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全天球アルパイン

中山尾根終了点から #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

 
全天球カメラ「RICOH THETA S」を携えて八ヶ岳へ。
城山以来の世紀末トリオ(タロー/S兄貴/ワタシ)でアルパイン&アイスクライミング。
機材協力はもちろんヤマーン!であります。

 

大同心大滝

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初日は赤岳鉱泉でベースを設営したのち、昼過ぎに大同心大滝へアイスクライミング。他のパーティはなく、完全な貸し切りである。

タロー君にリードしてもらった後、カメラをセッティングしてトップロープで登攀開始。

ちなみに気温が低いためバッテリーは長くは持たない。悠長に登っていてはトップアウトする前に撮影が終わると予想された。とはいえ、トップロープである。一気に高度を稼いでハイクオリティな動画をゲットしてやるぜ、と意気込む。

だが、早々に超絶パンプ。乱れまくった呼吸を必死で整え、短いシェイクを繰り返し、可能な限りペースを落とさず登攀を続ける。撮影のことなどどうでも良くなってきたころ、なんとかトップアウト。幸運にもバッテリーは持ち堪えてくれた。

 

[youtubeアプリで見るとVR再生が楽しめるよ!]

 
その後、空身で一巡して回収。夕日に向かって下山。ベースに戻ってS兄貴の絶品ツマミにビールで乾杯するのであった。

 
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中山尾根

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迎えた二日目、中山尾根。八ヶ岳では中級の部類に入る岩稜系アルパインとのこと。

下部岩壁はタローリード。右凹角が一般的らしいが正面から取りつく。案の定、悪い。1ピン目のボルトから右凹角へトラバースし、左上気味に岩場をこなす。テラスを抜け、草付きを左から巻いてピッチを切る。

雪稜をコンテで辿り、上部岩壁基部へ到達。

先行パーティの待ちながら、リードで行くべきか逡巡する。下部岩壁スタート部分は予想外に悪かった。やや及び腰になっていることを受け止め、気持ちを落ち着ける。A0も視野に入れ右凹角から取りつく。冷静にガバを探りながら、ほどよい緊張感の中で高度稼ぐ。ほどなくして抜け口直下のテラスに。ピッチを切りタロー君と交代。

 
[上部岩壁]

 
IMG_4292[上部岩壁抜け口]

 

[高度感がイイ]

 

ピナクルまで上がってくると風が強まる。予報では昼過ぎまで晴れとなっていたが蓋を開けてみると晴れたのは取りつきまで。寒風に煽られながら全天球撮影をこなして一般登山道へ。

 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA[最後のトラバース]

 
行者小屋への下降路は華麗なシュプールを描きながらシリセード大会。ベースを撤収し、なぜか行きよりも肥大化したバックパックを担ぎ美濃戸へと下山するのであった。

 
 [久々の90Lは重かった]

 

シーズン総括

というわけで今シーズンはたぶんこれでお終い。

山行回数3回、エリアは八ヶ岳と群馬。そこだけを見ると地味な印象ですが、アルパインアイス、スポートアイス、マルチピッチアイス、岩稜系アルパイン、およびそれぞれでリードデビューとそれなりに経験値を積ませていただきました。

これもひとえにご同行いただきました皆様のお力添えによるものでございます。つーわけで来シーズンもよろしくね!

意識高い系クラック

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日本が世界に誇るグローバルなシークリフ、城ヶ崎にてクラックリードデビューしてきました。

フェイスに逃げることなく、ジャミングとプロテクションスキルのキャッチアップに勤しみ、NPフォールのイニシエーションも済ませ、遂にトップロープとリードのギャズムを越えることに成功、感無量であります。

これでクラッククライマーを名乗っても許されるでしょうか…あ、とはいえギア類はS兄貴とH氏の全面的バックアップによるものなので経済的依存度は100%。両氏には全力でリスペクトであります。

 

カラス 5.9+ FL

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前回は爆風吹き荒れる「あかね浜」だったが、今回はポカポカ陽気の「オーシャン」。前回同様トップロープでアップと思いきやS兄貴が「リードでいいんじゃね?」とフランクにサジェッションするのでアップもなしに人生初クラックリードトライ。

ジャミングでクラックとがっぷり四つ…と思ったがそもそもクラックムーブは一部分だけ。ドキドキしたが無事フラッシュ達成。

 

ボクサー 5.10a FL

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お次は隣りのフィストサイズにトライ。フレアしたクラックに乏しいフットホールド。予想通りクラックに到達すると足が決まらない。フィストの効きが甘く、動きが制限される。次のジャムを極めたいが手順が悪いのか体勢が悪いのか、どうにも体が上がらない。

結局、クラックのエッジをガストンで耐えてガバ取り。そして完登。

フェイスのホールドには頼らなかったが、果たしてクラックムーブと呼べるのか…。5.10aのクラックを5.10aのクラックとして登れなければ瑞牆のクラックマルチは登れないだろう。

完登はうれしいが、更なる高みを目指すため今一度ロードマップを確認するのであった。

 
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ミストレル 5.9+

先ほどの反省を活かすべく、がっつりジャミング指向を肝に銘じてトライ。

下部パートを抜けテラスから核心部の凹角クラックへ。予想より傾斜があり悪い。足も決まらず左フェイスの魅力的なカチホールドがこれでもかと誘惑してくる。何度もカチに手が伸びそうになるが、その度に「いや待て待て、そうじゃないんだっ」と自制をかける。

いったいなんのプレイだろうか。

だが結局どうにもならずカチへ。ところが煮え切らない意識高い系が災いしてか、あっさりフォール。キャメロット#1だけが優しく私を包容してくれた。

その後、あーでもないこーでもないとムーブを探るが一向に解決せず。クラックムーブのボキャブラリー不足が露呈することとなった。しかし、ブレイクスルーは唐突にやってくるもの。期待値最底辺のフットホールドに足をあげると、あら不思議。

手も足もバチ効きであります。

ムーブ探りの影響でヨレヨレだったが、なんとか粘ってトップアウト。充実の登攀であった。

 

恐竜クラック 5.9

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最後に「しりいだし」に移動して恐竜クラック。

ここでもS兄貴は「OSやってみたいなら止めないよ?一生に一度のOS権だからね。俺は何にも言えね〜」とアグレッシブな姿勢を崩さない。入念にオブザベーションした結果、番手の大きいカムが使えると判断し、望むところとOSトライ。

下部に#5をキメて、左上パート出だしに#2をセット。徐々に広がるクラックをたどり#5をキメる。フットジャムとのコンビネーションで抜けようとするが、ここでクラックの洗礼、「カムが邪魔でジャミングスペースがない」に陥る。

何とか体をくねらせ核心に到達、#4をキメる。更にもうひとつ#4をねじ込むがそこからのムーブが謎。クラックムーブに拘らず強引に抜けようかと思いもしたが既に疲労はピーク。足掻くだけ足掻いてフォール。

#4は涼しい顔で墜落を止めてくれた。

その後、粘ってはみたがNPでハンドドッグは気持ちがフワついて集中出来ず。一旦トップアウトし、トップロープで解決。流石に体力が限界のためRPは諦めて回収に入った。だがここでロープスタック。頭上に月が輝きだす頃になんとかA0で登り返して回収に成功。ヒヤヒヤだった。

というわけで非常に充実感の高いクラッククライミングを堪能しましたが、とにかくクラックリードは楽しい。もうトップロープには戻れないと実感したのであります。

 

梅酒ロック、ダブルで。

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2016年になったと思ったら早くも2月が到来。そういえばまだ1回もボルダー行ってないんだぜ。

先日、「普段はリードなの?ボルダーなの?」って聞かれたんだけど、「もちろん、メインはボルダーです!」と即答。

だがクラッシュパッドを背負うのは実に2ヶ月ぶり。言ってることとやってることが大きく乖離してきた感が…や、でもいいんです。山と岩と雪は全部繋がっている、はず。

 

梅まつり

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というわけで1000氏&アンジーと湯河原幕岩。

自宅でカレーを食ったのにもかかわらず小田原港で刺身定食を完食し「梅まつり」初日の現場へ向かう。ちなみに体重は安定の厳冬季仕様である。

まずはアップで米粒岩。梅見のお客さんと歓談しながらボチボチ温める。

カンテ完全限定の米蔵を冷やかしていたつもりが、それっぽいムーブが出てきてやや前のめり。「これ、最後のトライなんで」を4,5回…いや6,7回リピートしてようやく貝殻岩へ移動。

 

Wプロジェクト 二段 RP

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初めて触ったのは2年前、離陸すら出来なかったのを覚えている。

しかし昨年1月、まったく期待していなかったが、アッサリ離陸に成功。調子にのって意気揚々とムーブをバラす。だが肝心の初手は止まることはなく、わずか2回で2015年の湯河原ボルダーは終了。

そしてこの日、決して期待値が低いわけではないのだが、「まーやってれば何かの間違いで指入っちゃうんじゃないの」という達観したアティチュードで向かう。

明鏡止水、いや、則天去私ってやつだ。

だがしかし、昨年ばらしたムーブの確認でつまづく。何やら色々とバランスが悪い。前回残した足もバンバン切れる。しかも久々の外ボルダーで指皮の消耗が激しく、早々に痛くなってくる。ざっくりムーブ確認を終え、繋げトライに入る。

 

 

1回目、ボディテンション100%から初手を出すがポッケを外す。まあ一発目はそんなもんだろう。

2回目、アンダーのホールディングを微修正し、初手を出すがミートせず。

3回目、足位置を変えるが離陸がきつくなり逆効果。徐々にヨレ始める。

4回目、ボディテンション120%から初手を出すがポッケを外す。やはり厳しい。

5回目、ボディテンション150%から、以下同文。

 

 

この時点で「なんか前回と同じ展開だわー。どーにもならんわー」と諦念モードまっしぐら。隣でサブウェイを打つアンジェラも同じような雰囲気を醸しており同病相憐れむ状況。

挙句、「フルロックがだめなら、ロード&リリースの脱力ムーブがあるじゃない」とヤケクソとも取れるムーブ変更を提案。駄目元でスタートから初手を放つ。

 
すると、おや?

 
過去最高に余裕のある離陸となり、滞空時間も長く感じるムーブ。何よりもフルフロックにならないのでヨレが少ない。

「こいつは間違っちゃうんじゃないの〜」とか言いつつ何度か感触を確かめ、ムーブ確認用にカメラセット。さらに溜めを大きく作りムーブを探るつもりで初手を放つ。

 
すると、あれ?

 
かろうじて指先がかかるじゃないか。ガリガリと指を削りながら持ち直す。周囲の「え?何?止まったの?」的などよめきを受けつつ足をあげて一気にリップを叩く。さっきまで足が切れ切れだったパートもトゥフックを決めホールドを繋いでいく。そして遂にマントル体勢へ。

私のヘタレマントルっぷりを誰よりも良く知る1000氏の「ぁあぁ、慎重にっっ」の声援に押されてマントルを返し、トップアウト。

狐につままれたような気分でハイタッチを交わした。

 

 

所感

まだ先は長いだろうと思っていた矢先に、まさかの完登。正直なところ現実見が薄い。初手の負荷がこれまでで最も少なく、冗談抜きでカカトが擦ってたのではないかと疑いもした。

こんなとき最も役に立つはずのカメラも「まだ登れはしないだろう」って理由からテキトーなアングルになっており、足元が見切れているのが痛い。ただし、フレームインしてたとしても体の陰に隠れて検証できない気もする。もう一度再現できればスッキリするんだが…

ちなみに離陸〜初手ムーブのヒントは、瑞牆ボルダーの竜王から着想を得ている。

一見、フルパワーが正解に思えて実際は力の入れ方と方向、タイミングこそが鍵だった。多分、あらゆるムーブがそうであるように。

 

辺境の氷瀑

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暖冬の影響で今シーズンのアイスは不作って話だったんですが、ここ数週間の寒気の恩恵を受け、各所で氷瀑がニョキニョキと成長しているそうです。

というわけで、タローくんのお誘いで同山岳会のY氏と3名で某所氷瀑。

 

期待と不安のアプローチ

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だが、寒気が入ったからといって絶対に氷結が約束されるわけではない。

「まあ、行ってみないと凍ってるかどうか分からないんで」と慎重派タロー案内のもと、転戦も視野に入れつつアプローチ。

果たして水分を多く含んだ雪をザクザクと踏みながら沢を詰めると、ゴルジュの奥にヤツは鎮座して待ち構えていた。

100m級の双頭の龍である(シークレットエリアなので話を盛っております)。

とは言え氷結はまだゆるく、全体的に水滴がポツポツと落ちてくるコンディション。アックスが弾かれることはないが、スクリューはやや心もとない。

 

登攀開始

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氷結状態をザックリ確認したのち、タローリードにて登攀開始。下部氷壁は70度前後(だいたい)。シャンデリア地帯を縫うように左上するラインを登る。抜群の安定感でテラスへ抜けピッチを切る。

さて上部はバーチカル。相変わらず湿っぽい氷瀑が聳え立っている。リードはもちろんタローくん。私がリードしたら少なくとも3回は死ねるだろう。流石にコンディションが厳しいとみえ、アックステンションを入れるがしっかりトップアウト。

そしてフォローで取り付く。予想通り氷結も甘くスクリュー回収も苦労知らず。するすると抜ける(スクリューが ! )。アックスの刺さりはいいがフルスイングで打つとパコっと容易く割れる。バーチカルに入ると足が消失。ステップを作るがキツい。Y氏に落氷コールをしたりなんやかんやキャパオーバー、あえなく足抜けフォール。前言撤回、3回じゃなくて5回死ねそう。

なんとか上に抜け安心したのも束の間、懸垂も一癖あって最後まで気の抜けない充実の登攀でした。

 

下段リード

OLYMPUS DIGITAL CAMERA[photo by taro inomata]

 

その後、時間に余裕もあるので下段リードにトライ。このスケールと傾斜をリードするのは初めてである。

「スクリュー5本くらいでいいかな?」
「や、7本あったほうがいいよ」
「じゃあ8本にしとくか」

というやり取りを経てY氏のレーザースピードライトを強奪。気合をいれてアックスを振るう。

出だしの緩傾斜でまず1本目を打つ。徐々に傾斜がきつくなる前に2本目。そして中間部に3本目、しかしここでシャブシャブ氷が出現。とりあえず打ち足す。

シャブシャブスクリューは回収して更に高度を稼ぐ。比較的硬そうな氷を探してスクリューをセットするが緊張感は高まってくる。テラスまであと数メートルに迫るが気がつくとスクリューの残弾も僅か。ふと下を見るとどんだけスクリュー決めてんだよ状態。誰だ5本で登ろうとしたやつは。

鉄壁のリスクマネジメントで無事にテラス到達。タローくんとY氏のフォロービレイして撤収。

渋い温泉に入って帰路に。今シーズンの目標、阿弥陀北西稜に向けて少しは経験値を積めただろうか…

Crack Storm

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南岸低気圧の影響で10mの爆風が吹き荒れる城ヶ崎へ。ミッシェルガンエレファントを聞きながら夜明け前の東名高速をゆく。昨日降った雪は跡形もなく、小田原で日の出を睨む。抜けるような青空の下で木の枝が大きく揺れる。閑散とした駐車場からあかね浜へ、胸元でカムがカチカチと音をたてた。

 

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高波が岩に砕けるこの世の果てのシークリフは貸し切り。強烈な日差しと爆風が吹きすさぶ中、トップロープでアップを開始。かじかむ指をクラックにねじ込み「イソギク 5.7」、ほぐれない体をきしませ「ツワブキ 5.10a」。ときおり爆風がやわらぐが、すぐまた吹き荒れる。体は一向に暖まらない。

 

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レストを挟むと体がこわばるので連登。「ラッキー・ストーン 5.10a」の前傾クラックに苦戦するもトップロープで抜ける。同じくトップロープで「カーム・フライデー 5.10b」のレイバックを強引に突破、上部は快適。

 

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凪の瞬間を捉え、わずかばかりのレストを入れる。カムのレクチャーを受け、体が冷える前に再び壁に戻る。ついさっき登った「ラッキー・ストーン 5.10a」はカムを極めようとした途端、表情を変える。カムは決まっているが、ハンドジャムをねじ込むスペースがない。そしてテンション。数回テンションを繰り返しトップアウト。予想していたが、やはりプロテクションは難しい。良いイメージがまだ持てない。

 

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こういうときは同ルートをリピート。前傾クラックの傾斜を殺しカムを極める。ハンドジャムのスペースもある。さらにもう一本カムを極め、ハングを越える。なかなか良いイメージでトップアウト。日が傾き始める中、「カーム・フライデー 5.10b」も悪くないイメージで抜け本日は終了。

 

Stats

  • イソギク 5.7 (Tr)
  • ツワブキ 5.10a (Tr)
  • ラッキー・ストーン 5.10a (Tr)
  • カーム・フライデー 5.10b (Tr)
  • ラッキー・ストーン 5.10a (疑似リード)
  • ラッキー・ストーン 5.10a (疑似リード)
  • カーム・フライデー 5.10b (疑似リード)

S木兄貴、トップロープ並びにカム、ギアなど本当にありがとうございました。しっかし寒かったー。

城山 マルチピッチ

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2016年の初外岩は城山。

今年のテーマの一つであるマルチピッチを登ってきました。

 

丙申-ひのえさる-

photo by taro inomata[photo by taro inomata]

 

今回は一泊二日の行程、初日はワイルドボアでスポートルートをがっつり。

前回S木兄貴とトライした「トゥエルブモンキー5.12b」をタローくんを交えてあーだこーだ。今年の干支ってことで縁起もいい(気がする)。

ボルダリーなラインは、全力で体幹勝負を挑むイメージ。「かさぶた」のようなダイナミックムーブは出てこない。ポイントは核心のトラバースで声を出すことでしょうか。「サァーーーー!」みたいな。

ちなみに核心を超えても甘いホールドが続く。追い込まれたところで厳しい距離にパラダイスガバが出現。届きさえすればヒャッハーなのだが、これで終わりと思ったら大間違い。

駄目押しのクッソカチが出てきて心をヘシ折られたところで、ようやく雲の彼方からビクトリーガバ。

ドローセットを除いて3トライ、前回2トライと都合5トライ。ワンテンまでは比較的スムーズに進んだが、うーん。繋がるんかな?これ。

 

幕営

幕営は最近マダニが出たと話題の狩野川河川敷。

「おれ、明日二日酔いだったら、よろしくね」とおっしゃる兄貴はガロンでビールを流しこんだ後、2ピッチ目はハイボール。翌日は何事もなかったのように晴れ晴れとしていた。

 

南壁

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二日目は南壁初上陸。YAMAAN!チームから拝借したGoProを携えアプローチを行く。

それなりの盛況っぷりで目当ての「バトルランナー」「エキスカーション」はどちらも数パーティがトライ中。テキトーに5.10aあたりでアップ。日差しは強く半袖でも登れるが風が吹くと寒い。

なんやかんやと順番待ったり装備確認したりでようやく「バトルランナー 4ピッチ 5.10a」に取り付く。

 

バトルランナー

G0060342[登攀開始]

 

1ピッチ目はタローリード、スイスイと下部スラブを抜ける。快適に高度を稼ぎつつフォローで続く。ときおり風が吹くがおおむね暖かい。むしろやや暑いくらい。

 

G0060813[高度感がイイ]

G0060831[1ピッチ目終了点]

G0060994[しんがりの兄貴]

 

そして核心となる2ピッチ目はワタシ。小ハング直下まで前進するが、「うん?10aのハングなのにガバはどこにあるんだ?」とやや焦る。緊張感と日差しの強さが相まって手もヌメる。が、それ以上にモカシムの中で足汗がハンパない状態。

 

G0061842[ハングを望む]

 

こいつは気合入れないとフツーに落ちるな、と肚をくくってカチにかじりつくように乗っ越し。ヌルヌルの足で耐え、這々の体でビレイポイントへ。フヘー疲れた。ちなみにここでGoProのバッテリーが終わる。

 

G0061974[ハング突破中]

 

残りの2ピッチを爽快なランナウトで無難にこなして完登。そのまま「ダイレクトルート 2ピッチ 5.10d」まで懸垂して継続。

 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA[ハングに怯む私 photo by taro inomata]

 

ダイレクトルート 継続

OLYMPUS DIGITAL CAMERA[ヨレヨレの私 photo by taro inomata]

 
1ピッチ目はタローリード、5.10dの垂壁をジワジワと着実に高度を上げていく。見るからにムズそうなんすけど…

S兄貴からサブザックを受け取りフォローで登攀。チョークバッグが前側にあるのが地味にいやらしい。すでにヨレヨレの足に鞭打って意地のトップアウト。

続く5.10bでリード交代。

タローくんが「ボルトからやや離れるけどリカバリー可能だよ!」とヒント&アドバイスをくれていたが敢えなくA0。5.10bとはいえ6ピッチ目、しかもスラブときては力及ばず。

鍛えなおして、10ピッチくらいはサクッと登れる耐久力を身につけたいと心に誓いました。

次の目標は「エキスカーション」から「ダイレクトライン」への継続かな。そのためにはロープワークやらギアの扱い等々、登攀以外の諸々の能力をもっと洗練させないとね。タローくん、S兄貴、本当に勉強させていただきありがとうございましたっ。

 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA[高度感サイコー photo by taro inomata]

御嶽神社詣で

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新春登山ってことで御嶽神社にお参りしてきました。

ことの発端は「気軽に奥多摩でバリエーションハイクでもするか」という「バリエーション舐めてんだろ」思考から。

10時台の中央線中野駅発と完全な正月気分丸出しで、登山道の付いていない尾根筋を車内で物色。(ちなみに遅延で御嶽駅に到着したのは12時過ぎであった)

「日の出山北尾根」から一般登山を経由して「御嶽神社」を巡り、「大塚山」から再びバリエーション。「越沢バットレス」上部となる北尾根を下降するルートを定める。

バリエーションルートは一般登山道と異なり、様々な困難が予想される。基本的にルートは整備されておらず、マップにも記載されない。従ってコースタイムは自らで予測し、行動中は常に読図を繰り返し、現在位置を把握しながら前進する。ルート上の危険箇所や崩落なども、行ってみなければ分からない。しかし一方で人が入らない静謐な山中を、自らの判断と発想によって切り開いていく自由と充実を得られる。…はずだった。

 

日の出山北尾根

御嶽駅からケーブル駅方面のバス道を歩き、鳥居をくぐる。想定ではこのあたりが取り付きである。昨年、前穂Ⅳ峰正面壁で取り付き敗退を喫した経験から慎重に地形を読む。

すると、おや?それっぽいところからおじさんが降りてくるではないか。

もしやと「これって日の出山北尾根ですかねー?」と尋ねると「おお、そーだよ!しっかりした道だよー!」と即答。一瞬、デッドエンドでボルダーでもしようかと考えがよぎるがおじさんにお礼を言って取り付く。せめてもと、沢床にわざわざ降りてロースタートから登攀開始。

IMG_3998[超絶明快な取り付き]

前評判(?)どおりの明確な踏み跡を辿りサクっと日の出山山頂に到着。一般登山道をたどり、宿坊に入る。

IMG_4009[お天気は見渡す限りどんより]

IMG_4012[宿坊の軒先に張られているしめ縄に風情を感じる]

IMG_4015[境内からの景色もどんより]

 

大塚山 越沢上部下降

御嶽神社を参拝して大塚山から下降に向かう。それなりに踏み跡が薄くなることを期待しつつ、大塚山頂上から北北西に進路をとる。なんとなくガスってるのがいい感じだ。

IMG_4016[人気のない山頂]

しかし、またしても克明な踏み跡。ま、御岳山ですからね。尾根という尾根、沢という沢が登り尽くされていて当然。

とは言えバットレスを上部からほんのちょっとだけ覗き込みつつ、痩せた尾根を下り、人気のないキャンプ場を抜け、林道を走って電車に飛び乗れば割と充実した一日となった。

IMG_4020[崖下はバットレス(多分)]

自分でラインを見いだし、判断しながら歩くのは楽しい。今回はバリエーションとは到底言えない踏まれっぷりだったが、そういった失敗を含めて既存の情報(トポとかガイドブックなど)と適当な距離を保ちつつ山を巡る。今年はもうちょっとそんな時間を増やそう。

迎春 -2016-

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H499Y N6W Y64R.

あけましておめでとうございます。旧年中は大きな怪我もなく、ボルダー、リード、沢、ホンチャン、アイス、などなどやりたいクライミングは一通りやり切りました。

前々年の秋シーズンで波にのれなかった反省から、2015年はシーズンの切り替えを意識したのが勝因だと思ってます。ま、難しいことは特になく「その季節にあった楽しみ方を全力でやる」を実践しただけなんですが。

一年の流れをざっくり振り返ると、年明けをリードで迎え合間にボルダーと雪山。春はボルダーとリードでエンジョイ。夏は毎週のように沢、合間に山。秋口はリードがっつり。晩秋はボルダーがっつり。年末はアイスちょろっと。ってな具合です。やー四季折々が楽しめていいぜ。

グレードに関しても目標達成しましたが、あんまりそういった視点で語る気分でもないので、印象に残った課題をピックアップしておきたいと思います。

 

 

男泣き

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2016年の抱負は

  • 初登
  • マルチピッチ
  • グランドアップ

を掲げていこうかと…

書き初めみたいにファジーな抱負ですが、グレード更新を高らかに宣言するのは今年はいいかな。もちろんグレードも狙ってはいきますが。上記を一言にまとめると「より濃密に課題と向かい合って男泣きしたい!!」ってやつです。んー、ますます意味不明だな。

というわけで今年もよろしくお願いします。写真は年末に思いつきでお参りした東大寺からでした。


2016目標課題

今年登りたい課題一覧。仲間募集中です!

ボルダー

瑞牆山

  • スラッシュフェイス 二段
  • No Name 二段
  • 生命力 初段
  • 皇帝 二段
  • 眠った風 初段
  • エレスアクベ 二段

小川山

  • 上弦 初段
  • 忘却の河 二段
  • AIT 初段
  • 大いなる河の流れ 二段

湯河原

  • Wプロジェクト 二段

リード

瑞牆山

  • The Face 5.13a
  • 禁太の大冒険 5.11c
  • ギャラクシアン 5.12a
  • 怒涛のレイバック 5.11b
  • 真実の口 5.10d
  • 砂の塔 5.12a
  • 錦秋カナトコルート 5.10a マルチピッチ
  • NDD 5.12c

甲府幕岩

  • スモーキーマウンテン 5.12c
  • 風になれ 5.13a

子持山

  • 獅子岩マルチピッチ 5.8

城山

  • 白壁の微暇 5.12d
  • トゥエルブモンキー 5.12b
  • エキスカーション 5.10d マルチピッチ
  • バトルランナー 5.10a マルチピッチ
  • かさぶた 5.12c

山行

  • 阿弥陀 北西稜
  • 白毛門沢 遡行
  • 赤沢山-白毛門 積雪期縦走

2015リザルト

2015に登った主要な課題。

改めて俯瞰するとリードを沢山登っております。充実度や達成感もグレードに関わらずリードがボルダーのそれを上回った気がする。

敗退した課題も含まれているけど、「成長させてくれたルート」「楽しかった課題」という観点からピックアップなのであしからず。

ボルダー

瑞牆山

  • ブラックエンペラー 初段
  • 竜王 1級
  • べしみ 二段
  • 阿修羅 初段

小川山

  • 神の瞳 初段 2撃
  • 変人 1級
  • ベヒーモス 1級
  • ギガント 初段

昇仙峡

  • ナルコレプシー 初段
  • パスウェイ 初段

湯河原

  • サンセットダディ 1級
  • ヒールマン 1級

裏御岳

  • めがね 初段

リード

二子山

  • BigMoMo 5.11c

北川

  • 北落師門 5.12a 2撃

城山

  • 生と死の分岐点 5.12a
  • グレーシー 5.11c OS
  • ジャンバラヤ 5.11c
  • チャンディーラサ 5.11a
  • ミウラー 5.11a
  • こんにちはマコロン 5.11b
  • ドロンパ 5.12a

有笠山

  • パスファインダー 5.11b/c
  • 大いなる日々 5.11a OS
  • 緋牡丹博徒 5.12a 2撃

瑞牆山

  • めんたいこ 5.11b
  • オリーブ 5.11c
  • レーザーズエッジ 5.10d
  • 青龍 5.10b
  • 白虎 5.10c
  • ボトレイアン 5.11a
  • オスティカアンティカ 5.11a
  • ボルドー 5.12a 2撃
  • 漁師の娘 5.11c
  • ゾウリムシ 5.11a
  • プラチナム 5.11c
  • キキンバック 5.11d FL
  • 金のわらじ 5.12a

山行

八ヶ岳

  • 裏同心ルンゼ
  • 阿弥陀北稜

那須

  • 桜沢
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穂高連峰

  • 前穂高北尾根Ⅳ峰正面壁 敗退

裏同心ルンゼ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA[photo by Taro Inomata]

 

超絶快晴の八ヶ岳で、裏同心ルンゼ〜硫黄岳周回ルートを登ってきたよ!

パートナーはクライミングギアの新たな地平を“ブッチギリ”で切り拓く、マイスター・タロー。クラック登攀はないので名器タローカムの出番がないのが残念。

足慣らしには最適の定番ルートで快適なアルパインアイスを堪能しました。

 

シーズンイン

img[冬支度]

 
秋のリード・ボルダーシーズンでは「アイス?そういやそんなアクティビティもあったね」的な態度を示しておりましたが、岩が冷たくなってくるとアイゼンを履きたくなるのが人情というもの。

早速タローくんに連絡して予定を詰める。登攀要素のない雪陵ハイクあたりでお茶を濁すつもりだったが、アルパインアイスを提案されるや秒速で鞍替え。

ちなみに某氏から「今シーズンはアイス消極的とか言ってなかったっけ」と突っ込まれたが、もちろん「そんな昔のことは忘れたよ」と即答しておきました。

 

積雪は少なめ

IMG_3796[大同心が奥にそびえる]

当日朝はこの冬一番の冷え込み。とはいえ雪は少ない。美濃戸ー赤岳山荘までのダートも凍結箇所なし。

赤岳鉱泉までは凍結箇所多数だが夏時間と同程度で鉱泉に到着。荷物をデポして裏同心へ向かう。

 

裏同心ルンゼ

IMG_3804[F1 しっかり氷結している]

F1に着くと既に2-3パーティ。大混雑を予想していたが、それほどではなかった。順番を待って登攀開始、タローくんのリードでスタートする。氷柱はしっかりしているが硬すぎず、アックスは打ち込みやすい。

 

IMG_3805[F2 並んでます]

F2はやや渋滞気味。気長に待ってリード交代。1段目は低いのでノープロテクション。2段目のナメ滝に今季初のスクリューを打ち込む。

3段目も一気に抜けたかったが渋滞。ビレイポイント作ってピッチを切る。

流水のしたたるラインは「濡れてるの、大好きなんで(キリッ」と前置きしてタローくんが水線突破。そういえば「アイスクライミングは沢登りの延長線にある」と誰かが言ってたのを思い出す。

 

IMG_3812[F5直下 視界が開けてくる]

F3−F4は同時登攀でF5直下まで一気に抜ける。F3−F4は小振りだったりナメだったりでよくわからんうちに通過。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA[F5 photo by Taro Inomata]

F5でリード交代。スクリュー二本で抜ける。BDとグリベルのスクリューを交互に打ったが、個人的にはBDが刺さりやすくて好きかな。

 

IMG_3816[大同心直下]

OLYMPUS DIGITAL CAMERA[草付きを直登 photo by Taro Inomata]

F5上部から左岸草付きをダイレクトに大同心基部まで詰める。ここでロープを収納。

 

IMG_3828[雪が少ないので浮き石が厄介]

大同心稜へのトレースは積雪量が少なく浮き石が厄介。アイゼンの摩耗が気になる…

 

大同心ルンゼ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA[高度感がいい photo by Taro Inomata]

当初の予定では大同心稜から下降だったが、僕の無言の圧力を感じたか「想定より早いんで、稜線まで抜けましょうか」とタローくん。待ってましたとばかりに大同心ルンゼへ突入。

 

IMG_3842[左手に大同心]

OLYMPUS DIGITAL CAMERA[FIXロープもある photo by Taro Inomata]

岩場主体のルンゼ内はFIXロープもあり快適に高度を稼ぐ。徐々に風が強まるが日差しが強くて熱い。

 

IMG_3853[大同心のピーク]

IMG_3855[上部を詰める]

大きく視界が開けてくるが、もうひと踏ん張りで稜線へ抜ける。風がますます強まる。

 
IMG_3864[遠くに北アルプス]

IMG_3861[富士山タロー]

稜線上は最高の展望、北アルプスがきれいに見渡せる。富士山も安定のクオリティ。ところでサムズアップをバッチリ決めているタローくんだが、彼の親指がガムテープで補修されているのは内緒だ。

 

硫黄岳

IMG_3868[無心で登る]

IMG_3869[横岳-赤岳-阿弥陀岳]

黙々と登り返して硫黄岳へ上がり振り向くと、横岳-赤岳-阿弥陀岳。爆風吹き荒れるイメージの硫黄岳頂上だがこの日は比較的穏やかだった。小休止を入れて長〜い赤岳山荘までの下山へ備えるのであった。

 

Stats

IMG_3875[火口タロー]

というわけでシーズン一発目から会心の山行となりました。久しぶりにアックスを振ったせいか右手が腱鞘炎になってしまったけどすぐに治るでしょう!タローくん、本当にありがとう。

今年はフリーも沢もアルパインも、やりたいクライミングはほぼやり切れた感があります。お世話になった皆様、心からお礼申し上げます。

 
コースタイム

  • 赤岳山荘 06:30
  • 赤岳鉱泉 08:00
  • – 大休止(30分)
  • 裏同心ルンゼF1 08:50
  • 大同心稜合流 11:55
  • – 中休止(20分)
  • 横岳稜線 12:40
  • – 小休止(5分)
  • 硫黄岳 13:30
  • – 小休止(5分)
  • 赤岩の頭 13:50
  • 赤岳山荘 15:50

 

 

ドロンパ☆看板娘

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甲信方面のクライミングシーズンが終わりますれば、伊豆方面の御開帳。

「そうだ、伊豆(城山、城ヶ崎に限る)に行こう!」は我々の業界に於いて常套句にして風物詩。つっても城ヶ崎は一回しか行った事ないんだけどな。

ツヨポン氏と訪れた二間バンドは9月のカサメリのように暖かく、サンサンと陽光に満ちあふれていた。

 

ドロンパ 5.12a RP

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前日までは「かさぶた 5.12c」を触る予定だったが、なんとなく「ドロンパ 5.12a」に魅かれオブザベーション開始。カンテ挟み込み系のボルダリーな感じ。ボルトは5-6本だが全長は短い。なんとなく得意系に思え、「これ2撃できそうすねえ…」と強気の発言が飛び出す。

そしてMOSトライ。カンテ一本目のドローが遠いが気合いでセット。右下のテラスを踏んでガバポッケを取り、完全にカンテに体を移す。カンテを挟み込んで前進していく。下から見ると全てガバに見えていたが、実際は甘いポッケという定番の展開にも怯まず進んでいく。

こいつぁMOSもありえるんじゃねえかとスケベ心がチラついた頃、待ってましたとばかりにバランスの悪いクリップ&核心が出現。良く覚えてないけどその辺でフォール。

軽くムーブを探ってトップアウト。グラウンドアップに拘りたい気持ちもあったが、ひとまずムーブを固めすぎない方向で妥協。

ツヨポン氏の「かさぶた」ビレイ後、2try目に挑む。

 

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と、ここでHIANGLE woman を投入。最近とんと出番がなかった看板娘ですが、そろそろ本腰を入れて育てなければならない。カンテ右側の連続ヒールフックとも相性よさげ。

すると抜群のヒールで順調にカンテ上部に到達。ところが最後の一手が出せずフォール。やはり感覚でこなしたムーブは定着が悪い。「さっきどうやったんだっけ」状態でもう一度確認。グラウンドアップとはなんだったのか。

もう一度「かさぶた」ビレイに戻った後、三度目の正直。

ムーブに体が慣れてしまいクリップを飛ばしそうになるが、修正して核心へ。さすがにヨレているので気を吐きながらテラスに抜ける。無事RP。

ちなみに、右下テラスを使う範囲はクライマーの判断に委ねられるだろう。個人的にはカンテ二本目クリップ直下までが自然な流れだった。

 

かさぶた 5.12c 敗退

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最後に「かさぶた」を触ってみる。12aを3tryした後にやるもんじゃないが、ツヨポンムーブを見てると自分も出来そうな気がする不思議。

すると2,3手も進んだあたりで、「え、甘っ…つーか遠っ!!」と面喰らう。 なんとか突破するが、その後も遠い、悪い、キツイ(傾斜が)の三重苦。見るとやるでは全然違いますな。核心手前で敗退。

 

長いヤツ

ドロンパをワンデイ出来たのは嬉しいが、レストポイントもない短いルートだったのでルートを登った感が少ない。というわけで今度は「イエスタデイワンスモア」とか長〜いヤツを登りたい。もちろんグラウンドアップでな。

んで、今シーズンこそは南壁のマルチピッチを…求むパートナー!