「子連れで無理のないハイキングができて、水量は豊富だが危険ではない河原で遊べて、実はその間にコッソリ沢登りしつつ、ナメ滝だけでなく登攀も楽めて、比較的涼しく、できることなら渋滞に巻き込まれたくない」というこの上なくワガママな要求に応えてくれる「鹿股川 桜沢」に行ってきました。当初は丹沢のモロクボ沢を予定していたところ、酷暑と渋滞回避のため急遽変更。こちらのサイトで有力情報を入手し、炎天下に焦げ付く東京から全力で脱出。
山の駅 たかはら
桜沢の入渓地点へは「山の駅 たかはら」から下山でアプローチとなる。遊歩道はよく整備されているので子連れでも快適。中間地点に架かる「雷霆の滝」までゆっくり小一時間(大人なら20-30分)で到着。河原遊びに夢中のマイソンとしばし別行動。
咆哮霹靂の滝
遊歩道を下り切ると、そのまま入渓地点となり遡行開始。咆哮滝8mと霹靂滝12mが出迎える。まずは霹靂滝を偵察。右側のラインに可能性を感じるが、予想よりヌメる上にやや脆い。ビレイヤーがいれば途中の灌木にランナーをとれそうだが今回はソロ。諦めて咆哮滝を登る。こちらもヌメっているが傾斜が寝ているので特に問題はなし。
癒しのなめ滝
咆哮霹靂の滝から上部は広い川幅になめ滝と瀞がたゆたう。存分に癒されながら遡行。標高が高いためか奥多摩と比べて水温は低め。当日はピーカンだったので気持ちよかったが、曇ってると積極的に泳ぐ気にはならないかも。
雷霆の滝
ほどなくして雷霆の滝に到着。マイソンにラーメンを作りながら雷霆の滝を登攀。水量の少ない中央ラインを突破、トップロープを設置する。出来上がったラーメンをすすりながらワイフの登攀にガンバを送る(滝の音でかき消されてたけど)。
渇水のおしらじの滝
雷霆の滝以降もしばらく癒しのなめ滝が続くが、伏流帯に入った後、水量は回復せず「おしらじの滝」に到達。美しい青みがかかった釜を湛えているが滝に水流はなし。その後もゴーロ歩きを経て林道へ上がり遡行終了。
帰りは城の湯やすらぎの里。お風呂もご飯もバッチリだった。