御岳シーズン再開

ファットアタッカー 初段

「ファットブロッカー」完登から1年あまり、不義理を続けてきた「ファットアタッカー」にご挨拶に言ってきました。

件のホールド欠損により若干ムーブが悪くなったが、グレードが変わるほどではない印象。欠損前にばらしたムーブにも大きな変更は無く、中間部で膝を極コンパクトに格納するムーブも健在。核心はやはり左カンテから中間部のポッケ取りまで。スリッピーな百万人足は相変わらずだけど、ホールド欠損により部分的にパワームーブが挿入されて以前より内容が濃くなった気がする。

各ムーブは特に難しくないが、中間部のシーケンスがなかなかきれいに繋がらない。試行錯誤を繰り返し、良い感触を得たところで本気トライ。すると、手が滑って核心手前でフォール。これぞ御嶽って感じだ。チャートの岩肌にしっとりと汗じみが付くのにももう慣れた。

少しレストして再開。中間部にすすみパワームーブな左手の寄せ、そして膝の格納からピンチ取り。1年前より股関節の柔軟性が飛躍的に向上しているので比較的スムーズ。そして、百万人足を置き直し、右足を送って、ややきつい左手デッドから右手送り。そしてポッケへ。あとはガバを慎重に辿って完登。

「ファットブロッカー」の時のような感情の爆発はないが、これでもかってくらい念入りにブラッシングしてピンチ岩を後にしました。

 

素登り 初段

なんとなく感傷に浸りつつ忍者岩へ移動。もちろん「忍者クライマー返し」を打ちにいったわけですが、珍しく「素登り」にクライマーが。これが俗にいう濡れ手に粟って奴かと、忍クラを申し訳程度に2回触ってサクっと転進。最近浮気心が激しい。いや、浮気じゃない、本気なんだよ。

改めて下から眺めると、キーホールドのポッケがやや遠い。その他は問題なさそう。

早速トライ開始。ヒールが特徴的なジムナスティックなムーブでポッケへ。と思ったらポッケをロスト。ムーブ体勢からだとロクに見えねえ。「もっと左ー」とか言われてるが怖くなって降りる。ポッケの位置を再確認してトライ。今度はとらえた!が意外にポッケが甘い。というか滑ってる。ヌルヌルじゃねーかと思ってるうちに耐えられず降りる。

この時点でクロスムーブは無理ってことを悟る。そう、分不相応にも「素登りはクロスムーブで登りたいよねー」とか抜かしてたのは他ならぬ私なんですが、光の速さで忘れる事にした。

「ポッケはあんまり深く持たずに第一関節を掛けるくらいでいいよ」と助言を頂き3try目。確かに深く持つより効きが良いようだ。しかしリップのホールドがこれまた遠い。デッドでなんとか出すが保持できずフォール。マットに無事着地。スポッターの皆さんありがとう。リップはもう少し奥がバチ効きだと情報を得る。

そして4try目。マットとスポッターのお陰で(そんなに)怖くないので思い切ってリップを取ろうと意を決する。何気に指皮が痛むがポッケまでスムースに抜ける。そしてリップへデッド、助言通りのバチ効き。そこからマントル。なんだけどちょっと迷う。ここで時間をかけたくないが焦ると余計に危険。思い切ってヒールでマントルを返して、完登。


 

およそ3ヶ月ぶりの御嶽はまずまずの成果を得ました。次回はまだ行ってないロッキーと裏御嶽も行きたいな。パートナー絶賛募集中だよ!


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