倶利伽藍

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記念すべき十本目の初段、「倶利伽藍」
今回の瑞牆は倶利伽藍以外にも色々と書きたい事があるのですが、まとまらないのでとりあえず倶利伽藍のご報告。

 

 

昨年秋シーズンに触って以来、およそ10ヶ月。瑞牆山に来るたびに少しだけトライしては敗退という非常にしょっぱい関係の倶利伽藍さんでしたが、この度ゴールインとなりました。

ていうかね、初トライの段階で上部に到達してたのですが、最後の左手カチが捉えられずフォール。

もちろんその時は「こりゃイケるぜ!」と色めきだったのですが、ご存知の通りスタートから二手目迄がとってもパワフル。そして上部では申し訳程度の豆粒ポッケとピンポイントなカチへのデッド。部分トライはできないのでグランドアップでトライしてると、あっと言う間に疲弊。二手目が止まらなくなって敗退って感じで今に至っておりました。

そんな訳で今回も打つなら3本まで、それでダメなら打っても無駄と肚をくくってのトライ。もっとも、既に二段を激打ちしていたので覚悟というより諦めに近いってのが本音。更に暴露するとミケちゃんが打つから付いてきただけという超受動的姿勢。

 

一撃必中

ところがですね、スタートしてみると意外にも好感触。前述の二段激打ちのお相手「スラッシュフェイス」「ラフレシア」とは全く性格が違うためか体幹が予想外にフレッシュ。初手、二手と決して楽じゃ無いムーブをこなして立ち上がる。

「これはもしや!」とスケベ心が急上昇するが、「待て!いつも一本目は調子いいじゃないか」と僕の中のクレバーガイがいさめるので平静を装いつつ豆粒ポッケへ。

すると普段はよそよそしい豆粒が本日はマンザラじゃない感じ。右足も(いつもよりは)乗れている。迷うと間違いなくいつものパターンに陥ると判断し決死のデッド、バッチリ止める。後は慎重にというより、ガサゴソとセンスのかけらも感じさせないトップアウトで、ザ☆完登!!

 

センスの男、ミケ

まさかの一本目RPでホクホク状態のまま、ミケちゃんのガンバ係にジョブチェンジ。この手の課題は彼の独壇場だが、スタートにやや苦戦。しかしスタートのコツをつかむとスルスルと上部へ。豆粒ポッケを押さえて左カチへ挑む。

我々は特に根拠もないのに「右足めっちゃ乗れてるから!」のスーパーポジティブワードを連発。するとハイセンスなデッドを一斬、左手を見事に捉えて一気にトップアウト。この男、計り知れず。

あまりのハイセンスっぷりにただ舌を巻くだけ。つーか先に完登されてたら焦ってアタシャ完登できなかった気がするよ。

なんにせよ、長ーいお付き合いの末、めでたく決着がつきました。それではまた。


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