょうがあるまい。

スラッシュフェイス

昼頃、別行動で上にあがる。ずいぶん久しぶりにスラッシュフェイスと対面。件のランジは小さな発見があったが進展と呼べるかどうかは謎。秋にまた来ようと思う。

組手

M坂マンが「ワンデイ上等」と息巻いていたので合流してokeyさんともども組手。初手のカチが喰い込む。ランジを止めるところまでは繋がったのでそっから先はまた今度。ジムナスティックで楽しい。

杉野カンテ

そして前回一目惚れした杉野カンテへハイクアップ。下部の曲線美は何度やっても楽しい。カンテへ出てから切り返すのか直上するのか3人で協議するも何れのムーブも解決せず。こいつをノーマットソロで登り切った宮下氏には驚嘆せざるを得ない。また手に負えなそうなハイボール見つけたらシレっとサジェストしようと思う。

サザンクロス

翌朝はひいさんが車に乗りたいというのでドライブがてら不動沢最下部。アプローチ0分なのも嬉しい。小さなマントル課題をガンバしつつ大きなポッケ課題をオブザベーション。

気温は高いが岩の状態は悪くなくイケそうな雰囲気。核心はなんというか我慢系?3トライ目で成功。見た目よりはマイルドなハイボールでした。

その後、向かいの前傾ボルダーへ移動するがまたしてもマントル敗退。うーむいい加減登らせてほしい。

チンアナゴ

植樹祭に戻ってお蕎麦食べてトレイルラン装備で大面方面に上がるとミケちゃんと合流。皇帝岩へ向かうというので付いていく。

彼らがフリークエントフライヤーを打つ側で見当違いなアドバイスを飛ばしつつ周辺を散策。

すると美しいスパイヤー状のボルダーを発見。web上で「狆穴子」として紹介されたが最近になって既登だったことが判明したとか。色んな意見があると思うが、こんな良質のラインがトポに載ってないとなると登って紹介したくなるのは無理からぬことだ。初登であろうとなかろうと、岩を見て自らのラインを描いたのであれば良いクライミングだったんじゃないだろうか。その体験や岩との関係性に「狆穴子」という名前を与えたのであれば、そう呼べばいいと思う。少なくともトポに引かれた線をなぞるより、クリエイティブな行為だと僕は思っている。

雷帝

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超絶久しぶりに瑞牆でクライミング・キャンプをした。

ボルダーシーズンはそろそろ終盤って声も聞こえてくるが木々の緑はそれほど濃くなく、気温も15度以下。こりゃ梅雨が来るまで遊べるんじゃねと思いつつ、アップのために猫頭エリアへ行く。

猫頭ントルの右カンテを登って右隣の岩に移動。まだ雪の積もってる時期に少しだけ触った初段を打つべく前に立つと…びしょびしょ。誰だ梅雨までとか言ったやつは。カンテ挟んで左フェイスは乾いていたのでカチ課題を登ってアップ終了。

雷帝

ずいぶん前に2,3時間トライした際、なんとなくムーブはできていたので今日は最適化して繋げるだけ。まあそう考えて上手くいった試しはほぼない。加えて今日は初手のアンダーがどうも湿気っぽい。いや、前回もそうだった気もする。

トーやらヒールをかけてるとなんかいい感じになってきたので初手、二手と繋ぐ。さて、、こっからが本題。足位置をいろいろと調整してデッド。デッドの強度はまあ耐えられるんだが足さばきが辛い。あとはもう気合だな。と思ってたらトーラバーに穴。おい。

ここで上部大丈夫なんかな〜みたいな気分が湧いてきたが、普段エラソーなことを言ってるので探るのはやめて時が満ちるのを待つ。

久しぶりにがっつりシークエンスを脳内再生してスタート。穴の空いたトーラバーも問題なく自分的核心の足さばきをこなしてデッド。止まった。そして上部へ。ちょっと緊張感のあるムーブからガバを捉えてマントルは快適。スラブをゆっくりと上に抜けた。よいクライミングだった。

 

大面岩基部

思いのほか早い時間に登れてしまったので上にあがる。ちなみに完登動画を撮ろうと思って劇打ちするも登れずちょっと凹んだのは内緒だ。

まずは不可視。中間部のムーブが辛かったが探ってるうちにいい解決策を発見。だが最後のポッケが遠い。結局止められずに敗退。なんというか江戸川橋にありそうなカチカチっぷり。

sakuma

それから佐久間の塔の背後にあるケイブ。内部はかなり脆く崩壊しまくってるのでケイブ入り口のカンテ&クラックで遊ぶ。ムーブは難しくないけどヨレまくりでこれまた敗退。マルチのアップにおすすめです。

DKマントル

6時をまわって小雨がぱらついてきたので頃合いとばかりにマントル課題。ヨレっぷりに加えてこのコンディション。これなら登れなくてもしょうがないよねという敗者のメンタリティ全開で取り付くと、どうしたことか2トライで登れてしまった。こいつぁー面白い課題だと完登動画を撮ろうと思って劇打ちするも(略

夕飯はやまにのカンパーニュにカマンベールを焼いて乗せたら至福。

 

ジャイアント・ジャム・サンド

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翌朝は水墨画のような明けの月とともに起床。
朝食はセルジュ・ゲンスブールを聴きながら摂るというエレガントスタイル。
重い体を引きずってM坂マンとOkeyさんについて初めての地獄・リアス式エリアに行く。

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OSで「ジャイアント・ジャム・サンド」に取り付く。最後でちょっと焦ったけど無事完登。ハンドからフィストまで、ムーブも多彩で面白かった。このグレードをOSできる程度にはトラッド能力が残っていたことに安心。

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周囲のクラックを観光しつつ下に降りてM坂Mが「N字クラック」をトライする横で「B1フィンガー」に取り付く。11aのフィンガーなんて分相応だが何事も経験だ。当然早々にテンションが入るが普段やらないハングドック(怖くてカムになんてぶら下がれねーよ)連発でなんとかトップアウト。このグレードのトラッドルートを自分で解決してトップアウトできたことはとても大きな自信になった。まあできればハングドッグなしがいいんだけど。怖いから。

その後は杉野カンテを掃除したり下部だけノーマットでトライしたりして遊んだ。このラインは瑞牆でも屈指の曲線美だと思う。これをいつの日か、ボルダーとして登りたい。