カテゴリー別アーカイブ: ジムリード

ON SIGHT 5.11D


BaseCampの「シャレオツ5.11d」でオンサイトグレード更新しました。更にもう一本、5.11dにトライしたがホールドを一手間違えたのでオンサイトならず。とりあえずBaseCampの11台は問題なく登れるんじゃないでしょうか。

で、上記の「シャレオツ5.11d」は「オシャンティ5.12a」に分岐するんだけど本命は当然こちらであります。「シャレオツ5.11d」を登っておけば「オシャンティ5.12a」の前哨戦が出来るし、グレード更新のおまけもついてまさに一石二鳥。と思ったんだけど5.12aはやっぱり甘くなかった。

核心までのムーブ強度を見ると、両者の隔たりは小さい。ところが核心となると「オシャンティ5.12a」が強烈に悪くなる。この一手によって、両者の差は歴然となり、最終的なグレーディングに帰結している。

しかし、だとしても11dと12aのギャップは大きすぎる(と思う)。恐らく11台はやや甘めのグレーディングになっているため、結果として11dと12aの落差が激しくなってるんじゃないだろうか。ま、12台はまだ一本しか登れてないからエビデンス不足ですが。

BASECAMP ワカメ道5.12a

もうすぐ春ですね。玄関を出ると風の中に沈丁花の香りがしました。どおりでビールが旨いわけです。スキー帰りは紳士のたしなみとして、地ビール大人買いからの効きビール大会。あっと言う間に1.2kgのbuildupを達成しました。

雪の影響とかタスクがビジーとかで、ジムボルダリング冬眠生活を送ってましたがリードもやらねばって事でBASECAMPに出張。

ワカメ道5.12a

前回、好感触を得る事ができたので「キュベレイ5.12a」から転進を決断。「キュベレイ」は核心の一手以外はなんてことない課題だが、こちらは核心前後のシーケンスが特徴的。スローパーを押さえて微妙なヒールからのマッチ、ルーフ抜け口後のクリップ、核心後のビミョーに悪いカチなどルート登ってるぜ感が満載。長さもBCにしては短くて得意系だったと言える。ま、そうはいっても4~5便撃ってるわけですが。

ロマン貴公子5.11a

お買い得と有名な「ロマン貴公子5.11a」を本日初リードのうえちゃんがトライするのでビレイ。初リードにも関わらず10aと10bをOS、10cも1tenと出来過ぎな成果を上げていたので、もしやと思ったらこちらも1ten。オブザベーションで失敗しなければOSした公算が高い。おそろしい男である。

ヒールがボトルネック

ボトルネックとは部分的な問題が全体に悪影響を及ぼしている状態である(あってるよね?)。自己評価としてヒールに苦手意識は無かったが、最近の傾向を評価してみるとヒールの使い方、ヒール時の体の使い方を改善する事でムーブを解決する事が多い。これは「わかめ道」に関しても同様で、「おまえのヒールにはがっかりだよ」と下方修正されることとなった。

ただね、ファットブロッカーのヒールはバチ効きだったんだよ!みんなが口を揃えて「掛からない」「見えない」「サイファーで解決した」とか言ってる悪名高いヒールを僕は何の迷いも無くフックを….

え!? 成功体験にしがみついてんじゃねーよだと!?返す言葉がみつからないぜ。

なまじヒールに自信があるから改善できないんだよね。これからは謙虚にヒールを見つめ直して行こうと…いえ、この挫折は心の宝です。

ジムログ

この週末の大雪は数十年ぶりだそうで、日曜のアイスは是非も無く中止。しばらく外岩にも行ってないけど、雪が溶けてなくなるまでフリクションが悪そう。ぬかるみも懸念材料の一つですね。

そんなわけでジムです。

Twall江戸川橋の3Qを1Dayで2本もぎとり、絶好調かと思えばBaseCampの5.12aは相変わらず1tenのまま。リード伸びないなーと落胆してるとまさかのOSグレード更新。5.11c。

ひょっとして件の5.12aとは相性が悪いのかもね、と他の5.12aを触ってみるとOSトライで1tenとまずまず。何となく自分の傾向と課題が明確になってきた。

 

傾向と課題

まあ今更なんだけど130°以上の強傾斜が下手ってことです。より具体的には体幹が効果的に使えない、ムーブが汚い、持久力が低い、という事。外岩で130°以上って滅多に無いからジムで取り付くモチベーションが低かった訳だけど、ちょっと意識を変えよう。

以前はクリップが最大の核心だったけど、クリップ素振り1万本が功を奏して少しはまともになってきた気がする。つーわけで江戸川橋の2Fで撃ちますよ、150°を。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。旧年は成果を残せた一方で故障に悩んだ一年でもありました。今年は故障に悩まされる事無く、これでもかって位に登りきろうと思います。

BASECAMP詣

年末年始は北山エンクラ2DAYS、からの正月料理攻め&運動不足。体重が1kgほど増えてしまった。ちなみに北山での成果は将棋入門4Qという、清々しいまでのエンクラっぷり。細かいカチを保持し、磨き込まれたフットホールドに乗る。この手のクラシックな課題は渋いとは思いますが、やはり苦手でした。

つーわけで運動不足を解消するため、詣でて来ましたBASECAMP。最近はボルダーよりリードの成長が著しい。訛った体でもリードなら何かいい事があるはず。本年のクライミングの行く末を占うべく、武蔵藤沢に行って参りました。

出ました中吉!

まずは5.10bをアップで2本。その後おもむろにルーフの5.11b。「ルーフのアップにどうぞ」と書かれているが、1テンだろうと予想してスタート。するとそのまま完登。拍子抜けだが新年早々幸先がいいスタートである。

予期せぬOSグレード更新で歓喜に沸くが、最も嬉しいのは最高グレードの更新。そういう意味では中吉ってとこだろうか。そして5.11bOSが意味する所は即ち、「5.12b(大吉)を撃て!!」である。

出るか大吉

レストついでに5.12bの物色を開始。大吉に相応しい(要するに甘め)課題を探る。強傾斜の少ないトラバースを含むラインをセレクト。ホールドも比較的良さそう。しかし核心が読めない。二三箇所の核心候補を擁立しつつスタート。行くぜ大吉‼︎

が、いきなり下部でスタック。ホールドが遠くて怯む。スタティックな選択肢を探るが無い。躊躇せず飛ぶのが吉、とばかりにデッド。その後もグイグイと体力が奪われ、短いルーフにさしかかりテンション。薄かぶりへ移行するパートでも強度の高いムーブを要求される。とは言え自動化できれば大丈夫そう。

しかしクリップが地味に辛い。さらに下からでは知る由もない甘いホールドが出現。しかも2連続。ぬぐぐ、これが第二核心かっ。奮闘しようとも思わずテンショーン。回復を待ってムーブを起こす。ここも自動化を進めれば消耗せず抜けれそうである。問題はレストだが、まあ何とかなるだろう。

そしてようやくトラバース。その後、直上すれば終了点。長い旅だったが可能性を感じる。やはり俺は大吉を引く運命(さだめ)のようだ、とトラバースへ入る。

 

….ん? トラーバスの足が無いよ?

 

目を皿のようにしてフットホールドを探すが、遥か彼方のジブスしか見つからない。嘘でしょ。さっきの第二核心は何だったのか(もちろん核心ですら無い)。テンションしてムーブを探るがどう考えても簡単なムーブでは突破できない。ランジか?(しかし足が遠すぎる)。まさかのキャンパ?(12台に収まるのか!?)
悩んだあげく遠い足に乗り込んでマントル突破。このタイミングでマントル。鬼の所業だが、自動化すれば…いや..うーん…ねえ..?

トップアウトして長レスト。前回の5.12aでもなんとかなったので今回も希望はあるはず、と2try目を出すが薄かぶりパートでクリップできずにテンション。とりあえず3テンでトップアウト。いやー甘くないっすな。今回は中吉で勘弁してやるぜ!

アップとパフォーマンス

ところで最近の傾向として、アップ2-3本後のトライで成果が出る事が多い。このタイミングが最もパフォーマンスが良いのだろう。しかしその後は目に見えてパフォーマンスが低下する。もう少しパフォーマンスを持続させるマネジメント能力が欲しい。

rproof

今年の抱負

幸先よく新年のスタートが切れましたが、正月っぽい事も書いておきたいのでお約束の今年の抱負。やっぱり明文化など公言する事による影響力って大きいよね。

御岳

  • 忍者クライマー返し(2D)
  • 蟹(3D)
  • 私の家(2D)
  • 御岳洞窟(1Q)
  • 鵜の瀬大トラバース(2D)

瑞牆山

  • 日々の暮らし(1Q)
  • 美しき日(2D)
  • 普通の日(1D)
  • ヴォック(1D)
  • 倶利伽藍(1D)

湯河原幕岩

  • パイプライン(1D)
  • サブウェイ(2D)
  • シャクシャイン(5.10d FL狙い)

黒山聖人岩

  • ウェーブ(5.12a)
  • 黒山賛歌(5.11b FL狙い)
  • ピクルス(5.12b)

リードのグレードに関しては5.13aを狙いに行きたいんだけど、面白そうなルートがわからないので明記できない。また、トレーニングに関してはもっとロジカルなトレーニングを取り入れたい。

 

去年の成果

一応去年の成果もまとめてみたけど、改めて列挙してみると少ない。今年の抱負に対して望みが高すぎる気がするけどま、がんばりましょう。

御岳

  • デッドエンド(1Q)
  • デッドエンド横断(1D)
  • 立ち鵜(1Q)

瑞牆山

  • 祭りの花(1Q)
  • ガリガリトラバース(2Q)
  • カラクリ(1D)
  • 百里眼(1Q)
  • 花畑(1D)

湯河原幕岩

  • 貴船(1D)
  • 帰還兵(5.10c)

黒山聖人岩

  • 貂が見ていた(5.11b)

ジム

  • Twall江戸川橋リード(5.12a)
  • BaseCampリード(5.11b)
  • 品川ロッキー130度ボルダー(1Q/1D)

 

今年の宿題は今年のうちに♪ 〜Twall 5.12a RP〜

凍てつく関東を離れ、さらば東京、こんにちは北山公園。年末は温暖な関西でエンジョイクライミング。それが一億年と二千年前からの習わしと言ふもの。と言う訳でこのエントリーは本邦が世界に誇る超特急、新幹線の中でしたためております。

年の瀬がせまり、私は焦っていた。当初の予定では二段を登り、5.12aをこなし、こたつでうたた寝をしているはずであった。しかし運命とは酷なものである。股関節の不調から膝靭帯の損傷と度重なる故障により、もはや実現性のない目標に思われた。

怪我明け(完治ってわけじゃないけど)の御岳では「忍者クライマー返し」を撃ちこむが、一日一手という、高度な訓練を受けた牛歩戦術が展開。「忍者クライマー返し」は二段にしてはムーブ強度が低いと言われるが、ご存知の通り、パーツ練習が難しい課題。初めてトライする二段としてはそういう意味で相性は良くない(気づくの遅せーよ)。結局そのまま年内忍クラは果たせなかった。

しかし意外な事にジムリードの調子は悪くなかった。いや、むしろ上昇の気配すら漂っていた。前回、怪我明けにRPグレードを一気に2段階更新したのはお伝えした通り。一般的に3,4級のボルダー力があれば5.12aは登れると言われる(ロープを着ければ凡人以下な段クライマーも少なくないが)。この基準に従えば、幾多の初段を手中に収めてきた私が、5.12aに苦戦するなど本来あってはいけないことである。私の脳内平山ユージ先生も「そうだよ!ボルダー力にリード力が追いついてきたんだよ!絶対5.12a登れるよ!」と爽やかに仰っていた。

隠して、忘年会シーズンまっただ中の帝都は穢土川橋Twallを最終決戦の場所として挑んだのであった。狙うは前回触れたランジ&デッド特盛の赤ホールド!まずは核心ランジを入念にオブザベーションするべくフロアーへ降り立った。

ん?あれ??赤、は??

運命とは何故にかくも酷なのか。まさかの壁替え。驚愕である。我が愛しきの赤ホールドはピンク色に衣替えし、よそよそしい眼差しをこちらに向けている。狼狽する私は何処からとも無く、「あ、ほら!中学のときに(二週間だけ)付き合ってた、ほら俺だよ俺!」と虚しく取り繕う声を聞いた気がした。

とにかく気持ちを落ち着かせるべく、135度に居る細E氏に状況を説明しに行く。すると氏は「じゃあこの長モノやろうよ。ちょうど5.12aだよ」と私の前腕をENDさせるのが目的としか思えない提案をしてくる。いかん、ここに居てはやばい。

気を取り直してオブザベーションを開始する。右端からスタートし、左へトラバース。再度右にトラバースしてゴール。蛇行したルートである。観た所悪そうなホールドは少ない。前回の様なランジもない。一方で明らかに核心部は上部に集中している。そして中間部に顕著なレストポイント。間違いない、ヨレ核心である

ヨレ核心、クリップ核心、恐怖核心はボルダリストがリードに挑む際の核心の三原色である。つくづく運命は酷だ。

だが、運命は残酷なばかりではなかった。この日唯一にして最強の幸運が訪れる。ビレイヤー、I上氏の登場である。I上氏は覚えてないっぽいが私が初めてリードを教わったときにI上氏にはお世話になっている。登ってよし、ビレイよし、のナイスガイである。こうして最強のバックアップを得て、1try目に入った。

予想通りホールドは良く、第一トラバースに入る。強引に突破できそうだが、ここはムーブを固めてパワーを温存しなければならない。テンションしてムーブを固める。正解ムーブではないと思われるが、消耗しないムーブを見つける。左パートに入ると予想通り完全なレストポイントが待つ。そして左パート上部から右へのトラバースが核心である。ここもテンションでムーブを探る。クロスからガストン、マッチへと繋げるのが正解ムーブのようだ。

そして最終クリップ。だが次のホールドが地味に遠い。しかも見るからに甘そう。核心をこなした後にこれを保持出来るのだろうか。やはりヨレ核心である。可能な限りスタティックに出すべくフラッギングやロックオフを試みるが最終的にデッドで正対。またしても卓越した正対クライマーセンスを露呈してしまった。

とりあえずバラしたので決戦に備えて長レスト。細E氏がやって来たのでムーブの解説。BCAAをキメて万を時して挑む。

そして時が満ちる。決戦の時だ。

ギャラリーに細E氏とワイフ。ビレイヤーにI上氏。普段より背後が温かい。特にI上氏のビレイは本当に心強い。

そしてスタート。順調にクリップを進めていくが、どうやら細E氏に解説したムーブと異なるらしい。事件(クライミング)は現場で起こっている。これでいいのだ。そして第一トラバースへと突入。ここでも細E氏と練ったお洒落ムーブを華麗にスルー。カウンターバランス?なにそれおいしいの??

左パート最下部でレスト。遮二無二シェイクをするより、ゆっくりリリースした方がレスト効率がいい。最近気付いたテクニックである。

そして再開。この後に休める場所はない。左パート上部へ至りここから核心部が始まる。最上部のカチをクロスで取るはずがムーブが起こせず飛ばしで取る。そしてマッチ。次がハイライトとなるトラバース。右手でガストンを取るデッドムーブ、の予定がまさかの左手クロス取り。

ギャラリーからどよめきが起こる。「オブザベーションとは何だったのか」「あのムーブ解説全部嘘じゃん」「終わった」

だがギャラリーの落胆とは裏腹に私には切り札があった。左足を上げればマッチへいける(はず)。厳しい体勢から狭い足を上げ、間髪入れずマッチする。バチ効きの感触が指先から伝わる。

だがまだ気は抜けない。最後の難関、地味なあいつを保持しなくてはならない。ここで弱気になっては負ける。最後は気持ちの勝負だ。しかし、うーん、いけるのか?と思いそうになった瞬間、「イケるよー」とI上氏の声援が。細E氏の「ガンバガンバ」が後に続く。その声に押されるように渾身のデッド。完全に決まる。

こうしてギリギリのタイミングで5.12aを達成。しかも1day2tryRPのおまけ付き。

今回の勝因は何と言っても皆様の熱い声援でございます。クライミングは素敵な仲間たちが居てこそだと強く感じた次第であります。2014年もこの気持ちを忘れず皆様と一緒にナイスでガンバなクライミングライフを過ごせるように祈りつつ、皆様よいお年を

フッキとRP

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2週間前に痛めた膝(MCL損傷)が9割がた回復してきたのでちょっと本気出してみました。一応主治医には少しずつ復帰していいと言われていたので、”すこしずつ”ってことはリードって事だろうと解釈してTwallへ。

実際、ボルダーはムーブ強度や着地を考えると流す程度になってしまうのでリードにしたのは正解なのね。それなりに打ち込めて、かつセーフティー。しかも十分な成果までゲット。なんとRPグレードを2段階更新。

5.11c

前回触ったのが丁度膝を痛めたとき。感触は良かったので、サクっといくんじゃないかと期待していると本当にあっさりRP。本日1try目のムーブ確認でそのまま登れてしまった。通算2tryでした。

 

5.11d

ムーブ自体は今年の3月頃にバラし完了。随分時間が経ってしまった割には、「バラせたけどこれを繋げるのは非常にキツい」「わりとボルダー」「乗り込みからのワンフットレスト」「終了点目前のピンチへのデッドがヨレてて保持できない」など部分的に覚えている。とりあえず1tryだして、記憶が正しい事を確認する。既に5.11cを登り終えてパンプ気味の為、最後のピンチデッドをやり過ごす方法が無いか模索。体幹を締めて少しでもデッドの距離と反動を押さえる事で若干余裕が生まれる事が判明。

そしてレストを挟んで2try目。今日のノルマは達成してるから気楽に行くかと思いつつも「これ登れたかなり嬉しいに違いない」とか考えつつムーブをこなして行く。乗り込みでロープを上手く跨げ無かった為、あまりよろしくないクリップになるが、立て直して最終局面へ。軽くシェイクしてデッドへ。五分五分だったが止まる。終了点のクリップがガクブルだったけどなんとかこなしてRP。多分通算4-5try。

 

と言う訳で意外にも年内5.12aが現実味を帯びてきた。膝をやったときは絶望的と思っていたのに、ありがたい事です。ちなみに種まきということで5.12aも触ってみるが、何ですかこれは。ランジからの足ブラ〜マントル。その後も遠いホールドへのデッドが連続。とは言え2,3日打ち込めば多分登れる感じ。けど理想的には外岩で5.12a登りたいんだよな。聖人岩のウェーブ、奴に会いに行きたい。