花畑 初段

日曜は瑞牆山ボルダーへ。恐らくは今シーズン最後の瑞牆山。

都内を5時過ぎに出発してエリアには8時頃到着。もちろん気温は低い。とは言え、これくらいならヨユーで登れるよね!と大口を叩きながら皇帝岩へ赴きアップを開始。

ところがいざ岩を前にすると、シューズを履き替える気になれない。ダウンジャケットを脱ぐのも億劫。もそもそと準備をしてとりあえず7級をトライするが、寒い!というか痛い!もちろん足もだ。やっぱ寒いね。厳しいね(謎)

その後4級、5級をやっつけ、「ヴォック 初段」のスタートを触るが、「こんなムーブ強度じゃアップにならねーよ」と言い訳をキメて「花畑 初段」へと移動。

当初は宿題になっていた「泉の家」と「倶利伽藍」の回収を目標にしていたので「花畑 初段」は種まき予定だった。ところがムーブを見せてもらうと非常にジムナスティック。ダイナミックなムーブから足技をグイグイ決めて行く魅力的な課題だった。

しかしいざトライを開始すると初手が意外にキツい。ジムでどっかぶりを打ちまくっているタイプには抜群の相性かもしれないが、今の自分には簡単ではない。初手後の足送りもムーブのリズムが途切れると届かない。そしてトゥフックからの右手寄せもバランスと体幹不足で振られ落ちを抑えられない。更には寄せた右手で上部ガバを取りに行くがヨレてて出ない。

部分打ちで精度を高めればひょっとして、とトライを重ねているとsenkatz先生があっさり2tryRP。マジかよ。

負けじと「これラストにしようかな」と気合い(?)をいれてトライをすると、今度は右手小指の皮ズル剥け。もちろん流血。どういうことだよ。

気持ちが切れる条件が整う一方だったが、そもそもモチベーションが高くないのが幸いしたかもう一回打ってみる気分に。

そして最終トライ。初手、足送り、トゥフック、右手解除と比較的スムースにムーブを繋げて行く。しかし右手解除後、右手を左側ガバへ送るとまさかのトゥフック脱落。完全に足ブラ状態。皆が「ガンバ!ガンバ!!」と応援してくれるがあまりに絶体絶命すぎて吹き出してしまう。いやもう笑うしかないだろ。多分ギャラリー達も「おしかったねー」と思ってたはず。

しかしここで起死回生の神ムーブが炸裂!
トゥフック脱落→足ブラ→左手解除→180度回転→マッチと 変態ムーブでなんと打破。後はガバをつないでトップアウトするだけ。しかし変態ムーブのダメージでかなりパンプ。レストしてから無事に抜けました。

恐らくこれから先もあんな変態ムーブで起死回生という展開は無いと思われる。非常に内容の濃いクライミングができた。ちなみに「泉」と「倶利」に関しては…察してくれるな。


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