タグ別アーカイブ: 瑞牆山

黒い森、白い画面

kuroimori

 
んー夏が去ってしまいますね。
後3回、いやせめて2回は沢に行きたかったんだけどこの様子じゃ無理っぽい。
行かないで、夏。

8月中も瑞牆ボルダーに行きましたが、やはりフリクションが悪く、スローパーでズルズルと落ちる始末。とてもじゃないが二段を打ってもいい事はなさげ。

 

桜餅 2級


そんなこんなで「マントルのテストピース」と称される「桜餅」にトライ。
このコンディションで登れたら俺のマントルスキルも相当なもんだろう、と思ったらあっさり2撃。しかも1トライ目はなぜかSDトライだったので、実質フラッシュ。
んー、簡単すぎるので返って不安。限定とかあるなら誰か教えてください。

 

黒い森 初段

 
既に二回ほど触っているのでムーブは完成済み。さっくり登る構えで向かうと、こちらも3撃。ウハウハで動画を確認してみると、真っ白な画面が…。
ん、なにこれどういうこと!?

もう一度確認するがやはり真っ白。しかも5秒で終わってる。
実は先日のディープウォーターソロで水中撮影を行って以来、ハンディカムが絶不調。

再登しようかとも思ったが、その後はボタンを押しても全く反応なし。ま、SD版に可能性を感じているので、いずれ再登しようかな。

 

ランジ千本

S0089426

ジメジメと梅雨まっただ中ですが、こういう時はスカッとランジ課題ッス。

今回もおなじみ1000さん、ミケちゃんに加え、久々の48さんと瑞牆山。梅雨の中休みは意外に快適でした。

 

花畑リベンジ

まずは前回、ミケ氏が不発におわった「花畑 初段」の回収に向かう。合い言葉はもちろん「3トライ以内でフィニッシュ!」である。彼のモチベーションを高めるためにも達成した暁にはビール、それもエビスかプレミアムモルツをゴチる事を約束。

すると前回の脆弱腹筋はどこへやら、初手から足ブラ、トウフック、そして気合い一発の寄せまでを順調に繋げてくる。一瞬トウフックが外れそうになるも、すかさず修正し気迫のRP。見事なワントライゲット。個人的にはトウフック脱落からの起死回生ムーブが見たかったけど、ビールゲットおめでとうございます。

 

 
その後は「ラフレシア 二段」

前回は初手しか触らなかったので、初手からトップアウトまでを解析。初手でヒールが切れるとアウトかと思いきや、反動を吸収し耐えられる事が判明。足ブラになるが拾いなおしてゴニョゴニョしてランジ、上部までつなぐ。ここだけでも一級くらいはあるんじゃ無いだろうか。とは言え初手を耐えて足を拾い直したら登れそう。後は初手。とにかく初手だ。

/Face
そしてこの課題、「スラッシュフェイス」。まだ指の状態が万全ではないのでランジだけトライ。”だけ”とは言えフォームの微調整を試しながらの千本ノック。小一時間ほど飛びまくって本日のワークアウトはエンド。やっぱ指がもうちょっと持てないと厳しい。

エレスアクベ
ムーブわからん。2トライしてサクッと移動。

美しき日
GWに触った時はスタートから非常に厳しかったが、今日は好感触。もうちょっと時間があれば初手は止まったはず。しかしそっからが本当の核心なのは誰もが知るところ…

 

指人形 初段

さて本日の主題、フンワリ系ランジのテストピース(当社比)「指人形 初段」。前回、リップを一瞬保持したのにも関わらず滑って敗退という、実に”らしい”負けっぷりを晒したので一発入魂の構え。ちなみにランジだけではなくムーブの多彩さもこの課題の魅力。1000さん、ミケちゃんも前回惜しいところまで進んでいるので期待がかかる。

そして運命の(本日)ワントライ目。

スタートのマントルで右手の返りがやや甘いが許容範囲と手を進める。体幹トレのようなムーブ、ブラインドの踏み替え、柔軟性と斜腹筋が要求される足上げ、その他もろもろをスムースにこなし、ついに発射体勢に入る。右足が僅かにズレているがこれも許容範囲、飛べない位置ではないと肚をくくる。そして軽く息を吐いて、離陸。フワリと止まる。

 

 
「一発入魂とか言いつつマシンガントライになるんでしょ、どーせ」というおおよその予想を覆し、値千金のワントライでした。

その後、皆のトライを眺めつつ「エンドロール」。程なくしてミケちゃんがRP。1000さんはリップに触るも前回の僕同様、指が抜けてRPならず。48さんは完全に発射体勢に入っているのにも関わらず、「怖くて飛べないYO!」を連発。ホンットにあとちょっと飛べばOKなんですが、意外な弱点を見せていただきました。

その後、ヨレヨレで「黒い森 初段」をちょっと触って撤収。次回登れそうな感じ。
シーズンは終了目前だけど、大小さまざまな成果を得る事が出来て感無量。10月までしっかり仕上げて秋には二段収穫祭を開催致します。(予定は予告なく変更される事があります)

好きな課題が、できました。

 
DSCF9349

 

梅雨ですが、モチベーションMAXでお届けしております。

前回、瑞牆山と倶利伽藍のエントリーをポストした際「色々書きたい事が有るんだぜ」的な事を書いていましたが、改めて申し上げると「どうしても登りたい課題に出会ってしまった」てな具合です。

果たして意中の課題とは「スラッシュフェイス二段」なんですが、youtubeで画像を探してると発表当時は三段だったのか?という手強いヤツです。

動画だと傾斜の様子がイマイチ分かりませんが、冒頭の写真の如く135度は有りそうな被りっぷり。そして極めつけは足ブラからカンテにトウフックを繋ぐスーパーお洒落ムーブ。更に足ブラの前はエアリーな横ランジと、盛り過ぎなんじゃねえのこの課題って位の内容。もちろんカンテまでのホールドは男気あふれるカチ100%。

 

種まき

というわけで1000さんとミケちゃんと記念受験気分で種まき。スタートからバラしにかかるも、前述のランジで早くも絶望。とりあえずランジを止めた事にして足ブラから左手寄せを試みるがまたしても絶望。もはや苦笑いしかできないが、せめてお洒落ムーブだけはとトウフック。腹筋が辛いがなんとかトウフックをひっかけ、カンテからポッケ、上部までのシークエンスはすぐに完成。

トウフック記念写真大会ではしゃぎまくった後、もう一度左手寄せにトライ。するとキャンパシングライクに引きつけMAXで寄せると成功。何度か繰り返すと8割くらいに成功率がUP。これはイケルんじゃないかと寄せから上部までトライ。すると意外にも繋がる。

絶望から一転、機運が高まるがやはり横ランジが最大の核心でまったく飛べない。そもそも左手中指の腱鞘炎が不安なので無理をせずここで終了。一定の成果を見いだしたので次回に望みを繋ぐ事にしました。

 

キャンパシング

二段を登るにあたって、自分に不足している要素は何か。もちろん多数思いつくわけですが、まずは今まで避けていたキャンパシングと向き合います。「指」「引きつけ」「足ブラ」の強化を先送りにはできないと。そう感じていた矢先、「スラッシュフェイス」はドンピシャの要求を投げてくれた気がします。

「初めての二段なら他に登りやすい課題があるだろ」と言われそうですが、グレードは抜きにして「スラッシュフェイス」のラインは魅力的です。おそらく、グレードが上がるってことは素晴らしい課題に出会える可能性が高まるってことなんだと思います。それも飛躍的に。

奇しくも最新号のR&Sはキャンパ特集。そんなに俺を応援してくれるのか!

倶利伽藍

DSCF9359

 

記念すべき十本目の初段、「倶利伽藍」
今回の瑞牆は倶利伽藍以外にも色々と書きたい事があるのですが、まとまらないのでとりあえず倶利伽藍のご報告。

 

 

昨年秋シーズンに触って以来、およそ10ヶ月。瑞牆山に来るたびに少しだけトライしては敗退という非常にしょっぱい関係の倶利伽藍さんでしたが、この度ゴールインとなりました。

ていうかね、初トライの段階で上部に到達してたのですが、最後の左手カチが捉えられずフォール。

もちろんその時は「こりゃイケるぜ!」と色めきだったのですが、ご存知の通りスタートから二手目迄がとってもパワフル。そして上部では申し訳程度の豆粒ポッケとピンポイントなカチへのデッド。部分トライはできないのでグランドアップでトライしてると、あっと言う間に疲弊。二手目が止まらなくなって敗退って感じで今に至っておりました。

そんな訳で今回も打つなら3本まで、それでダメなら打っても無駄と肚をくくってのトライ。もっとも、既に二段を激打ちしていたので覚悟というより諦めに近いってのが本音。更に暴露するとミケちゃんが打つから付いてきただけという超受動的姿勢。

 

一撃必中

ところがですね、スタートしてみると意外にも好感触。前述の二段激打ちのお相手「スラッシュフェイス」「ラフレシア」とは全く性格が違うためか体幹が予想外にフレッシュ。初手、二手と決して楽じゃ無いムーブをこなして立ち上がる。

「これはもしや!」とスケベ心が急上昇するが、「待て!いつも一本目は調子いいじゃないか」と僕の中のクレバーガイがいさめるので平静を装いつつ豆粒ポッケへ。

すると普段はよそよそしい豆粒が本日はマンザラじゃない感じ。右足も(いつもよりは)乗れている。迷うと間違いなくいつものパターンに陥ると判断し決死のデッド、バッチリ止める。後は慎重にというより、ガサゴソとセンスのかけらも感じさせないトップアウトで、ザ☆完登!!

 

センスの男、ミケ

まさかの一本目RPでホクホク状態のまま、ミケちゃんのガンバ係にジョブチェンジ。この手の課題は彼の独壇場だが、スタートにやや苦戦。しかしスタートのコツをつかむとスルスルと上部へ。豆粒ポッケを押さえて左カチへ挑む。

我々は特に根拠もないのに「右足めっちゃ乗れてるから!」のスーパーポジティブワードを連発。するとハイセンスなデッドを一斬、左手を見事に捉えて一気にトップアウト。この男、計り知れず。

あまりのハイセンスっぷりにただ舌を巻くだけ。つーか先に完登されてたら焦ってアタシャ完登できなかった気がするよ。

なんにせよ、長ーいお付き合いの末、めでたく決着がつきました。それではまた。

一手一足

 
DSCF9253

 
UEちゃんが4×5で花崗岩を撮影するというので冷やかしついでに瑞牆へ。いざ撮影してみると予想以上に岩が大きく、「広角じゃないと撮れねー」とボヤいておりました。うむ、次回は8×10で撮ってくれたまえよ。

 

穴契約社員 3級

んで、今日の目的はモヤっとしているというか、ぶっちゃけエンクラなんですが童子岩でアップ。前回指皮ヒリヒリのためオアズケした「穴契約社員 3級」を登る。

登ってから気がついたけど左カンテにもチョーク跡があり、より直登に近い理想的なラインに目覚める。さっそく4級クライマーUE氏にグレード更新のチャンスとともに理想ラインを提案。

 
DSCF9228

 
スタートのカチが痛くて持ちたくないと仰るので、ムーブを練っているとヒールスタートなお洒落ムーブが出現。その後もあーだこーだとホールディングを微調整して粘りのRP。めでたくグレード更新!いやー持ってるねー(俺と違って)。

 

 

皇帝岩

お次ぎは「皇帝 二段」の記念受験のため皇帝岩。スタートからしてツラ過ぎですがなんとか腰が浮き初手は出せるように。まあ保持できないんだけどね。秋シーズンまでにカチを鍛えて出直したいと思います。

陽が当たってフリクションが悪くなってきたので「ゔぉっく」へ。左足トゥフックが効果的という噂の真偽を確かめるべくレッツスタート。すると…なんと言う事でしょう、根が生えてるのかってくらい浮かなかった腰がバッチリ浮くじゃないですか。

 

DSCF9233

 
こいつは大きな進歩だとカンドーしたのも束の間、初手がピンポイント過ぎてミートしない。浮くようにはなったけど、左手のカチにもう少し余裕がないとまだ無理ですな。秋までにやはりカチを鍛えねば。

ついでに上部のガバ取りもトライするが、こちらはかなりフィジカル不足。まだまだ手が届かない。諦めて少年と「ゔぉっく」のムーブを探る。

 
DSCF9247

 
合間にコケ絨毯を制作。

 
DSCF9291

 
コケソファー完成。

 
DSCF9297

 
3時半頃に「フリークエント」が日陰に入ったので少しだけトライ。一手というか一足進み、初手のポッケに左足in。そこから立上がりたいがやっぱ左手のスローパーが甘い。右手のポッケも痛い。しかも怖い。無理せず今日は閉店。

この課題はスローパーより左を使わない方が自然な感じなので、そこは拘りたいけどバラしの時は積極的に使おうと思います!(キリッ

大きな成果はこれと言ってなかったけど、地味〜な成果を得る事が出来てよかった。帰りは中央道が25km渋滞。んーそういう季節ですねー。

普通の日

「あとは繋げるだけ」と思ってからがホントーに長かった。通算3日、トライ回数は数知れず。核心迄のシークエンスはそもそも簡単な事もあって完全に自動化、非常に軽快。核心のヒールマントルも部分撃ちだと問題なし。ところが繋げてくると体が上がらなかったり、右手が保持できなかったり、ヒールが抜けたり。

核心ムーブを最適化すべく、あの手この手を講じて一旦はスタティックなムーブに落ち着いたかに見えたが、最終的にはデッド気味に解決。重心が低い位置から一気にマントルを返すイメージ。個人的には右足のポッケエジングも重要だった。もちろん右手のホールディングと左足のヒール位置も。思い返せばあらゆる微調整を行った。

もっと早くデッドポイントへの変更を決断していれば、或は早々に決着したかもしれない。とはいえ往々にしてハマるとこんなもんですよね。いやーとにかく登れて嬉しい。素晴らしい課題だった。次はいよいよ「美しき日」ですかね。

 

恒例の算術トライ

早朝は5月とは思えないほどの冷え込みだったけど「算術」に移動する頃にはポカポカ。計算岩の周りは誰も居らず貸し切り。と思ってるとタヌキ(?)が出現。全くこちらに気付かず餌を探しながら下流へ消えて行った。

sanjyutu

距離的には最早何の問題も無いってところまで来たようです。だけど微妙にミートせず保持できない。今日もマシンガントライをしてると、J&S中野のスタッフさんと常連さんがやってきてセッション。ちなみに「普通の日」ではJ&S恵比寿の店長と会ったり。最近J&S行ってないから行けってことかな。(あそこの課題は間違いなく外岩強くなると思うよ!)

ポカポカ陽気でいい案配になりつつ今回も宿題。次は止まるんじゃないかな。

この日はお昼には撤収。八ヶ岳山麓でBBQ喰って翌日川遊びして帰りましたとさー。
DSCF9196[白州尾白川]

森のらーめん

DSCF9105
ーGWくらいはフツーのパパっぽく過ごさないとイクメンとは呼べないー

周囲の”意識高い系イクメン”の間でまことしやかに囁かれる風説に乗せられ、「グルメ旅」ってヤツを満喫してきました。断じてクライミングの成果が残念だったから無理矢理ネタを拾いに行った訳ではないのでございます。

行き先はご存知、「森のラーメン高須

須玉から瑞牆山へ至る道中、塩川ダムより更に奥地にはためく「ラーメン」のノボリを記憶されている方も多いはず。誰しもが「こんな所に、ラーメン屋あるの!?(だれが行くの?)」と驚嘆する立地条件だけど、我がグルメ部は遂にその実態を目と舌で確認してきたのであります。

DSCF9088
ハイセンスな店構えとラーメン店ではまずお目にかからないであろう「くま肉」「しし肉」「しか肉」のメニューに度肝を抜かれますが、驚くのはまだ早い。

DSCF9093
店内に入ると囲炉裏っぽいストーブ。スゲー。
そしてクマ
DSCF9109
そしてトンビ
DSCF9129
さらにイノシシ
DSCF9123
剥製が至る所に陳列。えっとらーめん屋さんだよね?

DSCF9117今日のおすすめ「しか肉」、くせがなく旨い。食べる前に写真を撮るの忘れた。

DSCF9119山菜塩ラーメン。またしても食べる前に写真を撮るの忘れた。

DSCF9122醤油ラーメン。ごめ、写真(ry

素朴で美味しいラーメンと、超絶個性派の店構えにノックアウト間違い無しの隠れスポット。皆様も是非、足を運ばれてはいかがでしょうか。

 

以上、グルメ紀行っした。
んでクライミングは冒頭でも触れたように大きな成果はなし。しかし、敗退への反省こそが強くなる最前のメソッドである事を我々は知っている。そう、痛いほどに。つーわけで以下、敗退ログ。

普通の日
もうね、GWはこの課題をサクッと登り、あわよくば「美しき日」もゴチです!と言わんばかりのイキオイだったんですが甘くないですね、世の中。
核心のマントルまでは完全に自動化。ヒール架け替え&クロス送りのコンボは非常にスムース。が、しかしマントルからの一手が取れないんだわ。どーにもこーにも。前回からの進歩も特に感じられず、どんだけヘタレなんだよと失意。けど自宅で前回のムーブ見直したら思ってたよりも重心が低く、実は今回もちゃんと進歩してたっぽい。ちょっと安心したけど登りたかった。実に登りたかった。

IMGA0099_1[あと一息?]

東雲
ムーブは面白そうなんだけど、「普通の日」の為に温存。結果はご存知の通りですが。

算術
以前かるくお触りしただけでスタートすら出来なかったわけで、今回も期待値は低め。ところが意外にもスタートは好感触。フットホールドを微調整した結果、ランジの初手に届くようになった。今回最大の収穫かな?
IMGA0087_1[あとちょっと微調整したら止まりそう]

フリークエントフライヤーズ
今回は気温がやたらに高かった上に、前回楽勝だった二手目のポッケになぜか大苦戦。自宅に帰って前回のムーブ確認すると、なんとフットホールド間違ってたことが判明。アホすぎ!

阿修羅
はい、記念受験。

小薮の細道
またしてもスラビーハイボール。しびれた。今回唯一完登した課題。6級ですが、なにか?

穴契約社員
ムーブは面白いけど指皮にインパクト大。この課題で大きく指を消耗。温存するために繋げなかったけど、繋げときゃよかった。

The Daily Life.

花崗岩至上主義

花崗岩っていうより瑞牆、それも瑞牆ボルダーに対する狂おしい何かが私の中に巻き起こっててですね、このリビドーともアガペーともつかない感情は御岳のチャートでは到底癒されないのであります。

そんな訳で世はまさに花崗岩至上主義。その情熱たるや、前前々日からハンドクリームで指皮のスキンケアを行う程の意識の高さ。前シーズン以来、久しく触っていない花崗岩を全力で握りこむために入念な準備は欠かせない。

もちろんボディケアだけではなくギアも万端。ソリューションもリソールから戻り、新たな戦力「ロックピラー オゾンQC」も投入。もちろんミウラーとJET7も忘れません。家族から「どんだけ靴持ってくんだよ。フリマでもやんのかよ?」と揶揄されても意に介さず。万全の体勢で花崗岩シーズンの開幕を迎えようって構えだったけど、張り切りすぎてちょっと寝不足。

 

皇帝岩

8:00に到着すると、予想より気温は高く快適。ちなみに車内では快眠。今回はマイファミリー&ウエちゃんの5人ツアーなので途中で運転交代。ウエちゃんの快適な運転のおかげで寝不足がすこし改善。

とりあえずロイヤルポッケ5Qを登る。やはり一発目は体が重い。ウエちゃんは本日が外岩デビューにも関わらず、あっさりFlash。恐ろしいセンスである。7Q-6Qあたりでアップし、マットが潤沢にあるので「鏡6Q」を登る。時折、ちびっ子のスポッターをしてまったり。

IMG_1970

湯河原でムーブを教わったクライマーさんが「フリークエントフライヤーズ 初段」をトライしているので混ざる。地味な印象にイマイチ興味が湧かなかったがトライしてみるとその面白さに開眼。スタートから甘い左スローパーまでなんとか進む。倶利伽藍を彷彿とさせる(登ってないけどね)甘いホールドと微妙なバランスが面白い。核心ムーブが解決しなかったが時間の都合もあり、次回のお楽しみとした。

 

日々の暮らし

午後からは本日の最重要事項「日々の暮らし 1級」。年末に触って好感触を得ていたので非常に楽しみな課題。湯河原の「パイプライン」同様、右足ヒールと振られを抑える体幹、バランスがキーポイント。最後にダイノで大穴を取るムーブも魅力的(人によってムーブが結構違うみたい)。ちなみにSDスタートとなっているが、黒本によると必ずしもお尻を地面に付ける必要は無いらしい。ニュアンスとしては「Low Start」の方が近いのかな。

久しぶりなのでヒールの感触とダイノを再確認して、アタック開始。

1try目、いきなり大穴まで到達するが、焦ってフォール。とてももったいない。
2try目、トウフックを怠った為に体が振られてフォール。
満を持して3try目。ヒールフックとトラバースを抜群の安定感でこなし、軽く溜めを作ってダイノ。大穴のホールディングが少し浅くなったが落ち着いて持ち直す。やや強引に上部のガバポッケを取ろうとしたら足が切れる。しかし落ちる要素は最早無い。足切れは想定外だったけど、画的にはダイナミックで良いんじゃないすかねっ。

 

日々シリーズ

「日々の暮らし」を首尾よく完登したので、次なるターゲットは当然「普通の日 初段」。「日々シリーズ」コンプリートに向けて一歩駒を進める。おおよそムーブの検討はついているが、核心までのリップトラバースでヒールの精度が悪い。テキトーなムーブで突破できるグレードではないし、より精度が高い方が課題を楽しめるのでじっくりムーブを考える。名無しのスラブ4Qで遊びながら少しずつムーブを固めていく。この手の微調整作業は最高に楽しい。

IMGA0073最終的に左手の寄せを一手刻む事によりヒールの掛替えが安定し、核心までのスムーズなシーケンスが完成。核心のヒールマントルからの左手出しもジワジワと好感触になってくるが、僅かに左股関節に違和感を感じたので、次回に持ち越す事に。今年の目標は怪我をしない事ですから。とはいえ、これまた楽しみな宿題が出来た。ちなみにシューズセレクトはヒールを使う左足が「ミウラー」、かぶった壁面をエッジングする右足は「ソリューション」。

名無しのスラブ4Qはウエちゃん、ワイフともに完登してグレード更新。おめでとうございます。

 

大黒岩

最後は「森の人6Q」、瑞牆きってのハイボルダーで本日の〆。千里眼の前を通るとTwallメイトのこばちゃんに遭遇。会うなり「大黒岩とか登る人、見た事ないんだけど、そんな変態どこにいるんだろうね」と言われたので「もし俺があそこから落ちても、馬鹿な変態がいた事を忘れないでくれ」とだけ伝えて大黒岩へ。

ウエちゃんとワイフにムーブの説明を行うが、ワイフ完全に戦意喪失。一方、ウエちゃんは果敢にトライした末、見事Flash。外岩デビューのはずなんですが、どんなメンタルしてるんでしょうか。案内した手前自分も登らないわけにはいかないので、全力でミシンを踏みながら無事生還。抜群の充実感でした。もう登らないけどなっ!

 

12km、80分

ビジターセンターで恒例のアイス&カレーパンを食し、増富温泉で汗を流して帰路に。NEXCOを見ると渋滞予想どおり上野原ー小仏トンネルで渋滞。

とりあえず、進むと相模原ICの手前で「12km、80分」の表示。そして車列は完全に停止。滅多な事で高速を降りないがGoogleMapを見ると下道はオールグリーン。意を決して下に降りる。するとこの選択が大当たり。高尾山ICまで下道を進み、八王子JCTを経由して中央道に復帰までおよそ40分。所用時間50%OFFと渋滞を神回避したのでした。

 

花崗岩ボルダリングとシューズ

今回は「ミウラー」「オゾンQC」「ソリューション」「JET7」の4足と花崗岩の相性を確認すべく、同じ課題を履き替えて登ってみたりと色々試してみたので以下備忘録。フリマの時に役立つかもね!

ミウラー
なんでもこなせる。エッジもスメアもヒールもいい。これまではリード用の印象が強かったが、ボルダーでも遺憾なく威力を発揮。ただラバーが痛んできたのでリソールが必要。今回は「日々の暮らし」「普通の日」での使用感が良かった。あ、トウフックは苦手かも。

オゾンQC
固くてエッジング最強。ヒールは今回試さなかった。スラブ、垂壁全般での使用感が良く、多分花崗岩の第一選択肢になりそう。「フリークエントフライヤーズ」「森の人」「スラブ4Q」での使用感が良かった。リードでも早く試したい。

ソリューション
やはり強傾斜での足残りがいい。以前はヒール課題でも多用していたが、外岩に関してはミウラーのヒールの方が感覚がダイレクトで出番が減った。今回は「普通の日」の右足で。

JET7
今回は出番なし。もっと強傾斜の課題を打てるようになったら使うのかな?ジムと御岳で大活躍中。

花畑 初段

日曜は瑞牆山ボルダーへ。恐らくは今シーズン最後の瑞牆山。

都内を5時過ぎに出発してエリアには8時頃到着。もちろん気温は低い。とは言え、これくらいならヨユーで登れるよね!と大口を叩きながら皇帝岩へ赴きアップを開始。

ところがいざ岩を前にすると、シューズを履き替える気になれない。ダウンジャケットを脱ぐのも億劫。もそもそと準備をしてとりあえず7級をトライするが、寒い!というか痛い!もちろん足もだ。やっぱ寒いね。厳しいね(謎)

その後4級、5級をやっつけ、「ヴォック 初段」のスタートを触るが、「こんなムーブ強度じゃアップにならねーよ」と言い訳をキメて「花畑 初段」へと移動。

当初は宿題になっていた「泉の家」と「倶利伽藍」の回収を目標にしていたので「花畑 初段」は種まき予定だった。ところがムーブを見せてもらうと非常にジムナスティック。ダイナミックなムーブから足技をグイグイ決めて行く魅力的な課題だった。

しかしいざトライを開始すると初手が意外にキツい。ジムでどっかぶりを打ちまくっているタイプには抜群の相性かもしれないが、今の自分には簡単ではない。初手後の足送りもムーブのリズムが途切れると届かない。そしてトゥフックからの右手寄せもバランスと体幹不足で振られ落ちを抑えられない。更には寄せた右手で上部ガバを取りに行くがヨレてて出ない。

部分打ちで精度を高めればひょっとして、とトライを重ねているとsenkatz先生があっさり2tryRP。マジかよ。

負けじと「これラストにしようかな」と気合い(?)をいれてトライをすると、今度は右手小指の皮ズル剥け。もちろん流血。どういうことだよ。

気持ちが切れる条件が整う一方だったが、そもそもモチベーションが高くないのが幸いしたかもう一回打ってみる気分に。

そして最終トライ。初手、足送り、トゥフック、右手解除と比較的スムースにムーブを繋げて行く。しかし右手解除後、右手を左側ガバへ送るとまさかのトゥフック脱落。完全に足ブラ状態。皆が「ガンバ!ガンバ!!」と応援してくれるがあまりに絶体絶命すぎて吹き出してしまう。いやもう笑うしかないだろ。多分ギャラリー達も「おしかったねー」と思ってたはず。

しかしここで起死回生の神ムーブが炸裂!
トゥフック脱落→足ブラ→左手解除→180度回転→マッチと 変態ムーブでなんと打破。後はガバをつないでトップアウトするだけ。しかし変態ムーブのダメージでかなりパンプ。レストしてから無事に抜けました。

恐らくこれから先もあんな変態ムーブで起死回生という展開は無いと思われる。非常に内容の濃いクライミングができた。ちなみに「泉」と「倶利」に関しては…察してくれるな。

カラクリと倶利伽藍

IMGA0176

台風

大型台風が荒れ狂った後、今シーズン3度目の瑞牆。senkazさんと岩の状態悪かったらどうしようかと心配しつつ行ってみるとかなりいいコンディション。いやむしろ今までで一番かも。

しかし、台風の影響で断水。トイレが使えない。まあリードだとトイレ無いのはザラなんだけど。
携帯トイレ、使いましょうね。

ガリガリトラバース 2級

まずはガリガリ岩でアップ。ガリガリトラバース2Qを片付ける。でも一部が台風の影響でビショビショ。ガバが使えないが飛ばしで解決。ガリ子で上に抜けるのがスタンダードみたいだけど、そのまま完全に右端に抜ける。

カラクリ 初段

それから倶利伽藍岩。前回、最後のカチで落ちているので片付けるべくトライ。この課題、やっぱパワームーブがキツい。ヨレそうなので、竜王に浮気する。しかし飛び出せない。足の位置を調整し、なんとなく出来そうな気配。

それよりもカラクリが気になるので更に浮気。まったく触っていないカラクリへ。

(ムーブ詳細が書かれています。ご注意ください)

スタートが分からずしばし探る。ジワっとしたスタートで解決。そしてリップ沿いに左上してみる。ジムナスティックかつ外岩ワイルド(謎)。おもしろい。とてもワクワクする課題だ。

しかし、リップの上の方で振られを耐えられない。するとリップ奥にどガバが見つかる。明らかにグレードが下がりそうで、使うべきか限定すべきか議論がおこる。とりあえず使って見る事に。

するとあっさり完登。これじゃあ初段は無いよね(多分2,3Q)、という結論に。完全なリップホールドだけ使って再度トライ。

ほどなくしてリップの振られはヒールと左足の位置で耐えられる事が判明。そして最後の一手をランジで止めるか、スタティックに中継して止めるか迷う。

ランジの方がかっこいいだろ、とランジトライ。

部分撃ちだと楽勝。しかし繋げるとなかなか手強い。数トライの後、遂にランジが決まる。と思ったら脇腹からフォール。横受け身の練習しないと。

そうこうしていると先にsenkaz先生が卒業。やっぱスタティックでいいんじゃね、という考えがよぎるがランジを貫徹。左足の位置を再度チェック。そして満を持してトライ。

これ以上無い位置に止まる。

マントルはイージー。初めて1Dayで初段を完登し感無量。うかれ過ぎて倶利伽藍の回収をすっぽかしてしまった。

泉の家と算術

十分すぎる成果を得たので後はエンクラ。泉の家を触る。ポケットのホールディングが悪くてなかなか踏み替えが出来ず悩む。ホールディングが分かったときには時間も遅いし、計算岩へ移動。

算術は左手ガバ、右手極悪なスタートからランジのダイナミックな課題。やってたら出来そうだけど、指皮が非常に辛い。それとアプローチがぬかるみまくってるのでルートファイディングがとても大切。

今シーズン、後何回行けるかなー。そして倶利伽藍は終わるのだろうか。