30日間登らないとクライマーはどうなるのか

結論から先に書くと大きなパフォーマンス低下はなかった。

数値的な裏付けはないが保持力、体幹、バランス、コーディネーション、関節可動域は休止前と大差ない感じ。一方で指皮の弱体化は想像以上だった。ちなみに該当期間中は自宅にて自重トレーニングは継続した。

以下、もう少し詳しい報告と雑感。

Stats

具体的な休止期間は5/3-6/6の約一ヶ月。

この間のトレーニングは以下を中1-2日でルーティン。

  • 懸垂10回
  • 腕立て10回
  • バランス系体幹 2-3セット
  • 腹筋系体幹 2-3セット
  • 股関節系体幹 2-3セット

フルセットをハードに行うのではなく、7-8割の強度で継続した。鍛えるより整えるイメージ。余談だが忙しさのせいか体重が1-1.5kgほど減った。
上記を経て6/6に江戸川橋でリニューアルした舟壁をトライ、結果は以下の通り。

  • 若草3 FL
  • 若草F RP
  • 若草E バラし
  • 青H RP
  • 青G OS

休止前から青はOS圏内、若草はRP圏内なのでパフォーマンス低下はほぼ無い。あったとしてもごく僅かだろう。一方、前述したように指皮があっという間に痛くなってしまい3時間が限界だった。また、登り終わった後にタワシで洗おうとしたら非常に痛い。クライマーの手の皮厚すぎだろ。

ちなみに登る前は若草を1本登れたら御の字くらいに考えていたので、2本も登れるとは思いもよらなかったし、指皮が残っていれば3本目も登れた公算が高い。つーわけでパフォーマンス低下は無いと結論付ける。(減量による恩恵を考慮しても)

今後のトレーニング

というわけでパフォーマンス低下が防げたのを喜ぶと同時に、これまでのトレーニングが如何に非効率だったかを直視せざるを得なくなった。

「週一回だと維持はできても強くならない」とか「オフシーズンは週三回以上で登りこむ」みたいな考えを当然のように受け入れていたが、果たして正しいのだろうか。故障のリスクを高めてるだけでトレーニング効果は低いんじゃないだろうか。もっとストレッチとか疲労快復とかコンディショニングにリソースを割いた方がトータルパフォーマンスは上がるんじゃないだろうか。

今回の経験だけで適切なジム頻度を導き出すのは難しいが、それでも週三回はオーバートレーニングだと思う。しばらくは外岩も含めてクライミングは週二回に留めて、残りはレストとコンディショニングに充てたい。楽しいとつい登りたくなるんだけど、自分にとって一番大切なのは外岩なので、ジムで消耗しちゃうのは本末転倒なんだよな。怪我なんてしちゃった日にゃあもう…

という観点をもってやっていこうと思います。

ただし、指皮だけはジム以外に鍛え方がわからないので、情報をお待ちの方は(以下略


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