城山 OFF Season

OLYMPUS DIGITAL CAMERA[photo by I.taro]

 
絶滅危惧種とも言われる若手ソロアルパインクライマー・タロー君と、オールラウンドクライマー・ミノルパイセンと共に城山。

当初、瑞牆に行く予定だったが金曜の降雨から転戦を決断。梅雨真っ只中、完全オフシーズンにもかかわらずワイルドボア&チューブロックは意外と悪くなかった。

 

カルカッタ 5.10c FL

ボルト事情が意味不明な当ルート、一本目は地上1mで二本目は地上5-6m。当然二本目でクリップできなければグラウンドは必至。だが何を思ったかタロー君はやる気マンマン、さすがはソロアルパイン野郎である。見てる側でさえ痺れる二本目を苦戦しながらも見事突破、そのままMOS。

 

IMG_2490[流石のメンタル]

 
熱い登攀の見届けたあと、シレッと他のルートに乗り換えるつもりだったが言い出せる雰囲気になくトライ。懸案の2クリップ目はドローがかかっている状態だと特に問題はなし(マスターだとかなり遠い)。快適な中間部を抜け、これで終わりかと思いきや最後のハングがやや悪い。慎重にホールドを探して無事完登。ボルト位置がもう少し良ければ好ルートなんですが…

 

スーパースター 初トライ

長い12を触ろうってことで「スーパースター 5.12a」を3人でトライ。しかしトポと実情が食い違っているためラインを見いだすので精一杯。3人掛かりでなんとかライン(とムーブ)を解決。序盤のハングを越えると中間部でしっかりレストできる。終盤のカンテがやや悪く、ヨレたところに駄目押しの抜け。登りごたえは十分。冬シーズンの目標かな。

 

ミウラー 5.11a MFL

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日が陰ったのでチューブロックに移動、11台でエンジョイする構えである。まずは看板イレブンな「ミウラー 5.11a」をマスターで一撃。オンサイトと言いたいところだが、既にタロー君のトライを見てるので言えない。こういう場合「マスターフラッシュ」とでも言えば良いのだろうか。

下部核心を抜け、以降のフェイスをカチやらポッケを繋いで登っていく感じはなんとなく「生と死の分岐点」に似ている気がした。

 

こんにちはマコロン 5.11b RP

更にもう一本、「生と死〜」の右隣りに位置する「こんにちはマコロン 5.11b」にトライ。そろそろヨレを感じる頃合い、3クリップ目でホールドが見つからず粘りに粘ったが敢えなくテンション。ヨレで閉店状態のタロー君を強引に取り付かせる間、ゆっくりレスト。2トライ目でレッドポイント。

IMG_2512[ミノルパイセンは一撃、流石13クライマー]

 
こちらも下部核心。チューブロックはこのパターンが多いのだろうか。ミウラーよりムーブが多彩で面白いと感じた。どうせなら、更に右隣りの「オンリーイエスタデイ」を継続して最高点まで抜けるとより充実できそう。

その後、タロー君の「グレイシー」やらミノルパイセンの「シャムロック」を見届け、クールダウンの「ストーンフリー」でまさかの敗退。

 

ホテル狩野川

翌日の天候が崩れるのはほぼ間違いなかったが、せっかくなので狩野川で幕営&宴会。伊豆の国ビールと絶品あなご寿司を堪能して就寝。

翌早朝は薄曇りで一見登れそうな空模様。しかし雨雲レーダーで東海地方まで雨雲が迫ってきていることを知り、早々に撤収となりました。


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